更新日: 2019.08.07 iDeCo(確定拠出年金)
〈どうする?パート主婦の確定拠出型年金〉 ③これは見逃せない!運用益も非課税に!
1回目は、節税のメリットを生かして、さらなる収入アップを目指す方法をお伝えしました。
2回目は、年金受取時のメリットと、自立した老後の生活設計のためにできることを考えました。
将来のことを考えて確定拠出型年金への加入を検討したとき、私に運用できるかしら?と立ち止まることもあろうかと思います。
3回目は、運用におけるメリットと運用上の注意点についてお伝えします。
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執筆者:黒澤佳子(くろさわよしこ)
CFP(R)認定者、中小企業診断士
アットハーモニーマネジメントオフィス代表
栃木県出身。横浜国立大学卒業後、銀行、IT企業、監査法人を経て独立。個別相談、セミナー講師、本やコラムの執筆等を行う。
自身の子育て経験を踏まえて、明日の子どもたちが希望を持って暮らせる社会の実現を願い、金融経済教育に取り組んでいる。
また女性の起業,事業承継を中心に経営サポートを行い、大学では経営学や消費生活論の講義を担当している。
確定拠出年金は期間中の運用益が非課税に!
確定拠出型年金は、決められた額を拠出し、それらを自己責任で運用するものです。したがって将来の受取額は、その運用実績に応じて上下することになります。拠出した掛金の運用商品は自分で決めるようになっているため、「投資などやったことがない!」「リスクがあると聞いた」など、不安に思う方も多いと思います。
確かに、運用商品の選択によっては損が出ることもあり、頑張って積み立てたのに、減ってしまう可能性があるなら、元本保証の円預金の方がマシと思う方もいるでしょう。
通常、金融商品の運用益には税金がかかりますが、確定拠出型年金は、運用益に対する課税が免除されます。この低金利の中、預金の利子からも20%程度の税金が差し引かれることを考えると、この運用益が非課税になるということは、大きなメリットと言えるでしょう。
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確定拠出年金のリスクを知っておこう
とはいえ、元本割れの可能性がある商品で運用すれば、損が出ることもあります。投資信託型の商品で運用する場合は、元本割れする可能性があるのです。元本が変動する商品は、リスクの高さでいうと、外国株>外国債券、国内株>国内債券、外国株>国内株、外国債券>国内債券となります。つまり、株よりは債券、外国物よりは国内物の方がリスクを抑えられることになります。元本保証型の商品(国債や積立預金、定期預金など)をうまく取り入れて、安定運用するのも選択肢の一つです。高いリターンを得ようと思うと必ずリスクを伴います。ローリスクを望む場合はどうしてもローリターンになるのが投資の基本なのです。投資信託型の商品は、商品名だけではどのようなリスクがあるのかわからない場合が多いので、金融機関や専門家によく確認してから選択しましょう。
また、運営管理手数料をはじめ加入時、移管時、給付時など手数料がかかります。運営管理機関や金融機関によっても手数料は違いますので、運用商品を頻繁に変更したいと考えている方は、手数料を比較してみるとよいでしょう。
最近では、これらの非課税のメリットを活かして、「投資の勉強」として確定拠出年金を始める方も増えてきました。リスクとリターンの関係、外国為替の動き、手数料を加味した実質利回りなど、気にすべきポイントは投資と同じです。ただし利益が出ても損が出ても、60歳になるまで引き出せないということは十分認識しておいてください。