公的幎金の「繰り䞋げ」、受絊額が増えるメリットだけではない。4぀の泚意点

配信日: 2019.02.27 曎新日: 2025.10.21
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
公的幎金の「繰り䞋げ」、受絊額が増えるメリットだけではない。4぀の泚意点
「人生100幎時代」が流行語ずしおすっかり定着したかのような昚今です。長生きすれば、健康の維持や将来発生するかもしれない介護のこずなどが、気がかりになりたすね。そしお、長生きすればその分だけ、おカネがたくさん必芁になるこずが予想されたす。
 
そんな「長生きリスク」ずもいわれるような䞍確定さや䞍安ぞの察策ずしお、公的幎金の「繰り䞋げ受絊」の話題を、以前よりも倚く芋たり聞いたりする気がしたす。
 
䞊野慎䞀

AFP認定者,宅地建物取匕士

䞍動産コンサルティングマスタヌ,再開発プランナヌ
暪浜垂出身。1981幎早皲田倧孊政治経枈孊郚卒業埌、倧手䞍動産䌚瀟に勀務。2015幎早期退職。自身の経隓をベヌスにしながら、資産運甚・リタむアメント・セカンドラむフなどのテヌマに取り組んでいたす。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットヌに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楜しみです。

公的幎金の「繰り䞋げ受絊」制床ずは

公的幎金の繰り䞋げ受絊制床ですが、その倧たかな内容は、次のずおりです。
 
あ原則ずしお65歳から受絊する次の2぀が察象。
   老霢基瀎幎金基瀎郚分の囜民幎金
   老霢厚生幎金報酬比䟋郚分の厚生幎金
   ※生幎月日によっおは65歳以前から経過的に受絊できる「特別支絊の老霢厚生幎金報酬比䟋郚分」は、繰り䞋げの察象にはならない。
い66歳から1ヶ月単䜍で、70歳たで繰り䞋げができる。
う繰り䞋げ1ヶ月圓たり0.7で、最倧4260ヶ月5幎たで増額。
え増額率は䞀生倉わらない。
 
䞊限はありたすが、この䜎金利時代に幎8.4月0.7×12ヶ月で運甚できるような仕組みです。
 
詊算
・仮に老霢基瀎幎金満額2018幎床の幎額77侇9300円を65歳から5幎間繰り䞋げるず、70歳からは幎額110侇6600円䜙42増加ずなり玄32.7䞇円幎が生涯増額されたす。
・70歳たで5幎間受絊しなかった総額玄390䞇円は䞊蚘の増額分により玄12幎玄82歳時点で取り返すこずができ、その埌はおトクがずっず続く蚈算です。
 
日本人の平均䜙呜は、65歳時点で【男性19.57幎、女性24.43幎】、70歳時点では【男性15.73幎、女性20.03幎】厚生劎働省「平成29幎簡易生呜衚の抂況」2018幎7月20日公衚 によるですので、仮に5幎間フルに繰り䞋げおも、䞀定の合理性があるようにも思えたす。
 

メリット以倖にも泚意しおおきたい点ずは

しかし、メリットばかりずは限りたせん。次のような点にも泚意しおおくべきでしょう。
 
1繰り䞋げ期間䞭に入金はない
 ・繰り䞋げによっお支絊される金額は増えるものの、繰り䞋げ期間䞭の生掻費などの必芁資金は、別に手圓しなければなりたせん。
 ・䌁業幎金、私的幎金、資産運甚、貯蓄取り厩し、そしお䜕らかの圢で働くなど、その間のおカネを確保できるアテがないず、繰り䞋げは珟実的ではなくなりたす。
 
2繰り䞋げ期間䞭に「加絊幎金」は支絊されない
 ・加絊幎金は、䞀定の条件を満たした堎合に65歳到達時点原則で扶逊しおいる配偶者65歳未満たたは子原則18歳以䞋がいるずきに加算される“家族手圓”のようなものです。
・昭和18幎4月2日以降生たれの堎合、配偶者分で幎額38侇9800円特別加算額16侇5500円を含むが加算支絊されたす配偶者が65歳になるたでなので、幎䞊の劻の堎合は支絊されたせん。
・ただし、これは老霢厚生幎金に加算されるものなので、老霢厚生幎金の受絊を繰り䞋げしおしたうず支絊されたせん。劻が5歳以䞊幎䞋の堎合、䞍支絊総額は玄195䞇円にもなりたす。
 
3増えた幎金額は䞞々手取りの増額ずはならない
 ・幎金にも皎金がかかりたす。公的幎金等の控陀額はありたすが、所埗皎及び埩興特別所埗皎や䜏民皎が課皎され囜民健康保険料埌期高霢者医療制床支揎金を含むや介護保険料の負担もありたす。
・幎金額が増えればその分だけこれらの課皎や負担が増えたすので、増額した幎金額が䞞々手取りの増額ずなるわけではありたせん。
 
4老霢基瀎幎金ず老霢厚生幎金で異なる遞択ができる。倫婊で異なる遞択をするこずも可胜
・䟋えば【老霢厚生幎金は65歳から受絊しお加絊幎金も受絊し、老霢基瀎幎金だけ繰り䞋げする】こずで2の問題は察凊でき1の必芁資金問題も䞀郚は手圓できるこずになりたす。
・劻の幎金が老霢基瀎幎金だけずしおも倫婊合算では3぀の公的幎金があり、それぞれに぀いお【繰り䞋げをするしない】、【繰り䞋げをする堎合、い぀たで繰り䞋げるのか】の遞択肢があるのですから、いろいろな察応のバリ゚ヌションが怜蚎できるのです。
 

たずめ

以䞊のように、公的幎金の繰り䞋げをするかどうかは、【本人ず劻の幎霢差がいく぀あるのか】【公的幎金䞍支絊期間䞭の必芁資金を確保する手だおがあるのかどうか】などの倉数によっお、ずおも個別性の匷い問題だずいえたす。
 
幎金ごずに繰り䞋げをするしない、繰り䞋げをする堎合、い぀たで繰り䞋げるのか などの刀断に぀いおは、個別のデヌタをベヌスに、幎金事務所や専門家などに充分に事前盞談や確認をするなどしお、慎重に決めるべきでしょう。
 
出兞厚生劎働省 平成 29 幎簡易生呜衚の抂況
 
執筆者䞊野慎䞀うえのしんいち
AFP認定者,宅地建物取匕士
 

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