夫が「iDeCoに一括30万円を投資する」と発言! 毎月「2万5000円」積み立てるより、夏ボーナスで“年払い”にするほうが得なんですか?「高値づかみ」で損しないか心配です…

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夫が「iDeCoに一括30万円を投資する」と発言! 毎月「2万5000円」積み立てるより、夏ボーナスで“年払い”にするほうが得なんですか?「高値づかみ」で損しないか心配です…
夏のボーナスを機に、「節税のためにiDeCo(イデコ)へ一括で30万円を投資しよう」と考える人もいるでしょう。毎月少しずつ払うよりまとめて払ったほうがお得に感じるかもしれません。
 
iDeCoには、掛金を特定の月にまとめて支払う「年単位拠出」という制度があり、手数料を節約できるメリットがあります。一方、投資信託で運用する場合には一括投資ならではの注意点もあります。本記事では、iDeCoの年払いの特徴と、選択する際のポイントについてFPが解説します。
高橋祐太

2級ファイナンシャルプランナー技能士

一括払いのメリットは「毎月の引落手数料」の節約

一括払いが「お得」と考える根拠の1つは、手数料の節約にあります。
 
iDeCoを利用すると、掛金を拠出するたびに国民年金基金連合会へ105円などの手数料を支払う必要があります。
 
毎月2万5000円ずつ積み立てた場合、この手数料が年12回発生しますが、ボーナス月に「年1回、一括で30万円を拠出する」という設定にすれば、拠出にかかる手数料は年1回分で済みます。年間で1000円程度の差ではありますが、長期にわたって運用することを考えると、コストを抑えられるという点でメリットといえるでしょう。
 

相場が高い時に買ってしまう「高値づかみ」のリスク

一方、節約できる手数料を上回るリスクとして「高値づかみ」が挙げられます。
 
投資信託の価格は、日々変動しています。夏のボーナス月に一括で30万円分の投資信託を購入した直後に株式市場が下落した場合、多額の含み損を抱える可能性があります。
 
これを避けるための方法が、「ドルコスト平均法」です。毎月2万5000円ずつ一定額を継続して購入することで、価格が高い時は少なく、安い時は多く買うことになり、長期的に購入単価を平準化できます。
 
金融庁も「積立投資することで高いときにだけ買ってしまうことを避けられる」と説明しており、一括払いにするとこのリスク軽減効果を得られなくなる点は把握しておきたいところです。
 

「節税効果」は毎月でも一括でも同じ

「一括で払ったほうが節税になる」と思うかもしれませんが、これは誤解です。
 
iDeCoの「掛金の全額所得控除(税金が安くなる効果)」は、1年間に支払った掛金の総額で決まります。毎月2万5000円を12ヶ月払っても、一括で30万円を払っても、1年間の総額は同じ「30万円」であるため、節税効果は変わりません。
 
手数料を節約したい場合は、値動きのない「定期預金などの元本確保型商品」を選ぶ方法もあります。投資信託での運用を希望する場合は、目先の手数料節約より毎月コツコツとリスクを分散する「月払い」を検討するとよいでしょう。
 

まとめ

iDeCoの掛金をボーナス月にまとめて支払う「年払い」は、納付手数料を節約できる反面、価格変動リスクをそのまま受けることになります。
 
節税額は一括払いでも月払いでも変わりません。手数料の節約とリスク分散のどちらを優先するかを整理した上で、夫婦で話し合ってみてください。
 
執筆者 : 高橋祐太
2級ファイナンシャルプランナー技能士

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