50代からの「終活」! 「棚卸し」で老後に暮らしやすい住まいを手に入れよう

配信日: 2022.06.29

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50代からの「終活」! 「棚卸し」で老後に暮らしやすい住まいを手に入れよう
定年退職の年齢も近づいてきて、老後を意識するようになるのが“50代”です。
 
50代になりますと、老後に向けてお金の流れや身の回りの整理を考えることも増えるでしょう。中でも、家の荷物の整理は老後の暮らしやすさにも直結するため、50代のうちに片付けておくのがおすすめです。
 
本記事では、50代からの片付けについて解説します。どのように身辺整理を行えば良いのか、こつを押さえて行動しましょう。
丸山希

執筆者:丸山希(まるやま のぞみ)

2級ファイナンシャルプランニング技能士

終活に向けた片付けに対する世間の意識

市場調査などを行う楽天インサイト株式会社が2022年1月、全国の20~69歳の男女1000人を対象に実施した「終活に関する調査」によりますと、終活の中で最も興味があることは「家の中の荷物の整理」でした。中でも50代男性で5割以上、50代女性で7割以上の人が、「終活で家の中の荷物を整理したい」と考えています。
 
私物を整理したいと考える理由として、家族への迷惑を考慮するほかにも、自身の病気や老衰した際への備えということが挙げられます。老後の生活が近づいている50代は、自分の持ち物を整理するのに良いタイミングといえるでしょう。
 

50代から荷物整理を始めた方が良い理由

「終活」と聞いて、すでに老後を迎えた70代辺りから始めようと思っている人もいるでしょう。しかし、70代になりますと体力や判断力が衰えて、作業が進まないことも珍しくありません。自分で動ける50代のうちに、老後を見据えた持ち物整理を始めておくことがおすすめです。
 
また、片付けを通して過去の思い出を振り返ることができるなど、自分自身の気持ちの整理もできます。
 
そのほかにも、震災などで家の中が崩壊した際、持ち物が多いと避難が遅れる可能性も考えられます。身の安全のためにも、50代のうちから持ち物を整理しておくのがおすすめです。
 

暮らしやすい住まいのための片付けのこつ

持ち物の片付けは、物が多く挫折しやすいのが特徴です。こつを押さえて行動することで、効率良く老後に向けた片付けを進めることができます。
 

家の中のものを出し仕分けする

老後に向けた片付けでは、家の物をすべて出して定量を測る必要があります。私物を要・不要に選定し、定量内で収まるように片付けましょう。
 
人からもらったものや、家族の誰かが使うかもしれないものは捨てにくいですが、自分軸で選別するのが重要です。第三者ではなく、自分にとって必要かどうかで判断すると、選定しやすくなります。
 

不用品の行先を考える

不用品を“捨てる”と考えると、なかなか作業が進みにくいこともあるでしょう。その場合は、人に譲ることや売る、寄付することも視野に入れてください。新たに使ってくれる人のもとに行くことで、手放しやすくなります。
 

50代で私物を整理して豊かな老後に備えよう

50代は体力的にも余裕があり、老後に向けた荷物整理に適している年代です。
 
荷物と 併せて資産や電子データ(インターネットに登録しているクレジットカード情報)なども整えておくと、より快適な老後生活を送ることができます。ぜひこれを機にに、ご自分の持ち物を棚卸ししてみてください。
 

出典

楽天インサイト株式会社 終活に関する調査
 
執筆者:丸山希
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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