【注意】年金は手続きせず5年経つと「受け取れない」!? 損しないために確認すべきことを解説

配信日: 2023.03.28

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【注意】年金は手続きせず5年経つと「受け取れない」!? 損しないために確認すべきことを解説
一生懸命働き、年金を受け取る権利を満たしていても、年金は自動的に振り込まれるものではありません。年金を受け取るには所定の手続きが必要で、この手続きのことを「年金の請求手続き」と言います。
 
本記事では年金を受け取るための手続きや注意点について解説しています。
FINANCIAL FIELD編集部

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年金の受給資格期間

年金は誰でも受け取れるわけではなく、受け取るには受給資格期間を満たす必要があります。
 
具体的には、国民年金の場合、10年以上の受給資格期間が必要です。受給資格期間は保険料を支払った期間はもちろん、年金額には反映されない合算対象期間や保険料が免除された期間も含まれます。受給期間を満たすことで、基本的には65歳から受給が可能です。
 
厚生年金は、国民年金の受給資格期間があり、厚生年金保険の被保険者期間がある人が受給できます。国民年金に上乗せされる形で、こちらも基本的に65歳から受給が開始となります。
 

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年金の請求手続きの手順

それでは具体的に年金の請求手続きの手順を見ていきましょう。
 

年金請求書の送付

年金の受給資格期間を満たす人は、年金の受け取りが開始される年齢になる誕生月の3ヶ月前に年金請求書が送られてきます。
 
年金請求書にはあらかじめ基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、住所や年金加入記録が印字されています。もしも間違いや漏れなどがあれば、年金事務所まで問い合わせた上で、必要に応じて二重線を引いて訂正しましょう。
 

年金請求書の提出

年金請求書には、印字されている箇所の他、自分で記入する箇所があります。必ず黒のボールペンにて記入し、鉛筆や摩擦熱で消えるインクを用いたペンなどは使用しないようにしましょう。
 
具体的な記入項目や記入例については、日本年金機構のホームページや動画で分かりやすく説明されています。
 
提出する際には、添付書類も必要です。必要な書類は戸籍謄本など、本人の生年月日を明らかにできる書類と年金を受け取る金融機関の通帳など(コピー可)の他、厚生年金の加入期間やその他状況によって異なります。
 
日本年金機構のホームページでも確認できますが、不安な人は年金事務所に確認しましょう。
 

年金の時効について

もしも年金請求書の提出を忘れていても、後日提出することで年金の受給は開始でき、受け取れるはずだった過去の年金も受給できるものもあります。
 
しかし、受け取れる過去の年金には5年という期限があります。年金を受け取れるようになってから5年が過ぎると、過ぎた分の年金は請求しても原則として消滅しますので注意しましょう。
 

年金の受け取り

年金請求書を提出した後、約1~2ヶ月後に「年金証書・年金決定通知書」が送られてきます。そして、「年金証書・年金決定通知書」が届いてからさらに1~2ヶ月後に年金の支払いの案内が届き、年金の受け取りが開始されます。
 
年金は原則として偶数月の15日に2ヶ月分がまとめて振り込まれ、15日が土曜日や日曜日、祝日の際にはその直前の平日が年金支給日です。
 

年金はしっかり申請してもらい忘れないようにしよう


 
年金を受け取るには、年金請求書で適切な処理をしなければなりません。万一忘れてしまった場合でも、時効が過ぎるまでは受け取れますので、慌てずにしっかりと申請するようにしましょう。
 

出典

日本年金機構 老齢年金の請求手続き
日本年金機構 さ行 受給資格期間
日本年金機構 老齢年金請求書の記入方法等
日本年金機構 年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付 事前送付用)(記入例)
日本年金機構 特別支給の老齢厚生年金を受給するときの手続き
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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