私の母は専業主婦で働いた経験がありません。遺族年金が5年で打ち切られると、5年後は収入がなくなるということでしょうか?
近年「有期給付化」という言葉が報道で取り上げられ、誤解も生まれやすくなっていますが、実際には、遺族年金の支給期間は人によって異なり、必ず5年で打ち切られるとはかぎりません。本記事で、制度の仕組みと今後の生活設計への影響を整理してみましょう。
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遺族年金には2種類ある
日本の遺族年金制度は、「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2つに大別されます。
遺族基礎年金は、亡くなった人に18歳未満または20歳未満で障害年金の障害等級1~2級の状態にある子どもがいる場合に、残された配偶者や子どもに支給されます。
一方、遺族厚生年金は、厚生年金に加入していた人が亡くなったとき、その配偶者や子、父母などに支給されるものです。
専業主婦であるお母さまの場合、ご自身が厚生年金に加入していなかったとしても、夫が会社員などで厚生年金に加入していれば、遺族厚生年金の対象になる可能性があります。
ただし、遺族基礎年金は子どものいる配偶者が原則対象であり、子どもがいない場合は支給されません。したがって、子のいない専業主婦の方は遺族厚生年金が主な収入源となるケースが多くなります。

