更新日: 2022.10.05 その他老後
老後破産は他人事じゃない!?現役時代から気を付けておきたいことって?
若いうちから資金計画を立てておかないと、最悪の場合「老後破産」してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
そこで、この記事では老後破産とは何か、また老後破産しないために現役時代から気を付けたいことを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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そもそも老後破産とは?
「老後破産」とは、老後の生活資金を捻出できず、貧困によって自己破産しなければならないような状況を指します。日本では高齢化が進んでおり、老後破産が問題視されています。
老後破産してしまう主な原因
老後破産は一見、収入や貯蓄が少ない人にだけ起こる問題だと考えられがちです。しかし、老後破産は誰にでも起こり得る可能性があります。現役時代に十分な収入や貯蓄があったとしても、油断しないよう注意が必要です。
そもそもなぜ老後破産してしまうのか、ここでは主な原因を紹介します。
・収入と生活水準が見合っていない
収入のピークは一般的に40~50代だといわれています。その後年金生活になると、ぐっと収入が落ち込むケースも多いのです。老後はこのような収入が減ることを視野に入れ、なるべく支出を減らすための努力が必要になります。
ところが、生活水準を下げることはなかなか難しいというのが現状です。後先を考えないお金の使い方をしていると、収入とのバランスがとれず困窮してしまう原因につながります。貯蓄も含めてしっかりと毎月の使えるお金を計算し、収入に合わせて生活水準を下げることが必要です。
・ローンなどの費用がかさむ
住宅など返済するローンが残っていると、なかなか貯蓄を殖やせません。年金生活になっても住宅ローンを払い終えていない場合は、生活費を削る必要も出てくるでしょう。また、家賃やマンション管理費、固定資産税など住まいに関する費用は大きな負担となります。
こうした費用を老後支払えるのか、現役時代から考えておく必要があります。難しい場合はローンの整理をする、貯蓄に励むなど対策を講じなければなりません。
老後破産しないために! 今から気を付けるべきこととは
老後破産しないためには、今からできることに取り組む意識が必要です。ここでは、老後破産を避けるために、今から気を付けておきたいポイントをいくつか紹介します。
・収入と支出のバランスを見直す
今すぐ実践できるのが、収入と支出のバランスを見直すことです。無駄を減らして浮いたお金を貯蓄できれば、老後資金に回せます。
例えば、1ヶ月の収入と支出を紙に書き出し、現状を把握するのも良い方法です。特に保険や通信費などは、一度契約するとその後見直しを怠ってしまいがちです。無駄はないか内容を見直し、支出を減らしましょう。
・健康面に配慮する
日頃から健康に気を付けることも重要なポイントとなります。なぜなら、健康でいられれば、その分医療費や介護費の削減につなげられるためです。定期的に健康診断を受けたり、栄養バランスの良い食生活を心がけたりすることがおすすめです。日常的に適度な運動をするのも良いでしょう。
できることから始めて老後破産を防ごう!
日本では高齢化が進み、将来の生活資金に不安を抱く人も少なくありません。
老後破産を回避するためには、若いうちからきちんと貯蓄への意識を高め、対策を講じることが重要になります。収入と支出のバランスを考えて生活をしたり、浮いたお金を貯蓄に回したりするなど工夫しましょう。
また、健康面に気を配ることも大切です。できる対策から始めて、老後破産を防ぎましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部