持ち家の処理に困っているなら、リースバックがおすすめ? その理由とは?
配信日: 2022.11.26 更新日: 2022.11.28
今回は、リースバックの特徴やメリットについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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リースバックについて
リースバックには、現在住んでいる家を売却して現金を確保できる効果がありますが、それだけでなく、売却した家に継続して住み続けられるのが特徴です。住んでいる家をリースバック業者に売却した後は、賃貸契約を結んで毎月家賃を支払うことになります。
売却をした後も慣れ親しんだ家に住めるだけでなく、引っ越しをしなくてよい点も大きな魅力です。生活において変化が生じるのは、住んでいる家が持ち家であるか賃貸物件であるかの違いといえます。
注意点としては持ち家を売却した後、契約によっては、希望どおりの期間住み続けられるとは限らないという点です。
リースバックを検討する際には、契約条件について確認をして、少しでも不明な点や不安な点があれば担当者に確認しましょう。
リースバックのメリットについて
リースバックは、現金を確保して老後資金などに備えられるほか、売却した家に継続的に住み続けられる以外にも、さまざまなメリットがあります。
具体的なメリットについて、いくつか解説します。
1.住宅ローンの不安を解消できる
不動産購入の際には住宅ローンを利用するのが一般的ですが、契約期間が30年か35年のケースがほとんどです。定年後に住宅ローン返済が残っていて生活が苦しい場合は、リースバックを活用すると、不安を解消できるかもしれません。
リースバックは、売却して手に入った現金を住宅ローン返済に充てられるケースもあります。住宅ローンを完済すれば負担も少なくなるでしょう。
注意点としては、先に住宅ローンを契約している金融機関に相談し、返済までにどのような段階を踏む必要があるかを確認することです。
2.持ち家の所有で発生するコストとリスクがなくなる
持ち家を所有していると固定資産税などのコストや、災害などで不動産価値が減少するリスクを負っています。
しかしリースバックを活用すれば、新しい所有者が持ち家を所有するコストとリスクを負うことになるため、さまざまな負担が軽減されるでしょう。
3.すぐに現金化ができる
リースバックはリースバック業者が不動産買い取りをするので、現金化までに時間がかかりません。仮に一般的な方法で不動産売却を行うと、数ヶ月から数年かかるケースは珍しくありません。
すぐに現金化ができるため、手元資金が少ない不安や買い手が見つからない不安などを解消できます。
まとめ
リースバックは持ち家を売却しても住み続けられるため、基本的な生活は変えずに、老後資金や住宅ローンに充てられる現金の確保が可能です。また、持ち家を所有するコストやリスクなどからも解放される利点もあります。
老後資金などで困っているなら、リースバックを視野に入れるのもよいでしょう。
出典
国土交通省 住宅のリースバックに関するガイドブック
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部