ねんきん定期便って確認した方がいいの? 忙しい人はここだけチェックしよう!
配信日: 2020.10.15
開封してみたものの「何が書いてあるかよく分からない」「そもそも忙しくて開封してない」という方も少なくないのではないでしょうか。
そういった方に向けて、この記事ではねんきん定期便とは何なのか、最低限どこを見ておくべきなのか解説していきます。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
ねんきん定期便とは
ねんきん定期便とは、年金加入者に対し、年金についての理解を深めてもらうことを目的として送付される文書です。
毎年一度、誕生日の属する月に、はがきや封書にて送付されてきます。ねんきん定期便には、年金加入の実績やそれに応じた年金額などが記載されています。
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ねんきん定期便はどこを見ればいい?
ねんきん定期便の送付方式や記載されている内容は、年齢によって異なっています。具体的には50歳未満か以上か、節目の年(35歳、45歳、59歳)か否かによって異なります。
50歳未満の方
節目の年齢を除く50歳未満の方には、はがき形式でねんきん定期便が送られてきます。記載されている内容は直近1年間の加入情報と、これまでの加入実績に応じた年金額などになります。
はがきを開いた表面の右側のページにある「最近の月別状況です」とある欄は、最低でも確認しておきたいところです。そこには直近の加入履歴が載っており、記載に漏れや誤りがあれば年金事務所に問い合わせることで訂正をしてもらうことができるからです。
50歳以上の方
節目の年齢を除く50歳以上の方には、ねんきん定期便がはがきの形式で送られてきます。
50歳以上ともなれば年金の受給が見えてくる時期です。「最近の月別状況です」という欄はもちろんのこと、裏面にある「これまでの年金加入期間」および「老齢年金の種類と見込み額(年額)」という欄を確認し、受給資格の有無と受給できる見込み額についても確認しておいてください。
節目の年(35歳、45歳)に該当する方
節目の年齢となる35歳、45歳の方にはA4程度の大きさの封書にてねんきん定期便が送られてきます。
そこには年金に加入していた全期間の記録情報が記載されています。節目の年ということで全体を見ておきたいところではありますが、忙しくてどうしても確認できないという場合は、2ページ目にある「これまでの年金加入期間」および3ページ目にある「これまでの『年金加入履歴』」という項目だけでも目を通しておいてください。
節目の年(59歳)に該当する方
59歳といえば、年金の受給がもう直前に迫っているといってもいいでしょう。ねんきん定期便はA4サイズの大きな封書の形式で届きます。そこには全期間の加入情報はもちろん、年金の見込み額も記載されています。この時期に届くねんきん定期便については、必ず全ての記載内容に目を通しておくべきです。
ねんきん定期便は届いたらすぐさま内容を確認すべき
ねんきん定期便は毎年はがき、または封書で届きます。そこには加入履歴や年金の見込み額など、あなたにとって重要な情報が記載されています。ねんきん定期便が届いても面倒だと思わずに、必ず開封して中に記載されている内容を確認するようにしてください。
もし、ねんきん定期便の記載内容に誤りがあったり、不明な点があったりする場合は、最寄りの年金事務所へ問い合わせるようにしてください。
出典
日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
執筆者:柘植輝
行政書士