更新日: 2022.10.19 その他年金
「ねんきんネット」の利用登録をマイナンバーカードで!
本記事では、マイナンバーカードを活用して、ログインIDを取得することなく「ねんきんネット」を簡単に利用する方法について分かりやすく解説していきます。
執筆者:羽田直樹(はだ なおき)
二級ファイナンシャルプランニング技能士
【経歴要約】
1983年兵庫県立宝塚西高校入学。野球部入部。高校3年生時生徒会長を務め、首席で卒業。
1986年同志社大学法学部法律学科入学。労働法専攻。大学時代は部員300名を擁するESSに在籍し、1回生時は英語弁論大会で関西3位に入る。3回生時はセクションリーダーを務める。英検準一級合格。ディベート・ディスカッションで英語本体と論理的思考を学ぶ。
卒業後、都市銀行入行。支店勤務を重ね、住宅ローン、カードローン業務に従事し、渉外担当に従事。証券外務員資格、FP2級資格を取得。
2008年には本店事務部門課長に就任。その後、新入社員研修講師を拝命、2012年には事務管理部門の責任者としてコンプライアンスオフィサー・内部管理責任者・衛生管理者2種資格を行使し金融機関の事務管理部門の中枢を務める。
特に、特殊業務である、相続トラブル 破産 不渡り 金融犯罪 口座不正利用 当局対応などに精通。警察、国税局、金融庁との交渉経験あり。
【保有資格】
英検準一級
証券外務員2種
FP2級
コンプライアンスオフィサー
証券外務員1種
内部管理責任者
衛生管理者2種
【スキルセット】
個人ファイナンシャルプラン
金融コンプライアンス全般(法令 規制関係 事故関係 個人情報保護)
【強みとエピソード】
ファイナンシャルプラン全般、金融商品の仕組み、口座不正利用や振込詐欺などの金融犯罪などのトピックをお伝えできればと思っております。
本店の管理職時代は日本を代表する大企業取引・全国一円からの苦情対応当局対応などユニークなエピソードを数多く抱えております。
また、ファイナンシャルプランナーと内部管理責任者の両資格を保有していることで『攻め』と『守り』の両側面からの見解を展開できるものと思っています。
●メガバンクの金融事務の実体験をもつファイナンシャルプランナー
●証券外務員一級の販売スキルと内部管理責任者としてのリスクマインドを持つフィナンシャルプランナー
●あらゆる相続案件の処理経験がある元メガバンカーのファイナンシャルプランナー
●当局対応などニッチな経験をもつファイナンシャルプランナー
マイナンバーカードでねんきんネットにログインしましょう
「ねんきんネット」は、日本年金機構が運用する、スマホやパソコンを使って自分自身の年金に関する情報を確認することができるサイトです。
ホームページから「ねんきんネット」にログインするにはログインIDを確認する必要があります。もし、ねんきん定期便のはがきがなければ、ログインIDを取得するまで5営業日ほどかかります。
しかし、マイナンバーカードとスマートフォンがあれば、ログインIDを取得せずに「ねんきんネット」にログインできるのです。
マイナポータルとは
「ねんきんネット」にアクセスするための扉の役割を果たすのが「マイナポータル」のアプリです。マイナポータルは、マイナンバーカードでログインするとさまざまな行政サービスなどが受けられます。
利用できる主な行政サービスの例は以下の通りです。
・「ねんきんネット」年金記録や受取見込み額を確認できる
・「健康保険証」としてマイナンバーカードを使用できる
・「口座番号の指定」給付金などの公金を受け取る口座を設定できる
マイナポータルへのログインはシンプルです。マイナンバーカードと、カードに設定した4桁の暗証番号、カード情報を読み取る機能があるパソコンやスマートフォンがあれば、マイナポータルにログインができます。
マイナポータルにログインすると本人確認が完了し、利用可能なサービスにすぐアクセスできます。
マイナポータルからねんきんネットにアクセス
それでは、マイナポータルからねんきんネットにアクセスする手順について、実際の画面をもとに解説していきます。
・まず、マイナポータルに1、2の手順でログインします(図表1、2)。
【図表1】
出典:厚生労働省 マイナポータルアプリ
【図表2】
出典:厚生労働省 マイナポータルアプリ
・次に、トップページで「年金記録・見込み額を見る(ねんきんネット)」ボタンをタップします(図表3)。
【図表3】
出典:厚生労働省 マイナポータルアプリより
・表示される利用規約を確認して同意し、「ねんきんネットと連携」ボタンをタップします(初回登録時のみ)(図表4)。
【図表4】
出典:厚生労働省 マイナポータルアプリ
・連携手続きが完了すればねんきんネットが表示されます(図表5)。
【図表5】
引用:厚生労働省 マイナポータルアプリ
また、初回登録時にねんきんネットと連携していれば、2回目以降は「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」をタップするだけで、ねんきんネットにログインできます。
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「マイナポータル」経由でできる年金手続き
マイナポータルを経由することで「ねんきんネット」にアクセスできるほかに、2022年5月から、図表1のような手続きもできるようになりました。
【図表6】
これらの手続きは従来、窓口や郵送での届け出や申請が必要でしたが、マイナポータルから簡単にオンライン手続きが可能になりました。24時間365日いつでも手続きができるのもメリットです。
まとめ
今回、マイナンバーカードを使って「マイナポータル」を経由し「ねんきんネット」にアクセスする方法をご紹介しました。
はがき式のねんきん定期便を使って「ねんきんネット」のログインIDを取得しログインすることもできます。しかし、はがきは紛失の心配があり、IDやパスワードを管理する労力もかかります。マイナンバーカードがあれば、4桁の暗証番号だけで簡単に「ねんきんネット」を利用できます。
本記事で紹介したポイントを踏まえ、「マイナポータル」のダウンロードを検討してみてはいかがでしょうか。
出典
日本年金機構 ねんきんネット
デジタル庁 マイナポータル
執筆者:羽田直樹
二級ファイナンシャルプランニング技能士