更新日: 2022.11.28 その他年金
11月はねんきん月間! 将来の受給額を確認する方法って?
また、11月30日を「年金の日」と定め、国民一人ひとりに自分の年金記録や年金受給見込み額を確認する機会にしてほしいとのことです。そこで、将来の年金受給額を確認する方法について紹介しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金の受給見込み額を確認する方法
自分が将来受給できる年金の見込み額を試算する方法は、大きく分けて4つあります。1つ目は「ねんきんネット」による試算、2つ目は「ねんきんダイヤル」による回答、3つ目は電子申請による申し込み、4つ目は全国の年金事務所に直接出向く方法です。
これらの方法のうち、後々のことも考えると最も便利なのは「ねんきんネット」を利用する方法でしょう。
「ねんきんネット」はPCやスマートフォンなどを使ってインターネット上で年金記録などを確認できるものです。「ねんきんネット」を使うには利用登録が必要ですが、一度登録してしまえば、いつでも年金記録や年金の受給見込み額などを確認することができます。
2つ目の「ねんきんダイヤル」は、電話で確認する方法です。年金見込み額の試算は申し込み順に郵送で届きますが、3週間以上かかる場合もあるので注意が必要です。これに対して3つ目の電子申請は、1週間程度で試算結果が届きます。
ただし、e-Gov電子申請への登録が必要です。これらに対して、インターネットや電子申請が苦手な人にとって利用しやすいのは、全国の年金事務所に直接出向いて確認する方法です。窓口で職員の人が対応してくれるので安心でしょう。
基礎年金番号が分かるものと本人確認書類が必要ですので、忘れないように持参しましょう。
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「ねんきんネット」の年金見込み額試算が便利
注意が必要なのは、「ねんきんダイヤル」や電子申請においては、50歳未満の人は年金見込み額の試算ができず、年金加入記録しか回答してもらえないことです。これに対して、「ねんきんネット」であれば年金見込み額の算定を行うことができます。
細かい条件を指定して試算することも可能で、今後の職業や収入などの変動、受給開始年齢の選択、年金保険料の追納などを行った場合など、さまざまな角度から年金額を確認可能です。
一方、細かい条件などを設定せず、大まかに年金受給額を試算する「かんたん試算」という機能もあります。これは、現在の加入条件が60歳まで継続するものと仮定して自動的に見込み額を試算するものです。
ただし、実際の年金額は、今後の加入状況その他の条件によって変動します。年金見込み額の試算はあくまで目安として利用するものと考えておきましょう。
「ねんきんネット」で将来の受給額を確認しよう
将来の年金受給見込み額を試算する方法はいくつかあります。インターネットや電子申請が苦手な人であれば、電話で確認を申し込んだり、年金事務所に直接赴いたりする方法もよいでしょう。
ただ、「ねんきんネット」であれば、年金受給見込み額の試算をさまざまな角度で行うことが可能です。インターネットを利用できる環境があればいつでも確認することができ、また、職業や収入の変動など細かい条件を設定して確認することもできます。ぜひ「ねんきんネット」を利用してみましょう。
出典
日本年金機構 年金見込額試算
日本年金機構 「ねんきんネット」による年金見込額試算
日本年金機構 窓口での年金相談のご案内
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部