6月に「年金30万円」振り込まれたのに、友人から「50万円だった」と聞き衝撃! 年金「月25万円」は、現役時代“いくら稼ぐ”と受け取れますか? 平均的な受給額も確認

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6月に「年金30万円」振り込まれたのに、友人から「50万円だった」と聞き衝撃! 年金「月25万円」は、現役時代“いくら稼ぐ”と受け取れますか? 平均的な受給額も確認
年金は、老後の生活に欠かせない貴重な収入源です。年金額は加入期間や収入水準等により異なるため、掲題のように「この人は現役時代にいくら稼いでいたのだろう」と疑問が浮かぶこともあるでしょう。
 
実は年金制度の仕組みを知ると、現役時代の年収をシミュレーションすることができます。本記事では年金の仕組みと、年収を逆算する方法を紹介します。
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“年金30万円(月額15万円)”の振込は平均的な水準

日本の公的年金は、「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造です。年金は、原則として偶数月に前月までの2ヶ月分がまとめて支給され、掲題のように口座に30万円の振込があった場合、月額換算で約15万円に相当します。
 
厚生労働省の資料によると、厚生年金受給者の平均年金月額は近年は14万~15万円台で推移しています。加入期間や現役時代の給与水準、繰下げ受給の有無などによって個人差があるものの、月額換算で約15万円という受給額は、会社員・公務員経験者の中では平均的といえるでしょう。
 

“年金50万円(月額25万円)”の人は現役時代“年収1000万円以上”の可能性

年金は、社会保険料や税金が天引きされて支給され、その負担割合は年間の受給額によって異なります。実際の年金の天引きは年齢や配偶者の有無、介護保険料、住民税、健康保険で変わります。掲題の「手取り月額25万円」で、仮に税金や社会保険料が額面の15%程度天引きされているとしましょう。
 
これをもとに逆算すると、天引き前の額面は、約29万5000円となります。
 
・手取り25万円÷0.85=約29万5000円
 
この月額29万5000円をベースにして、現役時代の年収を逆算してみましょう。
 
まず、額面金額から令和8年度の国民年金満額月額7万608円を引くと、厚生年金(報酬比例部分)は月額で約22万4000円、年間で約268万8000円となります。
 
次に、加入期間の全てが平成15年3月以前だったと仮定して、現役時代の報酬を逆算します。
 

・厚生年金保険の加入期間:22歳~60歳までの38年間(456ヶ月)
・加入期間:全期間が平成15年3月以前
・賞与:含まない
 
・計算式:平均標準報酬月額×(7.125÷1000)×456ヶ月=268万8000円
・逆算式:268万8000円÷0.007125÷456ヶ月≒約82万7000円

 
この月額82万7000円に単に12ヶ月をかけただけでも、1年間で1000万円近い収入を得ていた計算です。
 
ただし、厚生年金の標準報酬月額には上限があります。上限を超えた場合、どれだけ高い給与を得ていても受給額は変わらなくなるため、毎月の給与だけで「手取り月額25万円」の年金を受け取ることは難しいと考えられます。
 
前記試算には含まなかったボーナスや、加入履歴等の影響も考えられるため、当時の実際の年収は、1000万円を大きく超えていた可能性が高いでしょう。
 

令和8年度の年金額改定は6月支給分から反映

年金額は、物価や賃金の変動を踏まえて毎年度改定されており、令和8年度は、国民年金(老齢基礎年金)が前年度比1.9%、厚生年金(老齢厚生年金)の報酬比例部分が同2.0%の増額となりました。
 
改定後の年金額は令和8年4月分から適用されており、年金は偶数月に前月までの2ヶ月分が振り込まれるため、6月15日の振込から改定後の金額が振り込まれています。
 

まとめ

今回の試算条件では、友人は現役時代に年間1000万円以上の収入を得ていた可能性があります。ただし、年金額の計算は、個人の経歴により変わります。老後のライフプランを考える際には、自身の加入実績に基づいてシミュレーションすることをおすすめします。
 

出典

厚生労働省 令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
日本年金機構 令和8年4月分からの年金額等について
全国健康保険協会 令和8年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京支部)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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