更新日: 2023.04.14 国民年金
国民年金の平均は「5万5000円」! 支給のタイミングは? 年齢別の「平均受給額」も確認
「厚生年金」と「国民年金」の平均受給額もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金の支給は2ヶ月に1回
年金の支給タイミングは2ヶ月に1回です。それぞれの支払月に、前月までの2ヶ月分の年金が支給されます。支給スケジュールは、図表1のとおりです。
図表1
年金の支払月 | 支払対象月 |
---|---|
2月 | 12月、1月の2ヶ月分 |
4月 | 2月、3月の2ヶ月分 |
6月 | 4月、5月の2ヶ月分 |
8月 | 6月、7月の2ヶ月分 |
10月 | 8月、9月の2ヶ月分 |
12月 | 10月、11月の2ヶ月分 |
日本年金機構 年金の支払月はいつですか。を基に作成
偶然月が年金の支払月です。原則、支払月の15日に振り込まれます。ただし、15日が土曜日、日曜日または祝日の場合はその直前の平日が振込日です。
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厚生年金の「平均受給額」
では、年金を受給する人はどの程度の年金を受け取っているのでしょうか?
厚生労働省年金局が公表する「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、会社員や公務員などの厚生年金を受給する人が受け取る平均年金額は、図表2のとおりです。
図表2
年齢 | 年金受給額(月額) |
---|---|
65歳 | 14万5372円 |
66歳 | 14万6610円 |
67歳 | 14万4389円 |
68歳 | 14万2041円 |
69歳 | 14万628円 |
70歳 | 14万1026円 |
71歳 | 14万3259円 |
72歳 | 14万6259円 |
73歳 | 14万5733円 |
74歳 | 14万5304円 |
75歳 | 14万5127円 |
厚生労働省 年金局 令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況を基に作成
厚生年金受給者は、約14万5000円の年金を受給しています。
総務省統計局が公表する「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、65歳以上単身世帯の平均支出は1ヶ月に約14万5000円です。
そのため、平均的な厚生年金受給額を受け取ることができれば、年金のみで暮らすことはじゅうぶん可能でしょう。
国民年金の平均受給額
厚生年金受給者の平均年金月額を紹介しましたが、厚生年金保険の加入経験がない自営業者や専業主婦・主夫は厚生年金を受給できません。
受給できる年金は、国民年金のみとなります。厚生労働省年金局が公表する「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均年金月額は図表3のとおりです。
図表3
年齢 | 年金受給額(月額) |
---|---|
65歳 | 5万8078円 |
66歳 | 5万8016円 |
67歳 | 5万7810円 |
68歳 | 5万7629円 |
69歳 | 5万7308円 |
70歳 | 5万7405円 |
71歳 | 5万7276円 |
72歳 | 5万7131円 |
73歳 | 5万7040円 |
74歳 | 5万6846円 |
75歳 | 5万6643円 |
厚生労働省 年金局 令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況を基に作成
平均年金月額は約5万5000円です。厚生年金受給者と比べると、受給できる年金はかなり少なくなります。そのため、国民年金のみに加入している自営業者が年金だけで生活を送ることは難しいでしょう。
将来の年金受給額を確認しよう
年金受給額は現役時代の働き方や年収によってさまざまです。特に、会社員として働いているか、自営業者やフリーランスとして働いているかによって受給額は大きく異なります。
必要な老後対策も年金受給額によって変わってくるでしょう。ねんきんネットを使えば、将来受給する見込みの年金額を簡単に確認できます。
まずは、自分が将来に受給する年金額を確認してみましょう。
出典
厚生労働省年金局 令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
日本年金機構 Q.年金はいつ支払われますか。
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部