更新日: 2023.08.16 その他年金
気がついたら年金手帳が2冊あった! ここのまま放置しても大丈夫?
本記事では、年金手帳が2冊あった場合、どのようにすればよいかを解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金手帳が2冊ある場合に考えられるケースとは?
前提として、令和4年4月以降、年金手帳は廃止されています。代わりに発行されているのが「基礎年金番号通知書」です。ただし、年金手帳を持っている人は基礎年金番号通知書を持つ必要がありません。また、年金手帳の色は、いつ被保険者資格の取得手続きを行ったかによって異なります。
昭和35年10月から昭和49年10月までに国民年金の被保険者資格の取得手続きを行った場合、「茶色の年金手帳」が発行されます。昭和49年11月から平成8年12月までの場合は「オレンジ色の年金手帳」、平成9年1月から令和4年3月までの場合は「青色の年金手帳」です。
年金手帳が2冊ある場合、最後に発行された青色の年金手帳があるかどうかを確かめましょう。青色の年金手帳がある場合、そこに記載された「記号番号」が「基礎年金番号」です。年金記録は基礎年金番号によって管理されています。さらに、2冊とも記号番号を確認して、同じ番号であれば、どちらか片方を保管するようにしておくだけでもよいでしょう。
ただし、万一、番号が違う場合は注意が必要です。というのも、年金加入記録が2つに分散されている可能性があるからです。年金手帳が2冊とも青色の場合、基礎年金番号が2重に管理されている可能性があります。
1冊が青色の年金手帳でもう1冊が違う色の年金手帳の場合、基礎年金番号に紐づけられていない年金記録があるかもしれません。
基礎年金番号通知書に記載されている番号が基礎年金番号です。通知書がない場合、再発行の手続きを行いましょう。「国民年金手帳」と書かれた手帳には、国民年金保険料の支払い済みを証明する印紙が貼られています。年金受給がスタートするまで大切に持っておくようにしましょう
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年金手帳が2冊ある場合の手続き方法とは?
「2冊とも年金手帳が青色の場合」「年金手帳の1冊が青色でもう1冊が別の色の場合」「全ての年金手帳が青色以外の場合」のいずれか、またはすべてにあてはまる場合、手続きが必要にです。
現在、厚生年金保険の被保険者の場合は、会社の社会保険担当に、2冊の年金手帳を提出して手続きを行ってもらいます。厚生年金保険の被保険者以外の場合は、自ら最寄りの年金事務所に出向き、2冊の年金手帳を提出し、手続きを行いましょう。
年金記録が正常に管理されていない可能性あり!放置せずに手続きをしよう
年金手帳が2冊ある場合、きちんと年金記録が管理されていない可能性もあります。厚生年金保険の被保険者は会社の社会保険担当へ報告する必要があります。それ以外の場合は自ら家の近くの年金事務所に出向き、手続きを行います。年金手帳は老後の生活の要となる年金を管理するために大切なものです。放置しないようにしましょう。
出典
日本年金機構 Q年金手帳が複数冊あります。どうすればいいですか。
日本年金機構 基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー