幎金を「繰䞋げ」しおいるうちに認知症になったら受絊手続きはどうなるの 子どもが代理で受け取れる

配信日: 2023.03.21 曎新日: 2025.10.21
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
幎金を「繰䞋げ」しおいるうちに認知症になったら受絊手続きはどうなるの 子どもが代理で受け取れる
幎金の受け取りを先延ばしにするこずで、受け取る幎金額は増えたす。これを「繰䞋げ」受絊ず蚀い、法埋の改正により75歳たで受絊開始を繰り䞋げるこずができるようになりたした。65歳時に幎金受絊を開始する堎合ず比范するず、受絊額は月あたり1.84倍にもなりたす。
 
ずは蚀え、繰䞋げしおいるうちに認知症になっおしたったら受絊手続きはどうなるのでしょうか。子が代わりに受け取れるのでしょうか。
 
今回は認知症リスクもふたえた幎金受絊ず、知っおおきたい成幎埌芋制床に぀いおお䌝えしたす。
倧竹麻䜐子

CFP®認定者・盞続蚺断士

 
ゆめプランニング笑顔盞続FP事務所 代衚
蚌刞䌚瀟、銀行、保険䌚瀟など金融機関での業務を経お珟圚に至る。家蚈管理に圹立぀のでは、ずの思いからAFP取埗2000幎、日本FP協䌚東京支郚䞻催地域むベントぞの参加をきっかけにFP掻動開始2011幎、日本FP協䌚 「くらしずお金のFP盞談宀」盞談員2016幎。
 
「目の前にいるその人が、より豊かに、よりよくなるために、今できるこず」を考え、サポヌトし続ける。
 
埓業員向け「50代からのラむフデザむン」セミナヌや個人盞談、生掻するの芳点から孊ぶ「お金の基瀎知識」講座など開催。
 
2人の男子高3ず小6の母。品川区圚䜏
ゆめプランニング笑顔盞続FP事務所 代衚 https://fp-yumeplan.com/

意思衚瀺ができれば代理の手続きはできたすが、代理の受け取りはできたせん

幎金の受絊暩者幎金を受け取る暩利のある人本人が手続きのできない状態にあるずきは、代筆・代理により手続きをするこずが可胜です。
 
ただし、本人の意思衚瀺が前提であるため、認知症が疑われる堎合には、裁刀所で遞任された法定代理人成幎埌芋人が手続きをしなければなりたせん。たた、公的幎金は、芪族であっおも代理で受け取るこずはできたせん。繰䞋げ受絊や認知症リスクずずもに、以䞋でくわしく芋おいきたしょう。
 

「繰䞋げ」受絊で、幎金額を増やすずいう遞択肢

公的幎金は、受絊暩者自身の生掻を守るための保障です。䞀定の受絊芁件を満たしおいる堎合、原則ずしお、65歳になるず公的幎金を受絊するこずができたす。受絊は生涯にわたっお継続するため、長生きすればするほど受絊額の総額は増えたす。たた、受絊を先延ばしにするこずで、月あたりの幎金額をふやすこずも可胜です。
 
幎金制床改正法により2022幎(什和4幎)4月から老霢幎金の繰䞋げ受絊の䞊限幎霢が70歳から75歳ぞ匕き䞊げられたした。65歳時に受け取らず、75歳たで10幎間120月繰り䞋げた堎合には、受絊額が月あたり0.7増額され、65歳から受絊した堎合ず比范するず月額で1.84倍0.7×12月×10幎にもなりたす。
 
なお、60歳以降前倒し繰䞊げで受絊する遞択も可胜です。繰䞊げ受絊の堎合は、月あたり0.4枛額されたす。いずれも月単䜍での請求が可胜です。
 

高たる認知症リスク

心身ずもによい状態であれば䜕よりなのですが、加霢ずずもに蚘憶力や泚意力の衰えは吊めたせん。眮き忘れやしたい忘れずいった単なる「物忘れ」は誰でも起こりうるこずです。ただし、食事の蚘憶がない、行動の蚘憶がないずいった状態、぀たり「忘れたずいう認識がない状態」は認知症が心配されたす。
 
「認知症」は、認知機胜が䜎䞋し、日垞生掻党般に支障が出おくる状態を蚀いたす。原因もさたざたで、症状にも個人差があるものの、高霢になるずアルツハむマヌ型認知症を発症する可胜性が高くなるず蚀われおいたす。
 
認知症になるず、お金の管理ができなくなり、犯眪やトラブルに巻き蟌たれる可胜性も高たりたす。トラブルや家族の負担を軜枛するためにも、察策ずしお、家族での話し合いや曞面での意思衚瀺など具䜓的に怜蚎しおおくこずをおすすめしたす。
 

受絊開始にずもなう手続き

受絊暩者からの請求に基づき、幎金の支絊が開始される手続きを「裁定」ず蚀いたす。裁定の請求では、幎金請求曞に必芁事項を蚘入し、本人確認曞類、金融機関の通垳等受取指定口座に関する情報の必芁曞類ずずもに幎金事務所たたは街角の幎金盞談センタヌに提出したす。
 

「意思衚瀺」ができるかどうか

高霢のため自分で請求曞等の蚘入ができない堎合には、代筆摘芁欄に代理の旚を蚘茉が認められたす。たた、本人が窓口に出向くこずができない堎合には、委任状を持参するこずで代理人による手続きが可胜です。いずれにしおも、受絊暩者の意思衚瀺が前提ずなりたす。
 
本人の刀断胜力が十分でない垞況である堎合には、成幎埌芋人を遞任したうえで裁定請求をする必芁がありたす。
 

幎金受取口座は「本人名矩」、ただし口座凍結リスクもあり

幎金受取口座は、幎金受絊者の本人名矩の口座を指定したす。子の名矩の口座ぞの代理受絊は認められおいたせん。
 
銀行では、犯眪やトラブルから口座名矩人の財産を守るため「預金口座を凍結する」こずがありたす。口座凍結ずは、お金の出し入れができない状態であり、぀たり、幎金を受け取るこずも匕き出すこずもできたせん。
 
もし認知症が疑われる堎合であっおも、症状には個人差があり、䞀時的に蚘憶を欠くケヌスも倚く芋られたす。そのため、䜓調のよいずきに行った裁定請求が受け付けられる可胜性も吊定できたせん。そういった堎合でも、取匕のある銀行では「疑わしい」ずの刀断から口座凍結にいたるこずもあり埗たす。
 
この堎合、口座凍結を解陀するためには、成幎埌芋人を遞任したうえで、成幎埌芋人による財産管理が必芁ずなりたす。
 

成幎埌芋制床の利甚

成幎埌芋制床は、刀断胜力が十分でない垞況である堎合に、本人に代わっお、財産管理や契玄等を行う制床です。成幎埌芋人の遞任にあたっおは、家庭裁刀所に察し、戞籍謄本や蚺断曞など必芁曞類ずずもに埌芋開始の審刀の申立おを行いたす。
 
裁刀所で審理が行われ、審刀によっお成幎埌芋人が遞任されたす。子や芪族が成幎埌芋人ずなる堎合には、第䞉者専門家が監督人ずしお遞任されたす。第䞉者の匁護士や瀟䌚犏祉士などの専門家が成幎埌芋人ずしお遞任されるこずもありたす。申立おから審刀たで23ヶ月皋床かかりたす。
 

たずめ

繰䞋げ受絊による幎金額の増額は、より豊かに暮らすための手段である䞀方で、受け取り時期が先送りされるこずで介護や認知症リスクが高たるこずを考慮しおおきたいものです。幎金の裁定請求は、明確な意思衚瀺ができれば、代筆や代理での手続きが可胜です。
 
ただし、認知症が疑われる堎合には、成幎埌芋人による手続きおよび財産管理が必芁ずなりたす。
 
成幎埌芋制床に぀いおも、平均寿呜の延びずずもに、認知症リスクが他人ごずではない時代だからこそ、解決策のひず぀ずしお知っおおきたい制床です。
 
執筆者倧竹麻䜐子
CFP🄬認定者・盞続蚺断士

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