「セカンドライフ」で選ばれやすい仕事ランキング。定年後の働き方と収入の現実を調査

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「セカンドライフ」で選ばれやすい仕事ランキング。定年後の働き方と収入の現実を調査
定年後の生活を考えるとき、仕事を続けるかどうかは大きなテーマです。年金だけで暮らせるのか、毎日をどう過ごすのか、体力に合う仕事はあるのかなど、不安を感じる人も多いでしょう。
 
最近は、収入を補うためだけでなく、社会とのつながりや生活の張り合いを求めて働く人も増えています。そこで本記事では、セカンドライフで選ばれやすい仕事や、定年後の収入の現実について解説します。
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定年後に働く人は増えている

定年後も働くことは、今では珍しい選択ではありません。
 
内閣府の「令和8年版高齢社会白書」によると、65歳以上の就業者数は22年連続で増えています。令和7年の就業率は、65~69歳で54.5%、70~74歳で36.2%、75歳以上で12.6%です。
 
背景には、健康なうちは働きたいと考える人が増えたことや、年金収入だけでは不安を感じる人が多いことがあります。企業側でも人手不足を補うため、シニアを採用する動きが広がっています。
 
ただし、定年後の働き方は現役時代と同じではありません。「令和8年版高齢社会白書」によると、役員を除く雇用者のうち非正規で働く人の割合が、男性は65〜69歳で64.9%、女性は83.7%となっています。そのため、収入は下がりやすく、仕事を選ぶときは「いくら稼げるか」だけでなく「無理なく続けられるか」も大切です。
 

セカンドライフで選ばれやすい仕事ランキング

本章では、「令和8年版高齢社会白書」で示されている65歳以上の就業状況や、シニア向け求人で見かける機会が多い職種を参考に、筆者が「セカンドライフで選ばれやすい仕事」として整理したランキングを紹介します。
 
未経験から始めやすいか、短時間勤務がしやすいか、定年後の生活に取り入れやすいかといった観点をもとに選びました。
 

・1位:マンション管理員

業務は受付や巡回、清掃、住民対応などが中心で、長年の社会経験を生かしやすい仕事といえます。住民や業者と接する機会もあり、人や地域との関わりを感じながら働きたい人に向いています。
 

・2位:清掃スタッフ

オフィスや商業施設、学校、病院など働く場所が多く、短時間勤務の求人も見つけやすい傾向があります。早朝や午前中だけ働ける場合もあり、午後を趣味や家族との時間に使いやすくなる点も魅力でしょう。
 

・3位:警備員

施設警備や駐車場警備などがあり、シニアの採用も多い職種です。立ち仕事が多い場合は体力が必要ですが、勤務日数を調整しやすい求人もあります。責任感を持って働ける人に向いているでしょう。
 

・4位:販売・接客スタッフ

スーパー、コンビニ、ホームセンターなどで働く人が多く、身近な場所で求人を探しやすい仕事です。「令和8年版高齢社会白書」でも、65歳以上の就業者は「卸売業・小売業」が131万人で最も多いとされています。
 
お客さま対応や品出し、レジ補助などが中心で、地域の人と関わりながら働けます。また、短時間勤務の募集も多く、生活に合わせやすい点も魅力です。
 

・5位:介護補助・送迎スタッフ

介護施設では、配膳や清掃、見守り、送迎など、資格なしで始められる業務があります。「令和8年版高齢社会白書」によると、「医療、福祉」で働く65歳以上の人は122万人で、10年前の約2.1倍に増えています。体力や安全面への配慮は必要ですが、感謝される場面も多く、やりがいを感じやすい仕事といえるでしょう。
 

定年後の仕事は収入より続けやすさも大切

定年後の収入は、現役時代より少なくなるのが一般的です。特にパートやアルバイトなどの非正規雇用では、勤務時間や日数が限られるため、月収も抑えられやすくなります。
 
ただし、月5万円を目標にするのであれば、週2~3日の短時間勤務でも届く場合があります。一方で、月10万円以上を目指す場合は、勤務日数を増やす必要があり、体力面の負担も考えなければなりません。
 
仕事を選ぶ前には、年金や貯蓄、毎月の生活費を確認しましょう。そのうえで「最低限必要な収入」と「無理なく働ける時間」を決めると、求人を選びやすくなります。体力面に不安がある場合も、最初から長時間働くのではなく、短時間勤務から始めると体への負担を抑えられるでしょう。
 

定年後の仕事は生活費と楽しさのバランスで選ぼう

セカンドライフで選ばれやすい仕事には、マンション管理員、清掃スタッフ、警備員、販売・接客、介護補助などがあります。いずれもシニアが働きやすい求人が多く、未経験から始めやすい点が特徴です。
 
ただし、定年後の仕事は収入だけで選ぶと、体力的に続かないことがあります。一方、楽しさだけで選ぶと生活費を十分に補えない可能性もあります。
 
まずは年金や生活費を確認し、そのうえで健康状態や生活リズムに合う仕事を選ぶことが大切です。無理なく働ける仕事を見つけられれば、収入の安心だけでなく、人とのつながりや毎日の張り合いも得られるでしょう。
 

出典

内閣府 令和8年版高齢社会白書(全体版) 第2節 高齢期の暮らしの動向 1 就業・所得
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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