更新日: 2022.07.25 税金

損する人が意外と多い? 年金受給者が亡くなったときの未支給年金の受け取りポイント

損する人が意外と多い? 年金受給者が亡くなったときの未支給年金の受け取りポイント
「未支給年金」とは、年金の受給者が亡くなったときに受給が済んでいない年金を遺族が受け取れる年金のことをいいます。これは請求手続きを行わなければ支給されないため、年金を受け取っている家族が亡くなった場合は必ず確認しましょう。
 
本記事では未支給年金の仕組みを解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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未支給年金の概要

国民年金や厚生年金、共済年金を受け取っていた人が亡くなった場合、未支給年金が発生するケースがほとんどです。未支給年金は、遺族が請求手続きを行うことで給付されますが、請求ができる遺族には優先順位が図表1のとおりに決められています。
 
図表1
【未支給年金を受け取る優先順位】

順位 遺族
1 配偶者
2
3 父母
4
5 祖父母
6 兄弟姉妹
7 上記以外の3親等内の親族

出典:厚生労働省 未支給年金 お手続きガイド
 
優先順位が高い遺族がいる場合、後順位の遺族は請求が行えません。また、遺族に年齢制限がないことも特徴です。
 
例えば、年金受給者が奇数月の9月に亡くなった場合で考えてみましょう。年金は偶数月にその前月までの2ヶ月分の年金が支給されるため、8月と9月分の年金を受け取っていないことになります。つまり、この例での未支給年金は8・9月分の2ヶ月分となり、遺族が受け取る権利をもっているのです。
 
また、未支給年金には「亡くなった人が請求手続きを行っていなかった年金」も含まれます。この場合は、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金、寡婦年金が対象となり、遺族が代わって請求手続きを行うことで支給されます。
 

未支給年金を受け取るためには手続きが必要

未支給年金を受け取るためには、遺族による請求手続きが必要です。「受給権者死亡届(報告書)」と「未支給年金・未支払給付金請求書」を年金事務所または年金相談センターへ提出しましょう。提出書類には、図表2の書類も添付します。
 
図表2

提出書類 添付書類
受給権者死亡届(報告書) ・亡くなった方の年金証書
・死亡の事実を明らかにできる書類(戸籍抄本、市区町村長に提出した死亡診断書(死体検案書等)のコピーまたは死亡届の記載事項証明書)
未支給年金・未支払給付金請求書 ・亡くなった方の年金証書
・亡くなった方と請求する方の続柄が確認できる書類(戸籍謄本または法定相続情報一覧図の写し等)
・亡くなった方と請求する方が生計を同じくしていたことが分かる書類(死亡した受給権者の住民票(除票)および請求者の世帯全員の住民票の写し等)
・受け取りを希望する金融機関の通帳
・亡くなった方と請求する方が別世帯の場合は「生計同一関係に関する申立書」

出典:日本年金機構 年金を受けている方が亡くなったとき
 

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未支給年金がある場合は、忘れずに手続きを行いましょう

年金を受けている方が亡くなったときは、多くのケースで未支給年金が発生します。ただし、遺族が請求を行わなければ支給されない仕組みとなっているため注意が必要です。年金を受け取っている家族が亡くなった場合は、必ず年金事務所もしくは年金相談センターにて請求手続きを行いましょう。
 

出典

厚生労働省 基礎編講義 未支給年金

厚生労働省 未支給年金 お手続きガイド

日本年金機構 年金を受けている方が亡くなったとき
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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