更新日: 2022.10.13 ふるさと納税
ふるさと納税はいくらからがお得? 控除上限額を知るにはどうしたらいい?
本記事では、ふるさと納税がお得になる金額について解説するとともに、条件別の控除上限額の目安と、控除上限額を確認する方法をまとめました。ふるさと納税を始める前にチェックして、制度を賢く活用しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
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ふるさと納税でお得な寄附金額は?
ふるさと納税がお得になるのは、寄附金額が2001円~年間控除上限額までの場合です。その理由は、ふるさと納税の控除の仕組みにあります。
ふるさと納税は、寄附金額のうち自己負担額である2000円を除いた金額が本来支払う所得税および住民税から控除され、実質の金銭負担が相殺される仕組みです。寄附金額が自己負担額2000円を下回る場合は控除を受けられず、ふるさと納税のメリットは減ってしまいます。
また、ふるさと納税で控除される金額は、寄附者の総所得金額や所得税・住民税の金額などによって、年間上限額が決まっています。年間に控除される上限額を超えた寄附金額は自己負担となるため、年間控除上限額とふるさと納税がお得になる最大寄附額はイコールなのです。
【家族構成別】年間控除上限額の目安
ふるさと納税による年間控除上限額の目安は、家族構成・寄附者の年収別に図表1のとおりです。
【図表1】
総務省「ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ」より筆者作成
家族構成や年収によって控除上限額には大きな差があるため、ふるさと納税をお得に利用する際には、自分の控除上限額を把握しておく必要があります。
控除上限額を知りたいときは?
自分の控除上限額を知りたい場合は、控除上限額の目安を概算できる、計算ツールを利用するのがおすすめです。
総務省が運営する「ふるさと納税ポータルサイト」では、給与収入、家族構成、寄附金額をそれぞれ入力すると寄附金控除額をシミュレーションできるエクセルシート「寄附金控除額の計算シミュレーション」が配布されています。
また、民間の各ふるさと納税サイトでもWEB上で利用できるシミュレーターを提供しているため、使いやすいものを選んで試算してみるとよいでしょう。
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自分の控除上限額を把握しておこう
ふるさと納税は、寄附金額2000円までは自己負担となる仕組みです。寄附金額が2001円以上になると、2000円を超えた部分から控除上限額までが所得税・住民税から控除されるため、この範囲であれば多く寄附するほどお得になります。
ふるさと納税の控除上限額は、寄附者の家族構成や年収によって一人ずつ違います。ふるさと納税をお得に活用するためには、シミュレーターなどを利用して自分の控除上限額を把握しておくことが重要です。
出典
総務省 ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部