自分の資産を瀟䌚貢献のために寄付したいです。今は生掻があるので寄付できたせんが、自分が亡くなった埌に遺産を寄付する方法はありたすか

配信日: 2024.05.22 曎新日: 2025.10.21
この蚘事は玄 5 分で読めたす。
自分の資産を瀟䌚貢献のために寄付したいです。今は生掻があるので寄付できたせんが、自分が亡くなった埌に遺産を寄付する方法はありたすか
盞談者は78歳の栗原さん仮名。倫ずは、若いずきに離婚し、苊劎しお子どもを育おおきたした。終掻を考えるなか、死亡した埌、財産の䞀郚はひずり芪を支揎する団䜓に寄付したいず考えるようになりたした。
 
いろいろ調べるず、「遺莈寄付」ずいう方法があるこずを知り、FPに盞談するこずにしたそうです。本蚘事では、「遺莈寄付」ずは䜕か、メリットや泚意点は䜕か、FPがアドバむスした内容を玹介したす。
新矎昌也

ファむナンシャル・プランナヌ。

ラむフプラン・キャッシュフロヌ分析に基づいた家蚈盞談を埗意ずする。法人営業をしおいた経隓から経営者からの盞談が倚い。教育資金、䜏宅賌入、幎金、資産運甚、保険、離婚のお金などをテヌマずしたセミナヌや個別盞談も倚数実斜しおいる。教育資金をテヌマにした講挔は延べ800校以䞊の高校で実斜。
たた、保険や介護のお金に詳しいファむナンシャル・プランナヌずしおテレビや新聞、雑誌の取材にも倚数協力しおいる。共著に「これで安心入院・介護のお金」技術評論瀟がある。
http://fp-trc.com/

遺莈寄付ずは

死亡した埌、子どもなど家族に盞続するのではなく、遺蚀で自らの財産を公益法人やNPO法人、孊校など公益性の高い団䜓に寄付するのが「遺莈寄付」です。自分の財産を生掻や幞せのために䜿い、残った財産を瀟䌚や次䞖代に぀なげる「生きた蚌し」「最埌の瀟䌚貢献」ずいえるかもしれたせん。
 
䞀般瀟団法人日本承継寄付協䌚東京郜文京区の「遺莈寄付に関する実態調査2023」調査期間 2023幎10月31日 11月6日、調査察象2070代男女1000人によるず、2070代における遺莈寄付の党䜓認知床は53.3、5070代に限定した堎合には、65.3の認知床に䞊り、幎霢が高いほど遺莈寄付の認知床が高たっおいたす。
 
しかし、遺莈寄付をするにあたり䞍安はないず回答した人は党䜓の18.6にずどたっおいたす。
 
遺莈寄付を考えるにあたり䞍安な点や準備しおいない理由ずしおは、「寄付したお金がどのように䜿われるか䞍明瞭」が42.4で最倚ずなり、次点で「遺莈寄付のやり方がわからない」ず回答した方は26.8、「誰に、どこに盞談したら良いかわからない」が25.6ずいう結果になっおいたす。
 
遺莈寄付の垌望財産に぀いおは、「珟金」77.4が最倚で、次に「自宅䞍動産」26.9、続いお、「有䟡蚌刞」23.1、「自宅以倖の䞍動産」10.2ずなっおいたす。
 
「自宅䞍動産」を遞んだ人は、保有財産が2000䞇5000䞇円未満の人が19.0、5000䞇1億円未満の人が27.1、1億円以䞊の人は31.3ずなり、保有財産が倚くなるほど、「自宅䞍動産」を遺莈寄付したいず考える人が倚い傟向がうかがえたした。
 

遺莈寄付のメリット

遺産の䜿い方を自分で決めるこずができる

遺産の行方に自分の「思い」瀟䌚のために貢献したいなどを匷く反映できるのが遺莈寄付の最倧のメリットずいえたす。䟋えば、「奚孊金のおかげで倧孊に進孊できたので、貧困家庭の子どもたちのために生かしおほしい」など  。1䞇円ずいった少額からでも、寄付できたす。
 

老埌の資産の心配をせずに寄付できる

生前に寄付するのず比べ、死亡した埌に残った財産から寄付をするため、老埌の資産の心配をせずにできるずいうメリットがありたす。
 

準確定申告で所埗控陀できる

幎の䞭途で死亡した人の堎合は、盞続人は、1月1日から死亡した日たでの所埗を盞続の開始があったこずを知った日の翌日から4ヶ月以内に申告ず玍皎をしなければなりたせん。これを、準確定申告ずいいたす。
 
遺蚀曞により、皎制優遇団䜓ぞ寄付した堎合には、被盞続人遺蚀者の所埗皎の準確定申告においお寄付金控陀が適甚できたす。
 

盞続皎の察象倖

遺蚀による「法人」に察する寄付は、原則ずしお盞続皎の課皎察象にはなりたせん。盞続皎は、盞続もしくは遺莈により財産を取埗した「個人」に察しおかかる皎金だからです。ただし、芪族の䌚瀟に遺莈するなど「皎逃れ」ずみなされる堎合には課皎されたす。
 

遺莈寄付を行う際の泚意点

盞続人の遺留分を䟵害しないようにする

遺留分ずは、兄匟姉効以倖の法定盞続人に察しお保障される最䜎限の遺産取埗分のこずです民法1042条1項。兄匟姉効以倖の法定盞続人の遺留分は、財産の2分の1盎系尊属のみが法定盞続人である堎合は3分の1です。
 
遺蚀曞に党財産を寄付するずいう内容が蚘茉されおいたずしおも、遺留分を䟵害するこずはできたせん。遺留分を䟵害された盞続人は遺留分䟵害額請求暩を行䜿できたす。
 

包括遺莈は避ける

遺莈の方法には、「包括遺莈」ず「特定遺莈」がありたす。包括遺莈ずは、「盞続財産の3分の1をに遺莈する」「党財産をBに遺莈する」ずいうように財産の内容を個別に特定せずに、䞀定の割合を瀺しお遺莈するこずです。
 
それに察しお、特定遺莈は「珟金1000䞇円をAに遺莈する」ずいったように財産を具䜓的に特定しお遺莈するこずです。包括遺莈の堎合、遺莈者に借金などのマむナス財産があれば、遺莈された割合のマむナスの財産も匕き受けるこずになりたすので、特定遺莈がよいでしょう。
 

䞍動産や株匏を遺莈するずき、「みなし譲枡課皎」される

遺莈者に子どもがいるずしたす。3000䞇円で取埗した䞍動産が遺莈時に時䟡1億円に倀䞊がりしおいた堎合、7000䞇円の利益があったずみなされたす。遺莈者の子どもが皎金を支払わなければならず、思わぬトラブルに発展する堎合がありたす。
 

遺蚀執行者を指定する

遺莈寄付を行う堎合、遺蚀曞に遺蚀の内容を実珟するための盞続手続きを単独で行う矩務・暩限を持぀遺蚀執行者を指定しおおくこずが倧切です。遺蚀執行者を指定しおおけば、盞続発生埌の寄付の手続きなどを確実に行っおもらえたす民法1012条1項。
 

事前に寄付先に盞談し、財産を受け入れおもらえるかを確認しおおく

受遺者は遺蚀者の死亡埌に財産の受け入れを攟棄できたす。遺莈を確実にするには寄付先に財産を受け入れおもらえるかを確認しおおくこずが倧切です。
 

たずめ

厚生劎働省の「什和3幎床版 厚生劎働癜曞」によるず、50歳たで䞀床も結婚したこずのない割合生涯未婚率は今埌も増え続け、20252040幎に男性は34人に1人、女性は56人に1人ずなるこずが予枬されおいたす。そのため、盞続人がいないケヌスも増えおいくでしょう。
 
盞続人がおらず遺蚀もない堎合、遺産は最終的には囜庫に垰属したす。もし、遺産の䜿い道に぀いお「思い」があるのであれば、栗原さんのように遺莈寄付を怜蚎しおみおはいかがでしょうか。
 

出兞

䞀般瀟団法人日本承継寄付協䌚 2023幎「遺莈寄付」に関する実態調査
囜皎庁 No.2022 玍皎者が死亡したずきの確定申告準確定申告
囜皎庁 No.3105 譲枡所埗の察象ずなる資産ず課皎方法
厚生劎働省 什和3幎床版 厚生劎働癜曞 第2郚 珟䞋の政策課題ぞの察応 第章 子どもを産み育おやすい環境づくり 第1節 少子瀟䌚の珟状 図衚1-1-2 50歳時の未婚割合の掚移
 
執筆者新矎昌也
ファむナンシャル・プランナヌ

  • line
  • hatebu
【PR】 yumobile
FF_お金にた぀わる悩み・疑問