実家の電気代が「月2万3000円」もかかっていました。父は「普通だ」と言いますが、高齢者世帯の平均はいくらくらいなのでしょうか?

配信日: 2026.04.08
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実家の電気代が「月2万3000円」もかかっていました。父は「普通だ」と言いますが、高齢者世帯の平均はいくらくらいなのでしょうか?
「実家の電気代が月2万3000円もかかっている」そんな話を聞くと、思わず「高すぎでは?」と心配になる方もいるでしょう。しかし、高齢の親にそのことを伝えても「普通だよ」とあまり気にしていない場合もあります。果たして、この金額は本当に一般的なのでしょうか。
 
本記事では、高齢者世帯の平均的な電気代を確認しながら、電気代が高くなりやすい理由と、家計に負担をかけない見直しのポイントを紹介します。
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実家の電気代「月2万3000円」は高い? 高齢者世帯の全国平均と家計への影響

実家の電気代が月2万3000円と聞くと、「高すぎるのではないか」と驚く方も多いのではないでしょうか。特に高齢の親御さんが「普通だ」と言い張る場合、本当にそれが妥当な支出なのか、判断に迷うかもしれません。
 
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯 2025年」によると、60歳以上の二人以上世帯における平均的な1ヶ月の電気代は1万3447円です。季節変動を考慮しても、月2万3000円という数字は平均を大きく上回っている可能性が高いと考えられます。
 
家計において、光熱費のような固定費の増加は、将来に向けた資産形成に影響を及ぼす要因のひとつといえます。例えば、月1万円の差は年間では12万円となり、中長期的に見ると家計への負担は小さくありません。
 
そのため、単に金額の大小だけで判断するのではなく、現在の電気代が今後の生活設計や資産形成にどのように影響するのかという観点から、家族間で冷静に整理していくことが重要といえるでしょう。
 

なぜ高齢者世帯の電気代は高くなりがち? 見落としがちな3つの要因

では、高齢者世帯の電気代が高くなる理由は何でしょうか? 単なる浪費ではなく、そこには高齢者特有の事情が隠れていることが多いと考えられます。
 
第一に「在宅時間の長さ」です。現役世代とは異なり、日中も自宅で過ごす時間が長ければ、その分だけ照明やエアコンの使用時間が増加します。
 
第二に「家電の経年劣化」です。10年以上前に購入した冷蔵庫やエアコンは、最新モデルと比較して消費電力が大きい傾向があります。
 
第三に「健康維持の観点からの冷暖房使用」が挙げられます。高齢者の場合、急激な温度変化による体調不良やヒートショックのリスクを避けるため、エアコンを長時間使用するケースも見られます。このような支出は、生活費であると同時に健康維持のための必要な費用と捉えることもできます。
 
こうした背景を踏まえずに単に「電気代が高い」と指摘するだけでは、十分な理解を得られない可能性があります。まずは現在の支出にどのような理由があるのかを整理し、状況を共有したうえで見直しを検討することが、円滑な対応につながると考えられます。
 

親を説得して家計を守る! 無理のない電気代見直し方法

ここでは、納得感のある見直しを進めるための方法をいくつかご紹介します。
 
まず検討したいのは、契約している電力会社や料金プランの見直しです。高齢者世帯では、長年同じ電力会社を利用し続けているケースも見られます。そのため、比較サイトなどを活用し、現在の契約内容が市場水準と比べて適切かどうかを確認することが、電気代の見直しにつながる可能性があります。
 
次に、「家電の効率チェック」です。例えば、古い照明をLEDに交換するだけで、消費電力を下げられるケースがあります。これは親にとっても「電球交換の回数が減る」というメリットがあり、受け入れられやすい提案でしょう。
 
また、季節ごとの電気代の変動を親と一緒にグラフ化して確認するのも効果的です。客観的なデータで見れば、納得して温度設定を見直すきっかけになるでしょう。「節約」ではなく「快適かつ無駄なく過ごす」というポジティブなアプローチで、親の生活習慣を一緒にアップデートしていくことが大切です。
 

電気代の適正化は「親の安心と健康」にもつながる大切な資産形成

実家の電気代を見直すことは、単なる節約以上の意味を持ちます。それは、家計の健全化を通じて親の老後資金を守り、さらに最新の家電や住環境の改善によって、親の健康と安心を守ることにもつながるからです。
 
今回確認した通り、月2万3000円という支出は、平均値と照らし合わせれば改善の余地がある数値です。しかし、無理な我慢を強いる必要はありません。電力プランの最適化や、家電の買い替えによる長期的コスト削減など、親の負担にならない「賢い選択」を提案してみてください。
 

出典

e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号3-2 世帯主の年齢階級別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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