国民年金保険料の支払いがキツい! 少しでもお得になる支払い方法はありませんか?

配信日: 2023.10.18

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国民年金保険料の支払いがキツい! 少しでもお得になる支払い方法はありませんか?
令和5年度の国民年金保険料は、月額1万6520円です。年間にすると19万8240円にもなり、1ヶ月分の収入に匹敵するという人もいるのではないでしょうか。このようにおさいふに痛い国民年金保険料ですが、お得な支払い方法があることを知っている人は意外と少ないかもしれません。そこで、本記事では国民年金保険料をお得に支払うための方法を解説します。
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国民年金の支払い方法は3種類

国民年金(老齢基礎年金)は、日本に居住している20歳以上60歳未満のすべての人(外国人を含む)が加入する公的年金です。また、その中で厚生年金に未加入の自営業者や学生などは第1号被保険者として、毎月、自分で保険料を支払う必要があります。支払い方法は、納付書、口座振替、クレジットカードの3種類です。
 

・納付書による支払い

毎年4月上旬頃に送られてくる「国民年金保険料納付書」で支払う方法です。支払い方法には、金融機関か郵便局、コンビニ、電子納付、スマホアプリの4種類があります。いずれの場合も手数料はかかりません。
 

・口座振替による支払い

被保険者が指定した口座から振替によって定期的に支払う方法です。毎月、自動的に引き落とされるため手間がかかりません。
 

・クレジットカードによる支払い

被保険者が指定したクレジットカードで定期的に支払う方法です。手間がかからないだけでなく、クレジットカードによってはポイントがたまる場合があり、お得です。
 

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国民年金保険料のお得な支払い方法とは

国民年金保険料の支払い方法には、「まとめて前払い」という前納制度があります。この制度を利用すると、一定額の割り引きが受けられます。3種類ある支払い方法、それぞれの割り引き額(毎月支払った場合との比較)は次のとおりです。
 

・納付書で支払った場合の割り引き額

納付書の「まとめて前払い」には、6ヶ月前納、1年前納、2年前納の3種類があります。6ヶ月前納の割り引き額は810円、1年前納の割り引き額は3520円、2年前納の割り引き額は1万4830円です。
 

・口座振替で支払った場合の割り引き額

口座振替の「まとめて前払い」にも、6ヶ月前納、1年前納、2年前納の3種類があります。6ヶ月前納の割り引き額は1130円、1年前納の割り引き額は4150円、2年前納の割り引き額は1万6100円です。なお、口座振替には前納のほかに、当月末振替(納付期限より1ヶ月早く振り替える方法)という早割もあります。当月末に振替を利用した場合の割り引き額は50円です。
 

・クレジットカードで支払った場合の割り引き額

クレジットカードの「まとめて前払い」にも、6ヶ月前納、1年前納、2年前納があります。6ヶ月前納の割引額は810円、1年前納の割引額は3520円、2年前納の割引額は1万4830円です。
 

「まとめて前払い」の申し込み方法

各支払い方法の「まとめて前払い」の申し込み方法は次のとおりです。
 

・納付書で支払う場合の申し込み方法

納付書による支払いで「まとめて前払い」を利用するには、「国民年金保険料納付書」に同封されている「前納用納付書」を使って納付します。
 

・口座振替で支払う場合の申し込み方法

口座振替による支払いで「まとめて前払い」を利用するには「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」を、振替口座がある金融機関か、最寄りの年金事務所に提出します。
 

・クレジットカードで支払う場合の申し込み方法

クレジットカードによる支払いで「まとめて前払い」を利用するには、最寄りの年金事務所への「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」の提出が必要です。
 

国民年金保険料が高いと感じているなら「まとめて前払い」を検討しよう

おさいふに痛い国民年金保険料の支払いには、「まとめて前払い」というお得な割り引き制度があります。割り引き額は支払い方法などによって異なりますが、もっともお得な口座振替の2年前納なら1万6100円の割り引きになります。もし、国民年金保険料が高いと感じているのであれば、「まとめて前払い」の利用を検討してもいいかもしれません。
 

出典

日本年金機構 国民年金保険料の納付は口座振替での前納・早割が便利でお得です!

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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