幎収540䞇円で、保険料が「月4.1䞇円」匕かれおいたす。自分が幎4で運甚したら「5511䞇円」ですし、正盎“払い損”に感じたす。幎金ず投資は実際どちらが埗なのでしょうか

配信日: 2026.03.11
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
幎収540䞇円で、保険料が「月4.1䞇円」匕かれおいたす。自分が幎4で運甚したら「5511䞇円」ですし、正盎“払い損”に感じたす。幎金ず投資は実際どちらが埗なのでしょうか
「幎金なんお払っおももらえない」「自分がもらう頃には制床は砎綻しおいる」
 
絊䞎から差し匕かれ手取りぞ圱響する瀟䌚保険料の負担は重いこずから、このような「払い損だ」ずいった意芋を耳にするこずが非垞に倚いです。将来ぞの䞍安から「幎金ずしお支払うより自分で運甚したい」ず考えるのも無理はないかもしれたせん。
 
本蚘事では、毎月支払う保険料を積み立おお耇利運甚したず仮定し「公的幎金制床」を「投資商品」ずしお分析した結果から、幎金は䜕歳で「元が取れる」のか考えたす。たた、公的幎金制床の「利回り」だけでない本圓の匷みに぀いお解説したす。
藀田寛子

ファむナンシャルプランニング技胜士1玚、介護犏祉士

公的幎金制床を「぀みたお投資」ずしお分析しおみた結果

今回は金融庁の぀みたおシミュレヌタヌを䜿い、公的幎金制床を「投資商品」ずしお利回りを分析しおみたした。
 

囜民幎金の利回りは玄3、元が取れる損益分岐点は

2024幎の日本の平均寿呜である、男性81.09歳、女性87.13歳をもずに、85歳たで20幎間、老霢基瀎幎金を受絊するず仮定しお詊算したす。2026幎床の囜民幎金の保険料月1侇7920円を20歳から60歳たで40幎間玍めるず、支払総額は860侇1600円になりたす。
 
䞀方、老霢基瀎幎金の受絊額を2026幎床満額幎84侇7296円ずし、65歳から85歳たで20幎間受け取るず、総額は1694侇5920円です。これらの蚈算から、支払った保険料を受絊額が䞊回る損益分岐点は122月ずなるため、65歳から幎金を受け取るず75æ­³2ヶ月で「元が取れる」蚈算です。
 
これを、40幎間にわたっお積立投資したものず仮定しお耇利蚈算するず、利回りは幎玄3.1ずいう結果ずなりたした。぀たり、囜民幎金の利回りは玄3ずいうこずになりたす。
 

平均暙準報酬月額45䞇円の厚生幎金の利回りは玄3、損益分岐点は倫婊が玄73歳ず有利

次に、タむトルの事䟋をもずに、䞻に䌚瀟員などが加入する厚生幎金に぀いお考えたす。
 
平均暙準報酬額45䞇円で倧孊卒業埌の22歳から65歳たで厚生幎金に加入したケヌスでは、老霢厚生幎金報酬比䟋郚分は幎玄127侇2688円です。ここに老霢基瀎幎金ず経過的加算を加えるず、幎間受絊額は216侇2349円ずなりたす。
 
20幎間85歳たで受け取るず仮定するず、総額玄4325䞇円です。これらの蚈算から、受絊額が支払額を䞊回る損益分岐点は119ヶ月ずなり、74æ­³10ヶ月頃で「元が取れる」ず蚀えたす。毎月玄4䞇円を積立投資したず仮定した堎合の利回りは玄3ずなりたす。
 
運甚の効果の郚分のみで芋るず、老霢基瀎幎金のみの堎合、老霢厚生幎金も受け取る堎合のどちらも、自分で4で運甚した堎合5511䞇円には届かない結果ずなりたした。
 
しかし、厚生幎金に20幎以䞊加入しおいる堎合、条件をみたせば配偶者の加絊幎金幎額玄40䞇円が加算されたす。
 
たた、第3号被保険者である配偶者がいる堎合、配偶者の老霢基瀎幎金も受絊できるため、倫婊で20幎受け取る堎合の総額は加絊幎金を加算せずに玄6015䞇円ずなりたす。
 
損益分岐点は85ヶ月ずなり、玄72歳で元が取れたす。䞖垯党䜓での利回りは玄4.3ずなりたした。単身者ず倫婊䞖垯ずで、損益分岐点に玄3歳の差が぀き、倫婊䞖垯のほうが有利な結果ずなりたした。
 
※詊算は2026幎床の䟡栌に基づき、分かりやすく䌝えるため、2003幎4月以降の絊付乗数5.481/1000を䜿い蚈算しおいたす。
 

なぜリタヌンが安定しおいるのか

幎金の安定したリタヌンを支えるのは、保険料の「囜庫負担」ず「劎䜿折半」です。厚生幎金は、䌚瀟が半分負担しおくれる「劎䜿折半」です。たた、囜民幎金は財源を囜が半分負担しおいたす。
 
この「囜庫負担」がない堎合、老霢基瀎幎金は20幎受絊では元本割れです。厚生幎金も「劎䜿折半」「囜庫負担」がない堎合は、同条件の単身者であれば利回り0.1、倫婊䞖垯でも利回り玄1.6たで䜎䞋したす。
 
公的幎金制床を支えおいるのは「囜」や「䌁業」の力も倧きいこずが分かりたす。
 

「利回り」ではなく「保険」郚分が幎金制床の本圓の匷み

公的幎金制床は、幎金郚分だけ芋るず利回り4超えは、どちらかが厚生幎金を受絊する倫婊䞖垯のみでした。しかし、公的幎金制床の本圓の匷みは「保険」郚分にありたす。


・終身幎金長生きするほど高リタヌンに
・遺族幎金䞇䞀の際に家族を支える
・障害幎金働けなくなった堎合の保障

これらの保障が、「囜庫負担」「劎䜿折半」ずいう仕組みにより、党額自己負担せずに準備できるこずが倧きなメリットずなりたす。
 

たずめ

公的幎金制床を「投資商品」ずしお考えるず、もの足りなく感じるかもしれたせん。しかし、䞀生涯の保障も付いた幎金保険ず考えるず、民間では成り立たないレベルの商品です。
 
少子高霢化による瀟䌚保険料の負担増加や受絊額の調敎はあるかもしれたせんが、「幎金は払い損」ず思い蟌み未玍を攟っおおいたりせずに、その仕組みを理解し、自分の資産圢成の䞀郚に組み蟌むず良いかもしれたせん。
 

出兞

厚生劎働省 什和幎簡易生呜衚の抂況
日本幎金機構 は行 報酬比䟋郚分
金融庁 ぀みたおシミュレヌタヌ
 
執筆者 : 藀田寛子
ファむナンシャルプランニング技胜士1玚、介護犏祉士

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