介護のために「リフォーム」を考えてる方必見! 行うべきリフォームとその費用を解説

配信日: 2022.07.08

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介護のために「リフォーム」を考えてる方必見! 行うべきリフォームとその費用を解説
自宅で過ごすときに段差があったり、階段が急だったり、生活に不便さを感じている方も多いことでしょう。年齢を重ねるとより一層、この気持ちを抱くことが多くなります。
 
しかし、自宅をバリアフリーに改装しようとしても、どのような工事をすれば良いのか、どのくらい費用がかかるのか分からなければ、工事のしようがありません。
 
本記事ではバリアフリー工事の参考にしてもらうべく、工事をすべき場所とその工事費用を紹介します。
八木友之

執筆者:八木友之(やぎ ともゆき)

宅地建物取引士、行政書士、不動産コンサルティングマスター

そもそもバリアフリーとは

バリアフリーとは、バリア(障壁)をフリー(除く)にすることを言います。
 
バリアには多くの意味があり、段差があって侵入できないなどの物理的バリア、点字による試験を認めてくれないというような制度的なバリア、バリアフリーの認識不足で設計がなされた街のような意識上のバリアなど、幅広い意味で使います。
 
自宅のバリアフリー工事は、生活障壁を取り除くためなどの物理的バリア解消です。
 

バリアフリー工事をすべき場所

高齢者の事故の約8割が住宅内で起きています。このようなことを考えますと、高齢者が快適に暮らせるように改修することが重要であることが分かります。住宅内でバリアフリー改修工事を行った方が良い場所を3つ紹介します。
 

玄関および玄関先

高齢になってきますと小さな段差でも危険が 伴います。そして、段差が多い場所が玄関です。そのため、玄関先をスロープにする、土間部分に手すりを付けて履物を履いたり、脱いだりしやすくする、玄関先のスペースを有効活用するため引き戸にするなどが工事すべきポイントになります。
 

トイレ

トイレは狭く、介助者が入れない可能性があるため、自力ですべてできるよう改修工事をするべき場所です。和式の場合は、体に負担が大きいため洋式に取り換え、手すりも付けておきましょう。
 

浴室

浴室は介護者が入れる大きさに変更できるのであれば、ユニットバスの拡張を行った方が良いでしょう。また、浴槽の段差が高いと入浴しづらいため、浴槽の高さを低くする、手すりを付ける、滑りにくい床材にする、ヒートショック防止の暖房を入れるなど検討する項目が多い場所です。
 

バリアフリー工事の目安金額

各バリアフリー工事の目安金額を図表1にまとめました。あくまで、目安のためリフォーム工事を行う前には、複数のリフォーム会社より見積もりを取得した上で検討してください。また、住宅の内容によっては、工事が行えない項目もあるため、ご注意ください。
 


 

まとめ

年齢を重ねますと段差がほとんどない場所でもつまずいてしまうことがあります。これは、筋肉の衰えや目の衰えからくるもので、誰しも起こりうることです。
 
つまずくのは大変危険なため、もし自宅がバリアフリーではない状態であれば改修を検討するのも選択肢の1つです。
 
バリアフリー改修は補助制度などに該当した場合、補助を受けられるため、リフォーム会社と打ち合わせをしつつ、バリアフリー改修工事を行うようにしていきましょう。
 

出典

内閣府 平成30年版高齢社会白書(全体版)4生活環境
 
執筆者:八木友之
宅地建物取引士、行政書士、不動産コンサルティングマスター

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