年金は請求しないともらえない? 手続きの方法や初回の入金時期について解説

配信日: 2023.02.21

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年金は請求しないともらえない? 手続きの方法や初回の入金時期について解説
年金を受け取るためには、請求手続きが必要なことをご存じでしょうか? 請求手続きをしなければ、一定期間の年金が時効で受け取れない可能性があります。そのため、事前に請求手続きの方法を把握しておくことが必要です。
 
本記事では、年金を受け取るための手続き方法と注意点について解説します。年金の受給開始年齢(原則65歳)が近い方は、ぜひご覧ください。
FINANCIAL FIELD編集部

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年金を受け取るための手続き方法

 
年金を受け取るためには、年金請求書の提出など手続きが必要です。手続きをしなければ、年金を受給できない場合があります。
 
年金を受け取るための手続きは、それほど難しいものではありません。事前に把握しておけば、初めての方でもスムーズに進められます。
 

1.年金請求書の送付

 
年金の受給開始年齢に達する3ヶ月前に、日本年金機構から「年金請求書」が送られてきます。個人情報や年金加入記録を確認して、間違いなどがある場合は近くの年金事務所に問い合わせしてください。
 

2.年金請求書の提出

 
日本年金機構から送られてきた年金請求書の必要事項を記載して、近くの年金事務所に提出します。年金請求書の主な記載事項は、以下のとおりです。
 

●住所のフリガナ
●氏名
●電話番号
●年金の受取口座情報(口座名義人、振込先など)
●年金の加入状況について
●現在の年金受給状況と雇用保険の加入状況
●配偶者や子どもについて(名前、住所、個人番号など)日

 
年金請求書は、窓口への持参または郵送にて提出可能です。ただし、次のような方は提出前に年金事務所に相談しましょう。
 

●年金請求書に記載された年金加入記録などに間違いがある
●遺族年金や障害年金などほかの年金を受け取っている
●繰下げ受給を検討している
●請求手続きの際に年金見込額の交付を希望している

 

3.年金の受け取り

 
年金請求書を提出して、年金を受け取るまでの流れは次のとおりです。
 

1.年金請求書提出後、1〜2ヶ月で「年金証書・年金決定通知書」が届く
2.「年金証書・年金決定通知書」が届いて1〜2ヶ月で「年金のお支払いのご案内」が届く
3.年金の受け取り開始

 
受給権が発生した翌月分から年金を受け取れます。年金が振り込まれるのは偶数月の15日で、前月分・前々月分が入金されます。
 

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年金の手続きをする際の注意点

 
年金の請求手続きに際して、年金請求書が自宅に届く時期、請求しなかった場合のリスク、請求から受給開始までの期間などを把握しておく必要があります。なぜなら一定期間の年金を受け取れない、年金受給開始までの資金が足りないなどの問題が生じる可能性があるからです。
 
ここでは、年金の手続きをする際の注意点をみてみましょう。
 

年金請求書は受給開始年齢に到達の3ヶ月前に届く

 
日本年金機構から年金請求書が送られてくるのは、受給開始年齢に達する約3ヶ月前です。受給開始時期直前ではありません。「受給開始年齢に到達の3ヶ月前に届く」ということを覚えておきましょう。
 

手続き完了後すぐに年金を受け取れるわけではない

 
年金請求書を提出して、すぐに年金を受給できるわけではありません。請求書を提出して、1〜2ヶ月後に「年金証書・年金決定通知書」が届き、さらにその1〜2ヶ月後に「年金のお支払いのご案内」が届いて、年金の受給開始となります。
 
請求して受給開始までに時間がかかることを考慮して、資金計画を立てておきましょう。
 

請求していないと時効で年金を受け取れない場合がある

 
年金の請求をしないまま、年金を受給できるようになったときから5年がたつと、5年過ぎた分の年金は時効となり受給できない場合があります。年金の請求忘れには注意しましょう。
 

年金は請求しないと時効でもらえない可能性があるので注意が必要

 
年金を受け取るためには請求手続きが必要です。受給開始年齢の約3ヶ月前に「年金請求書」が送られてきますので、必要事項を記載して忘れないように提出しましょう。提出して2〜4ヶ月すると「年金のお支払いのご案内」が届き、年金を受給できるようになります。
 
年金を受給できるようになったのに請求を忘れて5年たつと、時効で年金を受給できない可能性が発生するため、くれぐれも注意してください。
 

出典

日本年金機構 老齢年金の請求手続き

日本年金機構 老齢年金請求書の記入方法等

日本年金機構 年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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