更新日: 2023.09.26 介護
「子どもに迷惑をかけたくない…」自分たちの老後費用としていくら用意しておけば安心?
自分たちに、いつ介護が必要になるのか分からないからこそ、余裕ある老後資金を用意しておくと安心です。
そこで今回は、介護費用として必要な金額と、介護保険で軽減できる金額について、解説します。介護について気になっている人は、ぜひ最後までお読みください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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介護費用の平均
生命保険文化センターの「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、月々の介護費用は、平均8万3000円というデータがあります。そのほかにも、住宅改造や介護用ベッドの購入費などの、一時的に発生する費用の合計は、平均74万円とのこと。
また介護費用は、施設か在宅かによっても異なります。在宅での介護費用(月額)は、平均4万8000円で、施設を利用した場合は、平均12万2000円かかるとされています。
平均介護期間は約5年 介護費用はいくらになる?
同調査にて、介護期間の平均はおよそ5年1ヶ月との結果が出ました。4〜10年未満が最も多く31.5%、次いで10年以上(17.6%)、3~4年未満(15.1%)と続きます。平均介護期間を5年として、在宅と施設のそれぞれでかかる費用について、計算してみました。
・在宅:288万円(年間57万6000円)
・施設:732万円(年間146万4000円)
介護を受ける場所とか、介護を受ける人の介護度や生活スタイルによっても、費用には差が生じます。
介護保険制度で介護費用の負担を軽減できる
介護保険制度を活用することで、介護にかかる費用が原則1割負担(所得に応じて2割か、3割負担となることもあります)となります。なお、居宅サービスを利用する場合には、介護度によって支給限度額が異なり、限度額を超えた分は自己負担となります。
表1
介護度 | 支給限度額 |
---|---|
要支援1 | 5万320円 |
要支援2 | 10万5310円 |
要介護1 | 16万7650円 |
要介護2 | 19万7050円 |
要介護3 | 27万480円 |
要介護4 | 30万9380円 |
要介護5 | 36万2170円 |
※厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索 サービスにかかる利用料」をもとに筆者作成
介護保険制度を利用するには、まず要支援・要介護認定を受ける必要があるため、市区町村にて手続きを進めましょう。
介護が必要になったときに備えて早めに老後資金を準備しよう
老後資金は、生活をするためのお金だけではなく、万が一のことを考えて、介護費や医療費に回せる分も確保しておくと安心です。介護保険制度が利用できたとしても、介護期間が長くなれば、その分費用がかさみます。
自分が将来どうなるか分からないからこそ、早めの資金準備が必要といえるでしょう。
出典
公益財団法人 生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(170・173・174ページ)
厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索 サービスにかかる利用料
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