退職後は家にいることが増え、妻から「何か趣味を見つけて」と言われました。そこで思いついたのが社交ダンス。社交ダンスなら費用を抑えて、長く楽しめるでしょうか?
社交ダンスは、音楽に合わせて体を動かし、人との交流も生まれる趣味です。費用は選ぶ教室や楽しみ方で大きく変わりますが、サークルやグループレッスンを中心にすれば、比較的費用を抑えて長く続けることも可能です。
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社交ダンスは運動と交流を兼ねられる
退職後の趣味で大切なのは、無理なく続けられることです。社交ダンスは、歩く、姿勢を保つ、相手とタイミングを合わせるといった動きが中心です。激しいスポーツに比べると、年齢を重ねても取り組みやすい面があります。
厚生労働省の資料によると、社交ダンス(ワルツ・サンバ・タンゴ)のメッツは「3.0」とされており、歩行と同じ程度です。メッツ(METs)とは、身体活動の強度を表し、安静座位時が1メッツとされます。
ウォーキングは高齢者に適した運動として知られていますが、同じく3メッツとされる社交ダンスは、一人で黙々と行う趣味ではありません。
教室やサークルに通えば、先生や同じ初心者、年齢の近い仲間と会話する機会ができます。退職後に人との接点が減っている人にとって、定期的な外出の理由になるのは大きなメリットです。
スポーツ庁も、高齢者の健康寿命延伸に向けて、スポーツ・レクリエーション活動を活用した取り組みを進めています。楽しみながら体を動かす習慣は、体力維持や気分転換に役立ちます。
ただし、腰や膝に不安がある人は、急に無理をしないことが大切です。最初は初心者向けのゆっくりしたクラスを選び、体調に合わせて参加しましょう。
費用を抑えるならサークルやグループレッスンから始める
社交ダンスの費用は、通い方で大きく変わります。もっとも安く始めやすいのは、地域のサークルや公民館のグループレッスンです。1回あたり数百円から1000円台程度で参加できる場合があります。
ダンス教室のグループレッスンでは、月謝制やチケット制で、月数千円から1万円程度になることが多いです。個人レッスンは先生から細かく教えてもらえる一方、1回数千円から1万円近くかかることもあります。毎週受けると、趣味としては高額になります。
初心者が費用を抑えたいなら、まずサークルやグループレッスンで基本を学び、必要に応じて個人レッスンを少しだけ使う方法が現実的です。最初から高い教室に入会し、衣装までそろえる必要はありません。
初期費用としては、動きやすい服、ダンスシューズ、レッスン料が中心です。専用シューズは必要ですが、最初は高級品でなくても構いません。
発表会や競技会に出るようになると、衣装代や参加費が増えるため、どこまで楽しむかは費用やモチベーションとあわせて相談ということになるでしょう。
長く続けるには家計と夫婦の理解が大切
社交ダンスは、楽しみ方によって費用が膨らむ趣味でもあります。レッスン回数を増やす、個人レッスンを受ける、発表会に出る、衣装を作る、遠征するとなると、月数万円以上になることもあります。
退職後の趣味として長く続けるなら、最初に予算を決めましょう。たとえば「月1万円以内」「発表会は年1回まで」「衣装はレンタルか中古を利用する」などです。予算を決めておけば、楽しみながら家計を守れます。
また、妻から「趣味を見つけて」と言われたからといって、家のことをすべて妻に任せたまま外出ばかりになると、新たな不満につながります。レッスンのない日は食事を作る、家事の分担を決めるなど、夫婦の生活全体でバランスを取りましょう。
妻も興味があれば、一緒に体験レッスンへ行くのもよい方法です。夫婦で同じ趣味にする必要はありませんが、お互いの時間を尊重できる形にすると、退職後の生活が穏やかになります。
まとめ
社交ダンスは、退職後の趣味として、運動、外出、人との交流を兼ねられる魅力があります。地域のサークルやグループレッスンから始めれば、比較的費用を抑えて楽しむこともできます。
ただし、個人レッスンや発表会、衣装にこだわると費用は大きく増えます。長く続けたいなら、最初に月の予算を決め、無理のない範囲で参加しましょう。
まずは体験レッスンや公民館の初心者講座を探してみるのがおすすめです。家にこもる時間を少し外へ向けるだけでも、生活に張り合いが出ます。社交ダンスをきっかけに、退職後の毎日を前向きに整えていきましょう。
出典
厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023
スポーツ庁 スポーツ・レクリエーション活動を通じた健康寿命延伸事業
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

