毎月の国民年金保険料を少しでも安くしたい! お得な支払い方法とは?

配信日: 2023.09.04

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毎月の国民年金保険料を少しでも安くしたい! お得な支払い方法とは?
国民年金は、20歳以上であれば保険料の支払い義務がある年金制度です。日本に居住していれば収入がなくても加入義務があります。しかし保険料は決して高いとはいえないものの、低所得の人にとっては毎月の支払いが難しいケースもあります。
 
そこで本記事では、国民年金保険料を割り引きできる支払い方法について解説します。少しでも保険料を安くしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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国民年金とは

国民年金保険制度は日本に居住する20歳以上60歳未満の人に加入義務がある年金制度で、厚生年金とあわせて若い世代が高齢者の生活を支える仕組みです。
 
同じ公的年金の厚生年金は給与所得者が対象ですが、国民年金は無職でも加入する必要があります。つまり、国民年金は日本に住むほとんどすべての人が加入することになる年金制度だと言えます。
 
日本の公的年金制度は2階建てだと言われていますが、これは国民年金が基礎部分となって、その上に厚生年金が積み重ねられているからです。そのため、厚生年金加入者と勤務先の事業所が折半して支払う保険料には、国民年金の保険料が含まれています。
      

国民年金保険料は一律

国民年金の保険料は年度によって違いがありますが、令和5年度の保険料は一律で、月額1万6520円です。さらに月額400円を加算できる制度(付加保険料)があり、これにより年金受取額を増やすこともできます。
 
なお、保険料の納付期限は対象月の翌月末日と定められています。月末が金融機関の休業日の場合は翌月最初の営業日が納付期限となります。
 

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国民年金保険料の節約方法

公的年金の払い込みには割引制度はないイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、実は支払い方法の変更や前払いをすることで、払込金が割り引きになる制度があります。
 
国民年金は原則として20歳から60歳まで、40年という長期間に渡って払い込みが続きます。1回あたりの割引額が少ないとしても、40年間の積み重ねとなると、負担を大きく減らすことができるので活用しましょう。
  

保険料前納による割り引き

国民年金の払い込みには前納制度があり、前納することで納付額が割り引きになります。詳しい割引額は前納の種類と前納期間によって違うので、図表1を参考にしてください。
 
【図表1】
 

 
(※ 日本年金機構より 図表1の金額は平成5年度の納付金額に基づきます)
 
図表1の内容をまとめると以下のとおりです。
 
◆口座振替にするだけで割り引きになる
国民年金の納付は対象月の翌月末日が期限ですが、口座振替を利用すると当月末日の払い込みが可能になります。これは「早割」と呼ばれる前納制度で、毎月50円が割り引きされます。
 
◆「早割」とほかの前納方法を組み合わせるとさらにお得
「早割」以外に3種類の前納がありますが、すべて口座振替による「早割」と組み合わせることができるので、前納を口座振替の当月払いで払い込むと最大の割り引きが受けられます。
 
なお、納付書で前納する場合は通常の納付書は使用できないため、必ず年金事務所に問い合わせて「前納専用の納付書」を取得しましょう。
 

国民年金の保険料は簡単な方法ですぐにでも割り引きが可能

国民年金の保険料は口座振替の当月払いにするだけで毎月50円割り引きになります。払い忘れも少なくなるので口座振替を検討してみましょう。
 
さらに6ヶ月、1年、2年の前納制度と併用できるので、2年の前納では約1万6000円の割り引きで、40年間では32万円以上、お得になります。
 
余裕があるときは前納制度を利用して、国民年金保険料の節約をしましょう。
 

出典

日本年金機構 国民年金はどのような人が加入するのですか。

日本年金機構 国民年金保険料

日本年金機構 国民年金保険料の前納

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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