更新日: 2023.01.13 確定申告
【時短で便利!】「マイナンバーカード」を使った確定申告の方法を解説
マイナンバーカードを活用することで、確定申告の手続きにかかる時間を短縮することが可能です。
本記事では、マイナンバーカードを使った確定申告の方法について解説しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
マイナンバーがわかればカードがなくても確定申告は可能
確定申告は、確定申告書を税務署に持参や郵送するか、「e-Tax」という電子申告を利用して行います。確定申告書を利用する場合は、マイナンバーを記入する必要はありますが、マイナンバー「カード」は不要です。
一方、「e-Tax」で行う場合は、主にマイナンバーカードを使わない「ID・パスワード方式」と、マイナンバーカードを使った「マイナンバーカード方式」の2つの方法があります。つまり、マイナンバーカードを使う方法はe-Taxのマイナンバーカード方式だけということです。
マイナンバーカードを利用するメリットは時短!
マイナンバーカードを利用して確定申告をする最大のメリットは時間の短縮です。確定申告書の持参や郵送よりもe-TaxのID・パスワード方式の方が、電子化により時間の短縮になりますが、ID・パスワード方式よりもマイナンバーカード方式の方がさらに短い時間で手続きを完了できます。
その理由は、ID・パスワード方式は税務署に出向いてIDとパスワードを取得する必要がありますが、マイナンバーカード方式では自宅等でパソコンやスマートフォンを操作するだけで申告を完了させられるからです。
マイナンバーカード方式を利用する2つの方法
マイナンバーカード方式を利用する方法としては、「マイナポータルと連携」する方法と、「ホームページなどからe-Taxを直接利用」する方法の2種類があります。マイナポータルとは、政府が運営するオンラインサービスです。ここではマイナポータルと連携する方法についてみていきましょう。
マイナポータルと連携することで、翌年以降の事前設定が不要となる、確定申告書等作成コーナーなどへ自動入力できるといったメリットがあります。
マイナポータルと連携して確定申告をする流れ
マイナポータルと連携するには、事前にマイナポータルの利用者登録を完了した上で、パソコンやスマートフォンを利用し、マイナポータルとe-Taxをひも付けなければなりません。ひも付けるには、パソコンの場合は別途ICカードリーダーが、スマートフォンの場合はマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンが必要です。
パソコンの場合、まずはICカードリーダーを接続し、マイナンバーカードを装着した状態でマイナポータルにログインします。そして、マイナポータル下部の「もっとつながる」からe-Taxを選び、アカウント登録用情報を送信することで、設定を行えます。
スマートフォンの場合、「マイナポータルAP」というアプリをインストールした後、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取り、パソコンと同じく「もっとつながる」から手続きを進めていきます。ひも付けが完了すると、パソコン、またはスマートフォンを用いて、e-Taxの「確定申告書等作成コーナー」に沿って確定申告の申請書を作成します。
国税庁の動画も参考に
今回は文章で説明しましたが、やはり実際に見ないとイメージしにくいという人もいるでしょう。国税庁ではYoutubeなどで動画を公開しています。実際の画面で流れを確認してみたいという人は確認してみましょう。
確定申告はマイナンバーカードでしよう
政府はマイナンバーカードの普及を促進しており、将来的にはID・パスワード方式は役目を終えるかもしれません。
将来性や足元の作業負担の削減も考慮し、今度の確定申告はマイナンバーカードを利用してみてはいかがでしょうか。
出典
国税庁 マイナンバーカード方式について
国税庁 マイナポータル連携特設ページ(マイナポータルを活用した控除証明書等のデータ取得と自動入力)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部