更新日: 2023.07.22 セカンドライフ
定年退職後、老後の人生は40年!? 生活費の不安に備える5つの手段とは
この記事では、生活費の不安の原因を考察し、それに備える代表的な手段を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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定年退職後の不安とは?
定年退職を迎えた後、一体、何が私たちを不安にさせるのでしょうか。
主な問題としては「生活費」です。働き盛りの間は給与によって生活を維持することができますが、定年を迎えると、収入源は大幅に変化します。この期間は、年金や退職金、貯蓄などが主な収入となりますが、その額は現役時代の収入に比べて圧倒的に少なくなります。
総務省の家計調査によると、平均的な老後生活費は、夫婦2人で月に約25万円といわれています。一方で、平均的な年金収入は月約22万円。明らかに、年金だけでは生活費を賄うことは難しい状況が浮き彫りとなります。
さらに、健康状態の変化による医療費や介護費用の増大など、新たな出費も見込まれます。これらの問題をどう解決するかが、老後の安定に直結します。
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生活費の不安に備える5つの手段
ここでは、生活費の不安に備えるための代表的な手段を紹介します。
・老後資金の計画
まずは必要な生活費を計算し、老後資金の目安を立てましょう。毎月の出費や予想される医療費などを想定し、準備する資金額を算出します。例えば上記の例でいえば、月額25万円に医療費を加えた額が考えられます。
・貯蓄と投資
退職前から積極的に貯蓄を行い、投資による資産運用も視野に入れることが重要です。現在、日本では貯蓄の金利による資産の増加が期待できないため、投資に注目が集まっています。たしかに投資にはリスクがありますが、高い利回りが期待できることも多く、資産形成の一つと考えられるでしょう。
・健康管理
医療費の増大を防ぐためには、日頃から健康管理に努めることが求められます。適度な運動やバランスの良い食事は、高齢期の健康を支えます。近所の公園でのウォーキングや、旬の野菜を取り入れた食事などが有効です。
・保険の見直し
自身の生活状況に合った保険を選択し、必要な保障を得ることも大切です。例えば、高齢者向けの医療保険では、入院時の自己負担を軽減することができます。
・フリーランスやパートタイムでの収入
自身のスキルや経験を活かして働くことも一つの手段です。生活費を賄うだけでなく、社会参加の場としても機能します。例えば、元教師なら塾講師として、元営業なら接客業など、スキルを活かしながら収入を得る機会を探しましょう。
老後の生活費の不安を打ち消すには計画性を持った対処が鍵に
老後の生活費への不安は、その解決策を見つけ出すことで、克服することが可能です。
まず、必要な生活費を計算し、そのための資金を計画的に準備します。さらに、貯蓄と投資で資産を増やし、健康管理に努めることも重要です。保険を見直したり、必要であれば働くことも検討します。
これらの手段を講じれば、生活費の不安が解消され、安心した老後を迎えましょう。
出典
金融広報中央委員会 知るぽると お金という観点から考える60歳以降の人生設計
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー