義父の年金は月「28万円」だそうです! 私の給料より多くて驚いたのですが、これほどの年金を受け取れる人は日本にどれくらいいるのでしょうか?
では、月28万円ほどの年金を受け取れる人は、日本にどれくらいいるのでしょうか。本記事では、厚生労働省年金局のデータをもとに、年金月額28万円の人の割合や、これほど高い年金を受け取れる理由について分かりやすく解説します。
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目次
年金を月28万円受け取れる人はどれくらいいる?
厚生労働省年金局が公表している「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、老齢厚生年金の受給者のうち、年金月額が28万円以上29万円未満の人は約0.19%です。
つまり、月28万円ほどの年金を受け取っている人は、ごく一部に限られます。1000人の受給者がいても、該当する人は約2人という計算です。
また、同資料では基礎年金月額を含む老齢厚生年金の平均年金月額は15万289円とされています。月28万円は平均の約1.9倍にあたるため、かなり高い水準といえるでしょう。
そのため、義父の年金額を聞いて驚くのは自然なことです。多くの人にとって、月28万円という年金額は一般的な水準ではありません。
年金月28万円以上はなぜ実現する? 厚生年金の仕組みを確認
年金額が高くなる大きな理由は、厚生年金に長く加入し、現役時代の収入も高かったことが挙げられます。
厚生年金は、会社員や公務員などが加入する年金制度です。毎月の給与や賞与をもとに保険料が決まり、その記録が将来の年金額に反映されます。簡単にいえば、長く働き、収入が高かった人ほど、年金額も多くなりやすい仕組みです。
例えば、大企業で長年勤務した人、管理職として高い給与を得ていた人、公務員として長く働いた人などは、比較的高い年金額になる可能性があります。また、定年後も再雇用などで厚生年金に加入し続けた場合、その期間も年金額に反映されます。
一方で、自営業やフリーランスとして働いていた期間が長い人は、主に国民年金に加入します。国民年金だけの場合、厚生年金より受給額は少なくなる傾向があります。
ただし、高収入だった人が必ず月28万円以上の年金を受け取れるわけではありません。加入期間、給与水準、賞与、制度上の上限など、さまざまな条件が関係します。
年金額は他人と比べるより自分の見込み額を確認することが大切
月28万円の年金を受け取っている人が身近にいると、「自分もそれくらいもらえるのだろうか」と気になるかもしれません。しかし、年金額は人によって大きく違います。
大切なのは、他人の年金額と比べることではなく、自分の将来の見込み額を知ることです。見込み額を確認しておけば、老後に必要なお金を早めに考えられます。
確認には、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」が役立ちます。ねんきん定期便は毎年誕生月に届く書類で、これまでの加入記録や年金見込み額を確認できます。ねんきんネットを使えば、インターネット上でより詳しく試算できます。
もし見込み額が思ったより少ない場合は、早めに対策を考えることが大切です。貯蓄を増やす、働く期間を延ばす、iDeCoやNISAなどを活用するなど、選択肢はいくつかあります。早く確認するほど、できる準備も増えます。
まとめ:月28万円の年金はかなり高い水準。自分の老後資金も早めに確認しよう
厚生労働省年金局が公表している「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金月額が28万円以上29万円未満の人は約0.19%です。また、老齢厚生年金の平均年金月額は15万289円です。
このデータから見ると、月28万円の年金は平均を大きく上回る水準です。そのため、義父の年金額が自分の給料より多くて驚いたとしても、そのような年金額を受け取っている人は決して多いとはいえません。
年金額は、現役時代の働き方や収入、厚生年金への加入期間などによって変わります。まずは自分の見込み額を確認し、不足しそうな分を早めに準備しておくことが大切です。年金の仕組みを知っておけば、老後のお金に対する不安も少しずつ減らせるでしょう。
出典
厚生労働省年金局 令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 (参考資料3)厚生年金保険(第1号) 男女別年金月額階級別老齢年金受給権者数(26ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

