更新日: 2023.02.28 税金

サブスク料金は、経費の仕訳ではどの勘定科目にあてはまる?

執筆者 : 小山英斗

サブスク料金は、経費の仕訳ではどの勘定科目にあてはまる?
サブスクという言葉を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか? サブスクを業務のために利用している人が経費として仕訳をしたいとき、サブスク料金はどの勘定科目として扱えばよいか、サブスクの説明とともに解説します。
 
小山英斗

執筆者:小山英斗(こやま ひでと)

CFP(日本FP協会認定会員)

1級FP技能士(資産設計提案業務)
住宅ローンアドバイザー、住宅建築コーディネーター
未来が見えるね研究所 代表
座右の銘:虚静恬淡
好きなもの:旅行、建築、カフェ、散歩、今ここ

人生100年時代、これまでの「学校で出て社会人になり家庭や家を持って定年そして老後」という単線的な考え方がなくなっていき、これからは多様な選択肢がある中で自分のやりたい人生を生涯通じてどう実現させていくかがますます大事になってきます。

「未来が見えるね研究所」では、多くの人と多くの未来を一緒に描いていきたいと思います。
https://miraiken.amebaownd.com/

サブスクとは

「サブスク」とは「サブスクリプション(Subscription)」を略した言葉です。サブスクリプションには「定期購読」や「継続購入」といった意味があります。定期的に料金を支払い利用するサービスやコンテンツ、商品などを提供する仕組みを指したりもします。
 
これまで商品の購入は、お金を支払ってその商品を所有するといった「買い取り形式」が主流でした。例えば、以前はソフトウエアや音楽CDなどは、買い取り形式で購入して永続的に使用することがほとんどでした。
 
しかし、近年増えてきた「サブスクリプション形式」は、月ごとや年単位といった期間で契約し、その契約期間中、対象の商品やサービスを利用するための利用料を支払うといった形のものになります。利用料金も契約期間中は定額制でサービスが利用し放題といったものもあります。
 
利用対象の商品やサービスの全ての費用が基本料金に含まれていて、初期費用がかからないことなどもサブスクの特徴の1つです。
 
また、サブスクを提供しているサービスには「無料お試し期間」を設けている場合もあり、お試し期間中は利用料が発生しないので気軽に試すこともできます。ただし、無料お試し期間中に契約解除を忘れると、お試し期間経過後には料金が発生するので注意が必要です。
 

サブスクのメリットとデメリット


サブスクを利用する人にとってのメリットとデメリットは表1のようなものです。
 
【表1】

メリット デメリット
・定額制で利用し放題であれば、利用すれば利用するほどお得
・最新のサービスや商品を利用し続ける場合などは、購入するよりも安く利用できる
・初期費用が少なくて済む
・新しいサービスや商品を利用しやすい
・いつでも解約できる
・契約期間中は利用しなくても利用料金が発生する
・解約後には利用できなくなり、手元に残らない
・不要なサービスや機能まで含まれている場合がある
・まれにシステムなどの不具合により突然一時的に利用できなくなることもある

 

サブスク料金の勘定科目

サブスク料金を経費で仕訳する際の勘定科目はなにを選択するのがよいのでしょう。
 
サブスク料金で多く使われる勘定科目としては「消耗品費」や「支払手数料」、「通信費」があります。サブスク料金の仕訳では、特定の勘定科目を使わなければならないわけではなく、サービスの用途によって適切な勘定科目を使用する必要があります。
 
毎月払いで継続して使用している場合は、基本的にそれらのどの勘定科目でも問題ないようですが、一般的にインターネット利用料やオンラインサービスなどは「通信費」や「支払手数料」としていることが多いようです。
 

商品・サービスに応じた勘定科目の例

近年登場したサブスクを利用できる商品やサービスと、それらの特徴とともに、勘定科目を例示します。
 
【表2】

商品・サービス 特徴 勘定科目の例
コンピューターソフトウエア 契約期間中のバージョンアップも利用料に含まれており、常に最新のバージョンを利用することができる クラウド型の場合:通信費
上記以外の場合:消耗品費
映画・音楽配信サービス 数ある映画・楽曲の中から、好きなものだけを見たり聴いたりすることができる 支払手数料
マンガ・雑誌・書籍配信サービス 数あるマンガや雑誌、書籍から好きなものだけを読める 支払手数料
自動車・バイク 新車を3年から5年といった比較的短い期間で契約するのが主流。カーリースの場合はそれよりも長い5年から7年以上というのが一般的。メンテナンスや税金など各種諸経費も込みの定額制となっている 賃貸料やリース料
宅食・デリバリー 定期的に冷凍された宅食を届けてくれるサービス。最近では月額固定の費用で配送料が無料になるデリバリーサービスもある 支払手数料
カフェや飲食店での一部メニュー カフェや飲食店での一部メニューが無料になる 支払手数料
ワークスペース 全国にあるシェアオフィス、コワーキングスペースが使い放題になる 地代家賃※月契約、年契約など一定期間の利用契約をする場合は、固定費となるため「地代家賃」

 
利用しているサービスに最も合うと思われる費目を選ぶようにしましょう。
 
なお、一括払いで期間が1年以下であれば「短期前払費用」、1年超であれば来期分以降の利用分は「前払費用」とする必要があります。
 
また、サブスクと似たようなものに「リース」があります。契約期間が長期となるのが一般的なリース契約では、借りる側が借りたいと思っている商品を指定し、それをリース会社が代わりに購入します。借りる側は、毎月定額をリース会社に支払うことで、その商品を借り受けることができます。リース契約の場合は勘定科目を「リース料」とするのが一般的です。
 

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まとめ

近年は「所有する」ことよりも「利用する」といった利用者側の要求に応えた形のサブスク形式のサービスや商品が増えてきました。このサービスが実現できた背景には、インターネットにより、利用者の利用状況が容易に把握できる環境が整ってきたこともあるかと思います。
 
所有コストを抑えるためにビジネスでもサブスクを上手に活用していきながら、適切な勘定科目を選んで経費処理をしましょう。
 
執筆者:小山英斗
CFP(日本FP協会認定会員)
 

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