70代も70%がスマホを所有している? シニアのスマホ利用、料金を抑えるコツは?

配信日: 2022.11.12

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70代も70%がスマホを所有している? シニアのスマホ利用、料金を抑えるコツは?
モバイル社会研究所が2022年1月に行った調査(調査対象:関東1都6県の60~79歳男女709人)によれば、シニアのスマホ所有率は2015年から右肩上がりの傾向が続いています。
 
2022年には、60代で91%、70代でも70%がスマホを所有しており、シニア世代にとってもスマホは生活に欠かせないアイテムになってきているようですが、若い世代とはスマホの使い方に関して認識の違いもあるようです。
 
今回は、シニアのスマホ利用に関して、家族が知っておきたい注意点や節約方法などについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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シニアが別居家族に連絡するときの手段は?

同調査結果から、シニアの別居家族との連絡手段に関して行われた分析によると、60代では「LINEでのメッセージ」が64%と最も高く、70代では「携帯電話での通話」が55%で最も高い結果となっています。
 
固定電話で別居家族と連絡するシニアの割合は年々下落傾向であり、スマホの普及に伴って固定電話から離れるシニアも多いようです。
 

シニア世代のスマホ所有期間はどれくらい?

スマホは従来の携帯電話とは仕様が大きく異なり、初めてスマホを所有したときは慣れるまでに時間がかかったという人も多いでしょう。
 
同調査の、スマホの所有期間に関する質問への回答は、60代は6割以上がスマホを所有してから5年以上が経過しているようです。つまり、60代のスマホ所有者はスマホの扱い方に慣れている人も多いといえそうです。
 
一方、70代のスマホ所有者の場合、所有から5年以上経過している人は全体の4割弱、3年以内の人が3割程度と、全体的に所有期間には大きなバラつきがみられます。
 
スマホ利用に慣れている人もいれば、まだ所有してから間もなく、使い方や操作に慣れていないシニアも多いかもしれません。その場合は周囲の家族が使い方などサポートをしてあげるとよいでしょう。
 

シニアのスマホの使い方注意点と料金を節約する方法

無料通話アプリを利用すれば、基本的に通話やメッセージのやりとりに料金はかかりません。
 
しかし、いまだ高い割合を占める「通話」は、契約プランによっては通話料金が発生します。スマホを使い始めてからまだ間もないシニアがスマホの使い方に慣れていない場合、通話後に電話を切り忘れてしまうことも少なくありません。その場合、通話料金が大幅に加算されてしまうので、通話はなるべく無料通話アプリに統一するなど、家族間でしっかり対策しておきたいところです。
 
また、家族で同居していなくても、契約プランによっては家族割が適用できるものもあります。
 
特に、シニア世代は通話目的でスマホを利用していることが多いので、契約プランを通話に特化したものに変更することを考えてみてもよいでしょう。スマホでインターネット検索やニュース閲覧をほとんどしないのであれば、大手キャリアから格安SIMへの乗り換えも一考の余地があります。
 
使い方に合ったプラン変更によって、スマホ料金を大幅に減らすことも十分に可能です。
 

シニアにもスマホは当たり前!スマホ関連の詐欺に注意

今やスマホはシニア世代にとっても当たり前のように所有しているモバイル端末です。
 
スマホの扱いに慣れているシニアも増えてはいますが、家族としては、ワンクリックによる詐欺や歩きスマホによる転倒など、親世代がスマホを持つことで心配事が増える場合もあります。
 
不審なメールの情報は家族で共有するなど、スマホが発端で詐欺や事故などに巻き込まれないよう、しっかり対策しておきましょう。
 

出典

モバイル社会研究所 シニアのスマホ所有率さらに上昇 60代9割、70代7割を超える(2022年4月11日)
モバイル社会研究所 シニアの別居家族との連絡 調査開始以来初最も多い方法が変わる 60代携帯電話での通話からLINEメッセージ、70代固定電話から携帯電話での通話(2022年9月8日)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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