マイナンバーカードで“年金”の手続きが可能に!でも思わぬ落とし穴も…?

配信日: 2025.03.14

この記事は約 3 分で読めます。
マイナンバーカードで“年金”の手続きが可能に!でも思わぬ落とし穴も…?
マイナンバーカードがあれば、さまざまな行政手続きをインターネットから済ませられるようになります。年金に関する手続きもマイナポータルとの連携で簡単にできるようになるため、詳しく確認しておくといいでしょう。
 
本記事では、マイナポータルとねんきんネットの連携によってできることや、連携方法・事前に必要な準備などについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

マイナポータルとねんきんネットの連携によってできることは?

政府が運営するオンラインサービスであるマイナポータルを利用すれば、さまざまな行政手続きをオンライン上で行えるようになります。
 
例えばマイナポータルとねんきんネットの連携により、年金に関する届け出も電子申請で行うことが可能です。具体的には、老齢年金を受け取るために必要な「老齢年金請求書」を始め「年金生活者支援給付金請求書」「年金受取機関変更届」「公的年金等の扶養親族等申告書」などの電子申請が可能です。
 
これにより、郵送や窓口での手続きが不要になり、24時間いつでも自宅から申請できるようになります。
 

事前にやらなければならないこと

年金関連の届け出を電子申請で行えるようにするためには、事前にマイナポータルとねんきんネットへの利用登録が必要です。自宅にいながらオンライン上で申請ができるのは魅力的なことですが、事前準備のことを考えると手間に感じることもあるかもしれません。具体的にどのようなことが必要なのか確認しておきましょう。
 
まずは、電子申請を利用するためにマイナンバーカードが必要になるので、まだ持っていない人は市区町村ごとの方法で取得する必要があります。
 
さらに、マイナンバーカードに英数字6桁~16桁の「署名用電子証明書のパスワード」が設定されていなければならないため、パスワードが分からない人は市区町村に問い合わせましょう。
 
署名用電子証明書とは、インターネットで電子文書を送信する際などに、その電子文書が利用者が送信したものであることを証明するためのものです。
 
設定していない場合は住民票のある市区町村役場に申請し、電子証明書を発行してもらいます。その際にパスワードも設定することになるため、電子申請を行う際に利用しましょう。
 
また、ねんきんネットを利用するうえで基礎年金番号がないと一部利用できない場合もあるため、基礎年金番号が確認できるものを用意しておくことをおすすめします。
 

マイナポータルとねんきんネットの連携方法

マイナポータルとねんきんネットを連携させる手順は、以下の通りです。


・マイナンバーカードでマイナポータルにログインする
・トップページの「年金」ボタン→「連携をはじめる」をクリックする
・ねんきんネットの利用規約に同意する
・メールアドレスを登録する
・登録したメールアドレスに送付されるワンタイムパスワード認証を完了させる

登録や操作の方法に疑問がある場合は、日本年金機構のホームページから「ねんきんネット相談チャット」を利用するか、電話で問い合わせてみるといいでしょう。または、自治体に相談窓口が設けられていないか確認してみてください。
 

マイナポータルで年金関連の届け出を電子申請できるが、電子証明書のパスワードや基礎年金番号を用意する必要がある

政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」と「ねんきんネット」を連携させることで、24時間いつでも自宅にいながら年金関係の届け出を電子申請で行えるようになります。
 
郵送や窓口での手続きが不要になるので手間が省けるのはメリットですが、電子申請を利用するには電子証明書のパスワードや基礎年金番号をあらかじめ用意する必要があります。
 
「少し手間がかかる」と感じる人もいるかもしれませんが、電子申請の利用を可能にしておくことで得られるメリットは大きいでしょう。詳しく確認しておくことをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集