定年退職後、退屈になってきたら「再就職」も検討すべき? 65歳以降の働き方って?

配信日: 2022.12.11 更新日: 2022.12.12

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定年退職後、退屈になってきたら「再就職」も検討すべき? 65歳以降の働き方って?
定年退職後、男性の方を中心に、毎日が暇で退屈といった相談を受けることがあります。定年後、退屈になってきたら再就職も検討すべきなのでしょうか。また、その場合どのような働き方を目指すといいのでしょうか。
 
今回は、定年後の再就職について考えていきます。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

定年後退屈なら再就職するべき?

定年後、毎日が退屈で仕方ないのであれば、再就職について検討してみてもいいかもしれません。とはいえ、老後資金に困っているなどお金を必要とする事情がなければ、急いで再就職することもないでしょう。
 
人生は仕事だけではありません。家族との交流の時間を増やしてみたり、スポーツや創作活動にいそしんでみたりするなど、人生を豊かにするために時間をかけることや、何か新しい趣味を探してみることもできます。これを機に、定年前にやりたかったことや若いころに好きだったことを、もう一度始めてみるのもいいかもしれません。
 
それでも時間が余る方や、特にやりたいこともなく毎日が退屈だと感じる方は、再就職を検討してみましょう。
 

65歳以降の働き方って?

65歳以降の方が再就職をする場合、大きく分けて3つの働き方が想定できます。

●起業する
●正社員として再就職する
●パートやアルバイト、シルバー人材として働く

それぞれの働き方について、メリット・デメリットを含めて考えていきます。
 

起業する

人脈や資金、得意なスキルがあったり、やりたいことがあったりする場合、起業してみるというのも一つの手です。起業し経営者となることで、今までとは物の見方や仕事に対する考え方が変わり、第二の人生を謳歌できる可能性もあります。
 
ただし、起業には、収入が思うように得られない期間が長く続く可能性や、事業に失敗して多額のお金を失ったり、負債を負ったりする可能性がある、というリスクも伴います。
 
それでも、定年前とはまた違う視点から仕事ができるという点は魅力的です。年金収入がある分、収入確保についてのハードルが下がるという場合は、起業を考えてみるのもよいでしょう。
 

正社員として再就職する

なかなか難しいかもしれませんが、これまでの経歴や保有するスキルなどによっては、65歳以降も正社員として再就職できる可能性があります。この場合、比較的安定した収入を得ることができますし、体力が許す限り現役時代のようにバリバリ働くことも可能になります。
 
ただし、65歳以降の再就職は容易ではありません。仕事に就くまで多少時間がかかるかもしれないこと、望む条件では働けない可能性があることも覚悟しなければなりません。
 

パートやアルバイト、シルバー人材として働く

最も現実的な働き方として、パートやアルバイト、シルバー人材として働く方法があります。この場合、責任や裁量ある仕事を任されることや、多くのお金を稼ぐことは難しいかもしれませんが、比較的容易に働き先を見つけることができます。
 
また、短時間勤務や特定の曜日のみの勤務など、働き方に融通を利かせやすいことから、体力面やプライベート面との折り合いもつけやすいでしょう。
 

定年後、退屈であれば再就職もアリ

定年退職後、特にやることもやりたいこともない毎日を過ごしているという状況であれば、再就職を検討するのもよいでしょう。しかし、働くことだけが人生ではありません。
 
再就職だけではなく、趣味や娯楽なども含めた幅広い視点から、どうしたら老後の人生が充実するか考えてみることをおすすめします。そうしてよく考え、導き出した答えを選択すれば、きっと老後も充実した日々を送ることができるでしょう。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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