【実録】「iDeCoで金が買える」と聞き、2月に“金ファンド・120万円分”思い切って購入!→5ヶ月で「約12万円の含み損」になりショック! 守りの資産で“大損する”なんて…タイミングを間違えた? 筆者の失敗談

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【実録】「iDeCoで金が買える」と聞き、2月に“金ファンド・120万円分”思い切って購入!→5ヶ月で「約12万円の含み損」になりショック! 守りの資産で“大損する”なんて…タイミングを間違えた? 筆者の失敗談
2026年7月時点、金価格が1グラム=2万3000円前後という歴史的高値圏で推移するなか、「金はiDeCoでも買える」ことをご存じでしょうか。連日の高騰ニュースに心を躍らせた筆者は今年2月、松井証券のiDeCoで思い切って金の投資信託を120万円分購入。ところが執筆時点の評価損益は、まさかの約マイナス12万円。
 
本記事では購入したことで調べてみたiDeCoの金商品の実際と、それでも「あり」だと考える理由を正直にお伝えします。
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「iDeCoで金が買えるの?」──ただし金融機関は限られる

きっかけは、金高騰のニュースを知人と語る中で知人から聞いた意外な事実でした。
 
「金って確かiDeCoでも買えるよね」
 
正確には、「金価格への連動を目指す投資信託」を通じて買える、というものでした。
 
調べてみると、金ファンドを扱う運営管理機関は一部に限られます。筆者が利用する松井証券では「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」(アモーヴァ・アセットマネジメント、実質信託報酬は年0.407%程度)を取り扱っています。
 
ほかにも、SBI証券(セレクトプラン)や三菱UFJ銀行などでは「三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド)」(実質年0.99%程度)が選べますし、マネックス証券も2026年2月26日からiDeCoで「マネックス・ゴールド・ファンド」の取り扱いを開始しており、iDeCoの金商品は拡大傾向にあるそう。
 
なお、iDeCoの掛金には月々の上限があるため、まとまった金額を一度に買うなら、積み立ててきた残高を「スイッチング(預け替え)」で金ファンドに振り替える方法になります。筆者もこの方法で購入しました。
 

昨秋の急騰・急落、そして3万円目前──高揚のなかで購入した2月

2025年秋、国際金価格の急伸に、高市政権発足に伴う財政拡張観測と円安が重なり、国内店頭小売価格は10月17日に初の1グラム=2万3000円台に到達。直後にNY金先物が史上最高値を付けて急落し、「高騰と急落」が連日話題になりました。
 
2026年に入ると勢いは再燃し、1月末に2万9815円、3月3日には2万9969円と3万円目前へ。
 
ものすごく上がっているけど、今買うべき? でも下がりそうな気もする……
 
悩みながら、迷うなら買ってみようと思い切って注文を確定させたのは、まさにその高値圏だった2月。現物のインゴットは失くすのが怖いし、その点iDeCoなら気軽だ──そう思って買ってみました。
 

現在、評価損益▲12万円の大損中

そして春以降、金価格は調整局面入りし、執筆時点(7月下旬)の店頭小売価格は2万3000円台と、ピークから約2割下落し、ファンドの基準価額もほぼ連動して下がりました。
 
現在の評価額を覗いてみると、約108万円の評価額と「▲約12万円(約10%)」という赤い数字。やってしまった……しかも保有中は信託報酬が日々差し引かれます。
 
「有事の金」「守りの資産」と言われている金ですが、買うタイミングを間違えたかもと大きく反省した出来事でした。
 

現物インゴットならよかったのか?

あのとき現物である金のインゴットを買っていればよかったのか、と冷静に振り返ってみました。結論からすると、そうともいえないでしょう。
 
現物には盗難・紛失リスクや保管の手間があり、500グラム未満の地金には売買時に別途手数料(バーチャージ)がかかります。
 
さらにここ最近では、価格高騰を背景に密輸や、タングステンを芯にした精巧な偽造インゴットの流通が問題化しており、海外製インゴットの買取を敬遠・停止する業者が増えてしまい、大手地金商でも買取ブランドの規制を強化する動きが出ています。
 
今後の動向は何とも言えませんが、購入証明書のない現物は、最近では以前より換金しづらくなっていると言えそうです。
 
その点、iDeCoの金ファンドなら真贋や保管の心配は無用で、掛金は全額所得控除、運用益も非課税。ただしiDeCoは原則60歳まで引き出せない点に注意が必要です。
 

落ち込んだけれど「長期の分散」としては手放さない理由

12万円の含み損にショックを受けながら、そして買うタイミングを間違えたと感じながらも、負け惜しみなどではなく、長期投資としては良かったんじゃないかと思っています。
 
金は利息や配当を生みませんが、株式や債券とは異なる値動きをする傾向があり、暴落時の下支えが期待できる資産といわれていますし、世界の中央銀行が2022年から3年連続で年1000トン超の金を購入するなど、構造的な需要が長期の価格を支えるとの見方もあります。
 
反省すべきは金を買ったことではなく、高値で「一括」購入したこと。毎月の掛金で少しずつ積み立てて時間分散を図り、投資額は資産全体の一部にとどめる──この原則を守っていれば良かったなと感じます。
 

まとめ

「iDeCoで金が買える」と知って舞い上がり、高値で思い切って120万円。結果は5ヶ月で約12万円の含み損と、ほろ苦い実録になりました。
 
それでも、偽物や保管の心配なく税制優遇つきで金を持てるiDeCoの金商品は、「一括ではなく積立で」「資産の一部だけ」という原則を守れば、値動きの異なる分散先として検討に値するのではないでしょうか。
 
筆者の失敗が、皆さんの冷静な判断の材料になれば幸いです。なお、本文中の価格・商品情報は執筆時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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