更新日: 2023.11.17 その他年金

年金受給の「最高額」はいくら?もらう人の年収と職業は?

年金受給の「最高額」はいくら?もらう人の年収と職業は?
老後の大切な生活資金である年金は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の合算額です。それぞれ、過去に納めた金額などにより受け取る金額が変わりますが、最高で毎月いくらくらい受け取れるのでしょうか。
 
当記事では、毎月受け取れる年金の最高額および、最高額が受け取れる職業の種類についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

老齢基礎年金の最高額

日本年金機構によると、老齢基礎年金の満額は、2023年度で月6万6250円です。20~60歳の40年間、毎月欠かさずに年金を納付すれば、満額が受け取れます。さらに「付加保険料」を追加で納めると、受け取れる金額を増やせます。
 
付加保険料とは、国民年金に加えて月400円納めると、納めた月数×200円が加算される制度です。2年以上、付加年金を受け取ると、納付した付加保険料より多くの年金を受け取れます。
 
もし付加保険料を20歳から60歳まで納付し続けると、年額9万6000円が受け取れて、月額にして受給額が8000円増加します。
 
付加保険料で増加した分を加えると、2023年時点で老齢基礎年金の最高額は月7万4250円で、年間で89万1000円受け取れる計算になります。
 

老齢厚生年金の最高額

厚生年金は、給料を一定額ごとに区分した標準報酬月額と、税金が引かれる前の賞与から1000円未満を切り捨てた標準賞与額から求められます。
 
日本年金機構によると、標準報酬月額の上限65万円となるのは63万5000円以上であり、標準賞与額の上限は150万円で、標準賞与額の対象になるのは年3回までです。すべての上限額を足すと、年額が1212万円です。
 
つまり、老齢基礎年金と同様に20歳から、厚生年金の加入年齢上限である70歳までの年収が常に1212万円以上ある方が、厚生年金の上限額を納付しているため、老齢厚生年金も理論上は最高額になります。
 
年収1212万円以上の方は、標準報酬額が102万5000円です。50年間年金を欠かさず納めていたとすると、老齢厚生年金の最高額は年間337万815円。月額にすると、28万901円です。
 
老齢基礎年金と合わせると、理論上の老齢年金最高額は、月35万5151円になり、年間に換算すると426万1815円です。
 
なお、年齢や状況によっては年金額が変動するケースもあるため、日本年金機構が運営する「ねんきんネット」で、年金の見込み額を試算してみることをおすすめします。
 

年金の最高額をもらえる人はどんな職業?

年金の最高額をもらえるのは、理論上では1212万円以上の年収がある方です。厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、年収1250万円以上の職業には、以下のような例があります。
 

●外科医
●小児科医
●内科医
●精神科医
●産婦人科医
●パイロット

 
医師やパイロットなど、特殊な資格や専門性が高い職業が、受け取れる可能性が高いといえるでしょう。
 

最高額の年金を受け取れる理論上の年収は1212万円

理論上は年収1212万円以上を50年間受け取れば、年金の最高額を受け取れます。年収1212万円以上の職業は、厚生労働省の職業検索サイトによると、医師やパイロットなどです。
 
しかし、実際に就職した初年度から、年収1212万円を超える方はあまり多くありません。実際に受け取る大まかな額を知りたい場合は、「ねんきんネット」などを活用してみてください。
 

出典

日本年金機構 令和5年4月分からの年金額等について

日本年金機構 付加保険料の納付

日本年金機構 厚生年金保険の保険料

日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版)

日本年金機構 報酬比例部分

日本年金機構 「ねんきんネット」による年金見込額試算

厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag(年収1250万以上)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集