年金生活なのに、夫はゴルフや飲み会に毎月「5万円」使っています…。私はスーパーの値引き品ばかり選んで生活費を切り詰めていますが、老後資金をこんなに使って大丈夫なのでしょうか?

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年金生活なのに、夫はゴルフや飲み会に毎月「5万円」使っています…。私はスーパーの値引き品ばかり選んで生活費を切り詰めていますが、老後資金をこんなに使って大丈夫なのでしょうか?
年金生活になると、現役時代より収入が限られるため、お金の使い方に不安を感じる人は少なくありません。特に、自分は食費を切り詰めているのに、配偶者がゴルフや飲み会などの趣味に毎月数万円を使っていると、「このままで老後資金は足りるのだろうか」と心配になるでしょう。
 
実際のところ、年金生活の家計はどのような状況なのでしょうか。この記事では、総務省統計局の家計調査データを参考にしながら、趣味への支出と老後資金のバランスについて分かりやすく解説します。
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年金生活の夫婦は毎月どれくらい使っている? 平均的な家計収支を確認

老後のお金について考える際は、まず平均的な家計状況を知ることが大切です。
 
総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯では、実収入は月額約25万円、消費支出と非消費支出は合計約30万円となっています。多くの世帯で毎月一定額の赤字が発生している状況です。
 
つまり、年金だけで生活費を完全にまかなうことが難しく、預貯金などを取り崩しながら生活している世帯も珍しくありません。
 
そのため、「年金生活だから趣味にお金を使ってはいけない」というわけではありませんが、支出が収入を上回り続ける状態には注意が必要です。
 
特に近年は物価上昇の影響で、食料品や日用品の負担が増えています。現役時代と同じ感覚でお金を使っていると、思った以上に資産が減る可能性があります。まずは家計全体の収支を把握することが重要です。
 

夫のゴルフや飲み会に毎月5万円は多い? 家計への影響を考える

夫がゴルフや飲み会に毎月5万円使っている場合、その金額だけを見ると決して小さくありません。
 
年間にすると60万円になります。もし10年間続けば600万円です。老後資金の取り崩しが続いている家庭では、将来の生活に影響を与える可能性があります。
 
ただし、本当に問題かどうかは家計全体で判断する必要があります。
 
例えば、年金収入のほかに十分な預貯金があり、毎月の生活費を差し引いても余裕がある場合は、趣味への支出が必ずしも悪いとはいえません。ゴルフや友人との交流は健康維持や生きがいにつながる面もあります。
 
一方で、妻が食費を削るために値引き品ばかり選び、必要な買い物まで我慢している状況であれば、家計のバランスが崩れている可能性があります。
 
大切なのは、「趣味に使う金額が高いか安いか」ではなく、「夫婦のどちらかだけが我慢していないか」という視点です。老後の生活では、お金だけでなく生活の満足度も重要です。夫だけが趣味を楽しみ、妻だけが節約を強いられる状態は、将来的に不満やストレスにつながる可能性があります。
 

老後資金を減らし過ぎないために夫婦で話し合いたいポイント

老後資金への不安がある場合は、まず夫婦で家計の現状を共有しましょう。具体的には、毎月の収入、支出、預貯金残高を確認し、「あと何年生活できるのか」を大まかに計算してみることが大切です。
 
例えば、毎月3万円の赤字であれば年間36万円、毎月5万円の赤字であれば年間60万円の資産取り崩しになります。数字で確認すると、将来への影響が見えやすくなります。
 
そのうえで、夫婦それぞれが自由に使えるお金を決める方法も有効です。
 
例えば、毎月の趣味代を夫婦それぞれ2万円から3万円程度に設定し、それ以上使う場合は相談するというルールを作れば、一方だけが不満を抱える状況を避けやすくなります。
 
また、節約も無理をし過ぎないことが大切です。食費を削り過ぎて健康を損ねれば、将来的に医療費が増える可能性があります。値引き品を活用することは良い方法ですが、栄養バランスや生活の質まで犠牲にしないよう注意しましょう。
 

年金生活では趣味と生活費のバランスが大切

夫がゴルフや飲み会に毎月5万円使っていることが直ちに問題とは限りません。しかし、家計が赤字で預貯金の取り崩しが続いている場合は、将来の生活に影響する可能性があります。
 
総務省統計局の家計調査でも、多くの高齢夫婦世帯は年金収入だけでは支出をまかない切れず、資産などを活用しながら生活している実態がみられます。
 
だからこそ大切なのは、趣味をやめることではなく、夫婦が納得できるお金の使い方を見つけることです。現在の収支や資産状況を確認し、お互いの楽しみと生活費のバランスを話し合うことで、老後資金への不安を減らしながら充実した老後生活を送りやすくなるでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2025年(令和7年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2025年-(18ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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