更新日: 2022.06.23 介護
高級老人ホームの費用はどのくらい? いくら支払えば入れるの?
本記事ではそのような人に向けて、高級老人ホームの特徴をはじめ、入居に必要な費用や、数多くある中から自分に適した施設を選ぶために気を付けるべきポイントなどを、解説します。本記事を読むことで、高級老人ホームの概要や入居に関することが分かります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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高級老人ホームとは?
高級老人ホームは、一般的な老人ホームよりも豪華な設備や食事が提供されたり、手厚いサービスを受けられたりする点が特徴です。
具体的には、施設内にカラオケやフィットネスルームだけでなく、シアタールームやダンスホールなどの設備を備えているところもあります。食事に関しても和食や中華、洋食など、バリエーション豊かで飽きることなく楽しめる内容であるほか、有名ホテルやレストランのシェフが監修した、こだわりのメニューを用意する施設もあります。
また、高級ホテルにあるような家具や内装であったり、部屋も広いスペースが確保されていたりする点も、高級老人ホームならではの魅力といえます。
施設内にクリニックを併設していて、医師や看護師などが常駐している老人ホームもあります。医療や介護のサービスが手厚く、万が一、体調が悪くなってもすぐに対応してもらえるため、安心して日々を過ごすことが可能です。
そのほか、立地環境にこだわりがある施設も多く、交通の便がよい都市部にある場合や、都会の騒がしさから離れてゆっくり過ごしたいという人のために、自然豊かなリゾート地に建てられている場合もあります。
高級老人ホームにかかる費用
高級老人ホームに入居する際にかかる費用は、「入居一時金」と「月額利用料」に分けられます。
入居一時金とは
入居する前に支払う必要のある費用が入居一時金です。施設によって異なりますが、高級老人ホームの場合は、数千万~数億円になることがあります。
ただし、「償却金制度」を取り入れている施設の場合、償却期間内に退去すると、入居一時金として支払った額の一部が返還されます。また、入居一時金のうち、初期償却として、退去時に返金されない金額を設定している施設もあります。
初期償却の割合や償却期間は施設によって異なるため、事前に確認することが大切です。
毎月支払う月額利用料
一方、月額利用料は、施設を利用するために毎月支払う必要のある費用のこと。家賃や食費、光熱費、施設管理費などが含まれています。
高級老人ホームの場合は20万~100万円くらいと、施設によって金額に幅があるため、施設ごとに確認しましょう。
なお、医療サービスや介護サービスにかかる費用は、月額利用料に含まれていないことが多いので注意が必要です。そのほかに施設が提供しているサービスも、月額利用料に含まれているかどうかは、チェックしておきたいポイントです。
入居する高級老人ホームを選ぶ際のポイント
高級老人ホームには、さまざまな施設があります。探す際は入居にかかる費用だけでなく、施設の設備や環境、提供しているサービス内容などを確認することが必要です。
費用に関しては入居一時金のほかに、毎月の利用料を支払わなくてはいけないため、長期にわたって払い続けられるかどうかを確認しましょう。
また、設備や環境についても、自分が重視するポイントを決め、それが満たされているか、自分のライフスタイルに合っているかどうかをチェックすることが大切です。
医療体制や家事代行など、どのようなサービスが提供されているのかを確認することも、快適な生活を送るために必要といえます。
施設によって提供されるサービスが異なるほか、その費用が月額利用料に含まれているかどうかも異なるため、事前に確認するとよいでしょう。
選ぶポイントを確認しつつ、自分に合った高級老人ホームを見つけよう
高級老人ホームは、入居するための費用が高いものの、施設内でも楽しく過ごせるように工夫された設備があり、豪華な食事が楽しめるなど、さまざまな魅力があります。
どのような設備やサービスがあるのかは施設によって異なるため、入居を検討したい施設が見つかった場合は、具体的な提供内容を確認することが大切です。
本記事で紹介したポイントを参考にしつつ、自分に合った施設を見つけましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部