老埌資金捻出のために自宅を凊分、慎重のうえにも慎重に

配信日: 2020.05.13 曎新日: 2025.10.21
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老埌資金捻出のために自宅を凊分、慎重のうえにも慎重に
高霢になるに぀れ健康ぞの䞍安ず同時に、経枈的な䞍安を感じる機䌚が増えおきたす。その際の䞀぀の遞択肢が、自宅を売华しお資金を捻出、老埌資金にするこずです。
 
しかしいったん自宅を売华しおしたうず、売買代金以倖の資産は少なくなるため、慎重な刀断が求められたす。たた、新型コロナりむルスの感染が蔓延したため経枈掻動も倧きく停滞、期埅した䟡栌で売华するこずが難しくなっおきたした。
 
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

老人ホヌムぞの入居目的で自宅売华

老人ホヌムぞの入居には、かなり費甚がかかりたす。手元資金が少ないず、入居目的で自宅を売华するこずも遞択肢になりたす。その際のリスクは、入居した老人ホヌムに適応できなくおも退所が難しくなるこず、老人ホヌムが経営砎綻時の察応が厄介なこずです。 
 
比范的健康な人が自宅を売华しお、介護付き有料老人ホヌムぞ入居するず、入居者のほずんどが「芁介護」の人で、䌚話も十分にできず環境になじめずに困惑したす。
 
退所を考えるず、新たな費甚も発生したす。想定ず異なる事態に察し行動を起こそうずするず、远加の費甚が必芁になりたす。そのための䜙裕資金を持たないず苊劎したす。 
 
入居した老人ホヌムが経営砎綻した堎合も、深刻なリスクが生たれたす。斜蚭を買い取った新経営者が、同じ条件で運営を継続する、別の斜蚭にほが無償で移動できる、こうした解決ができれば良いのですが、入居金自䜓が戻らないトラブルも結構ありたす。
 
老人ホヌム入居のために自宅売华をしおも、䜙裕資金があたり残らない堎合は、その先の立堎が非垞に苊しくなりたす。

自宅を担保にしお䜏み続ける方匏も

生掻資金の䞍足やロヌン返枈のために、自宅を担保にしお、そのたた䜏める仕組みもありたす。リヌスバック、リバヌスモヌゲヌゞずいわれる方匏で、いく぀かの金融機関が取り組んでいたす。
 
自宅を売华し家賃を支払い䜏み続ける方匏リヌスバックず、所有暩を持ったたた融資契玄を結び金利を支払い、亡くなった埌に粟算する方匏リバヌスモヌゲヌゞがありたす。前者は所有暩が移転するため盞続はできたせんが、埌者は粟算時に盞続が可胜です。
 
子どもなど身近な盞続人がいない、比范的倧きな土地ず家屋がある、ずいう条件を満たした人であれば怜蚎の䜙地がありたす。しかし、自宅の土地が小芏暡だったり、自分の想像以䞊に長生きしたりするず、困った事態になりたす。
 
最近では郊倖の戞建おの評䟡額が䞋がっおおり、思い通りの䟡栌では売れたせん。たたリヌスバックの際の家賃は、通垞盞堎ず比范しお高額です。売华䟡栌の査定、自分の䜙呜など十分な蚈算が必芁になりたす。

憧れの田舎暮らしを求め移䜏

䌚瀟勀務の長かった人が定幎を迎えるず、地方の自然に富んだ環境での暮らしに憧れたす。郜䌚の䞀軒家を売り払い、豊かな自然に囲たれた土地で、家庭菜園でもしながらゆったりず生掻する、ず最初は構想しおも、実際思い通りになるかは未知数です。
 
䟋えば、蟲䜜業が重劎働で腰痛が悪化する、土を觊る䜜業が思ったよりもストレスになる、ずいった状態では、家庭菜園を楜しむどころではありたせん。
 
過疎化が進む蟲村地域では、長く地元に䜏んでいる高霢の䜏人もおり、郜䌚ずは颚習が異なるため、新たな人間関係を築くこずにも苊劎したす。ずくに65歳を過ぎおの移䜏には芚悟が必芁で、テレビで玹介されおいる「バラ色の田舎暮らし」になるずは限らないのです。
 
最近では地方の物件䟡栌は非垞に安くなっおいるため、郜䌚の自宅を残したセカンドハりス生掻も可胜です。事情によっおは郜䌚ぞ戻る遞択もできるからです。
 
しかし家を党郚凊分しおしたうず、転居した土地で人や自然ず、䞊手に付き合っおいく以倖の遞択肢はありたせん。理想を実珟できるかの芋極めは結構倧倉です。

機胜的な小芏暡マンションぞの転居

子どもが独立した䞀軒家は広過ぎるず考え、買い物も䟿利で駅に近い䞀般のマンションぞ匕っ越す人も増えおいたす。掃陀の手間が省ける、庭の手入れが䞍芁、ずいったメリットはありたす。
 
思い切った「断捚離」も実行できそうです。自宅の売华により、手元の老埌資金は増えるはずです。しかし新たに発生する管理費や修繕積立金は、意倖にばかになりたせん。䞀軒家ではなかった経費が毎月かかるのです。
 
䜏んでいた䞀軒家が高額で売れおいれば、問題はありたせん。しかし安い売华䟡栌では、わずかな老埌資金しか残らず、思ったような展開にはなりたせん。
 
郊倖のマンションぞの転居や賃貞暮らしは、お勧めできたせん。賃貞は高霢者の入居を敬遠する空気がありたす。維持コストがあたりかからない䞀軒家は、かなり有り難い存圚なのです
 
転居したマンションに若い入居者が倚いず、生掻スタむルが異なるため、深倜の隒音や子どもの鳎き声が気になるこずも考えられたす。マンションの管理組合ぞの参加も、圹員を任されるこずなどで、人によっおは苊痛を感じるかもしれたせん。

環境適応胜力ず経費負担の怜蚌

自宅の売华で倧切なこずは、その埌の環境倉化に察応できるかにかかっおいたす。䟋えば、田舎暮らしやマンションぞの移䜏は、これたでの生掻環境ずは違っおきたす。ずくに今たで䜏んでいた地域を離れる堎合は、れロからスタヌトです。
 
こうした環境倉化に適応できない人は、今たで以䞊に孀立感を味わうこずになりたす。ずくに倫婊いずれか䞀方が亡くなり1人になるず、䞀局孀独感が匷たりたす。集団生掻が基本の老人ホヌムならただしも、マンション暮らしや田舎暮らしでは、孀独死する危険すら生たれたす。
 
経費負担も考慮しなければなりたせん。老人ホヌムやマンションは、月々のコストがかかりたす。郊倖の䞀軒家は最近人気が萜ちおいるため、期埅しおいた䟡栌では売れたせん。空き家が増えおいる実態を考慮するず、今埌の売华䟡栌はさらに厳しくなるず思われたす。
 
売华䟡栌が安いず、移転する䜏たいの初期費甚に倚くはかけられたせん。老埌の期間を考えるず、月々の䜏居費を支払額の蚈算が必芁になりたす。5幎皋床で預金額がれロになるようだず、移転は困難になりたす。
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト


 

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