更新日: 2023.08.07 その他税金

少しでも税金を安くしたい… 自動車税が節約できる3つの制度とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

少しでも税金を安くしたい… 自動車税が節約できる3つの制度とは?
「自動車税が負担になっている」「少しでも税金を安くする方法がはないの?」といった悩みや疑問を持つ人もいるでしょう。自動車税は、購入する自動車や購入時期により節税できます。
 
本記事では自動車税を節税できる制度と、節約できる購入時期や納付方法について解説します。少しでも税金を安くするため、参考にしてください。
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自動車税とは

自動車税とは、毎年4月1日に自動車や軽自動車を保有している人に対してかかる税金です。排気量が多いほど、税金が多くかかります。
 
自動車税をはじめ、自動車を購入・所有しているとかかる税金はほかにもあります。

・自動車重量税
・消費税
・環境性能割

自動車重量税は保有時、消費税と環境性能割は、購入時に課税されます。
 

自動車税を節税できる制度

自動車は、保有しているだけで毎年税金がかかってしまいます。そのため、できる限り節税して納める税金を安くしたいと考える人は多いでしょう。自動車税は、購入する自動車の種類によって税金が軽減されるため、あらかじめ知っておくことで毎年の自動車税を節約できます。
 
本項では、自動車税および環境性能割の節税方法について見ていきます。自動車を購入する際の参考にしてください。
 

グリーン化特例

グリーン化特例とは、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車を所有している場合、自動車税を軽減する制度です。具体的には、以下のような車が該当します。

・電気自動車
・燃料電池自動車
・天然ガス自動車
・プラグインハイブリッド自動車

上記の車の場合、おおむね75%程度の自動車税が軽減される措置です。令和5年4月1日~令和8年3月31日に新規登録した場合の翌年度分について適用されます。
 
なお、ガソリン車・LPガス車は新規登録から13年、ディーゼル車は11年超経過すると、おおむね15%が重課税となります。自動車税がより多くかかってしまうため、これらの車を所有している人は買い替えを検討をしてもよいでしょう。
 

環境性能割

環境性能割とは自動車税の一種で、燃費性能に応じて登録時に課税されます。ハイブリット車を含むガソリン車やLPガス車、クリーンディーゼル車の場合、0.5~3%の課税となります。
 
しかし、環境にやさしいとされる電気自動車や燃料電池自動車の場合、環境性能割は非課税です。少しでも税金を安くしたい場合は、電気自動車等の購入を検討してもよいでしょう。
 

自動車税を節税できる方法

グリーン化特例や環境性能割による節税は、電気自動車等の環境にやさしい自動車に新規登録しない場合には節税できません。しかし自動車税は、購入時期や支払い方法を工夫することで節税・節約できる方法があります。
 
環境にやさしい車に買い替える予定がない、現在乗っている車の自動車税の負担を少しでも軽くしたいという人は、参考にするとよいでしょう。
 

月初めに購入する

月初めに自動車を購入することによって自動車税を節税できます。自動車税は、月末に車を購入しても月割1ヶ月分の自動車税を納めなくてはなりません。そのため月初めになるのを待ってから購入すると、1ヶ月分の自動車税を払わずに済みます。
 
ちなみに、軽自動車税に月割という制度はありません。4月2日以降に購入すれば、その年度は課税されず1年分の自動車税を節税できます。
 

支払い方法をキャッシュレスにする

自動車税は、コード決済・クレジットカード決済といった、キャッシュレス決済を利用して納付できます。
 
キャッシュレス決済による納税であれば、現金での納付にはない還元ポイントがもらえて節約ができるでしょう。ポイント還元率は決済方法によって違うため、納付前に確認してください。
 

少しでも自動車税を節税するために制度や方法を活用しよう

自動車税は、自動車を所有している限り納めなくてはならない税金です。しかし環境にやさしい自動車にすることで節税できるため、購入前に制度を知り活用するとよいでしょう。
 
また、購入時期や自動車税の納付方法を工夫することで、税金の負担を減らせます。いつ、どのような自動車を買うとよいのかを知り、少しでも税金を安くしましょう。
 

出典

国土交通省 自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等)
国土交通省自動車税のグリーン化特例の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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