国民年金保険料をクレジットカード払いにすると、どんなメリットがある？

国民年金保険料は、現金・口座振替・ペイジーの他、クレジットカード払いでも納付が可能です。しかし、クレジットカードでの納付にどのようなメリットがあるかわからず、利用をちゅうちょしているという人もいるでしょう。
 
本記事では、国民年金保険料をクレジットカード払いにした際のメリットについて解説します。クレジットカードで納付するために必要なものや手順についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

国民年金保険料はクレジットカード払いができる

国民年金保険料は、クレジットカードでの納付が可能です。継続的な納付だけでなく前納も可能であるため、利用しやすいでしょう。クレジットカードで国民年金保険料を支払う際は手続きを行う必要があります。まずは用意すべきものをみていきましょう。

・国民年金保険料クレジットカード納付（変更）申出書
・基礎年金番号がわかるもの
・利用するクレジットカード番号がわかるもの
・国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書※被保険者とカード名義人が異なる場合

国民年金保険料クレジットカード納付（変更）申出書は、年金事務所の窓口に備え付けられたものか、日本年金機構の公式サイトにてダウンロードも可能です。申出書に必要事項を記載し、年金事務所の窓口に提出するか郵送することでクレジットカードでの納付へ変更できます。
 
クレジットカードでの納付開始までは、2ヶ月程度かかります。納付開始月ははがきにて通知されるため、確認しましょう。
 

国民年金保険料をクレジットカード払いにするメリット

クレジットカードで国民年金保険料を納付すると、さまざまなメリットがあります。以下で詳しく解説しているため、自身の状況と合うと感じた場合はクレジットカードでの納付を検討しましょう。
 

ポイントが貯まる

納付額に応じて、クレジットカードのポイントがつきます。もっとも、クレジットカードによってはポイントが付与されないケースがあるため、利用しているカード会社に確認しましょう。
 

手元にお金がなくても納付できる

1ヶ月以上先の支払日に引き落とされるため、今お金が手元になくても国民年金保険料の納付が可能です。
 

自動引き落としで未納を防げる

クレジットカードは支払日に自動引き落としとなります。自身で納付書を用意して納付しに行く必要がないため、国民年金保険料の未納を防ぎやすいでしょう。
 

クレジットカードで国民年金保険料を前納すると割引される

他の納付方法と同様に、クレジットカードを利用してまとめて前払い（前納）すると、割引が適用されます。令和3年度の2年前納割引額は、クレジットカードの場合は1万4590円です。
 
クレジットカードで2年前納する場合は、毎年2月末までに申請を行わなくてはなりません。「国民年金保険料クレジットカード納付（変更）申出書」に必要事項を記入し、年金事務所の窓口に提出するか、郵送するかで申請しましょう。
 
　　　　　

クレジットカードで国民年金保険料を納付する際の注意点

クレジットカードで国民年金保険料を納付する際の注意点があります。注意点は主に以下の2点です。

・クレジットカードの利用限度額を超えると納付できない
・カード番号の変更があった場合は再度申請する必要がある

注意点を把握しておかないと、予定通りに引き落とされないなどのトラブルの原因となります。間違いなく納付できるようにしましょう。
 

クレジットカードで国民年金保険料を納付しよう

国民年金保険料は、クレジットカードで納付できます。ポイントが貯まる・手元に現金がなくても納付できるなどのメリットがあるため、必要であれば利用しましょう。
 
クレジットカードによる納付をするためには申出書の提出が必要です。またクレジットカードの利用限度額を超えると納付できないなどの注意点もあるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

出典
日本年金機構「国民年金保険料」
日本年金機構「国民年金保険料の「2年前納」制度」
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
 
監修：新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員