女性が老後資金として必要と思っている金額はどのくらい?何歳まで働きたいと思ってる?

配信日: 2022.10.31

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女性が老後資金として必要と思っている金額はどのくらい?何歳まで働きたいと思ってる?
2019年に金融審議会 市場ワーキング・グループの報告書「高齢社会における資産形成・管理」の内容を受けて、「老後資金2000万円問題」が大きな話題となりました。これをシビアに受け止めた方も多かったのではないでしょうか。

厚生労働省によると、2021年の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57 歳となっています。仮に60歳で定年となった場合、単純計算すると女性は60歳で定年退職すると、27年生きることになります。少子高齢化が進展し、年金支給開始年齢の引き上げや支給額の引き下げなどが懸念される中、年金だけで生活するのは厳しそうなので、ある程度の老後資金が必要になると思われます。
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半数の人が、老後に向けて必要な貯蓄額は2000〜3000万円と考えている

それでは、実際にどの程度の資金が必要と思われているのでしょう。株式会社Q.E.D.パートナーズは、女性を対象に老後の貯蓄や理想的な暮らしに関する調査を行いましたので、その結果を見ていきましょう。
 
老後に備えた貯蓄はどのくらい必要と思うか聞いたところ、最も多い回答は「2000万円」「3000万円」が同率で24.4%となりました。「老後資金2000万円問題」から、半数の人が老後に「2000万円〜3000万円」くらいは必要であると考えている人が多いようです。次いで「5000万円」(20.6%)、「1000万円」(16.7%)が続きました。
 
5000万円の貯蓄を実現するのは簡単なことではありません。そのためには若い頃から、計画的な資産形成を行う必要があります。
 

「体が動く限り働きたい」という人と、「なるべく早く引退したい」という人が同程度

次に、何歳まで働きたいと思うか聞いたところ、「体が動く限り働きたい」が31.1%でトップとなりました。働いて継続的に収入を得ることはもちろん、社会とのつながりを持ち続けたいと思うのではないでしょうか。
 
逆に、「なるべく早く引退したい」と答えた人も27.8%で二極化しています。十分な資金が用意できていれば、働く必要はありませんよね。他は、現時点で一般的な定年である「60歳まで」が21.1%、雇用延長した「65歳まで」が13.3%となりました。
 

老後リスクは健康とお金。理想の暮らしはお金の心配なく健康でのんびり過ごすこと

「老後リスク」と聞いて、思い浮かぶことを聞いたところ、「病気などの健康面」「老後の資金」という回答が多く見られました。体が動かなくなり働けなくなることや、長生きすることで資金が足りなくなる不安を抱いていることがわかりました。
 
老後の「理想的な暮らし」のイメージを聞いたところ、お金の心配がなく、健康で、自分の好きな場所で好きなことをしてのんびり過ごしたいといったコメントが集まりました。また、何かあった時に手が借りられる老人ホームに入りたいという人もいました。
 
長生きする人が多くなりましたが、のんびり快適に老後を過ごすためには、やはりある程度の資金を用意しておかねばなりません。早くから貯金をしたり、資産運用したりなど準備しておきましょう。また、健康であることが一番です。食事や運動に気を配り、定期的に検診をするなどして老後を健康に過ごしたいですね。
 

出典

厚生労働省 令和3年簡易生命表の概況
株式会社Q.E.D.パートナーズ 女性180人へ「老後の貯蓄・リスク」や「何歳まで仕事をしたいと思うか」についての調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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