更新日: 2023.08.18 ふるさと納税
お得と思える「ふるさと納税」で損するケースも!? デメリットとはどんなもの?
そこで、本記事ではふるさと納税のデメリットを挙げつつ、「どうすれば、賢く利用することができるか」を紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
【PR】お得にふるさと納税するなら
【PR】ふるなび
おすすめポイント
・サービス利用でもらえる「ふるなびコイン」が魅力的!
「1コイン=約1円相当」でAmazonギフト券やPayPay残高等に交換で可能
・旅行体験型返礼品など、返礼品の種類が豊富!ふるなび独自の返礼品も!
・申し込みから決済までワンストップでできるので手続きも簡単
ふるさと納税のデメリットとは?
ふるさと納税のデメリットの1つ目は、控除額の上限を超えて寄附した場合、超えた分の所得税や住民税の控除が行われないことです。
まず、控除額は寄附した金額から自己負担額2000円を引いた額になります。例えば、2万円の寄附を行った場合、2万円-2000円=1万8000円が控除額になります。
ただし、控除額はふるさと納税を行う方本人の給与収入や家族構成によって、上限が設定されているのです。例えば、同じ独身であったとしても、控除額の上限は「年収300万円の場合は2万8000円」「年収325万円の場合は3万1000円」「年収350万円の場合は3万4000円」になります。
また、同じ年収300万円であったとしても、控除額の上限は「独身の場合は2万8000円」「夫婦の場合は1万9000円」「共働き+子ども1人(大学生)の場合は1万5000円」です。
2つ目は、確定申告の手間がかかることです。
確定申告は近くの税務署で翌年の2月16日から3月15日までに行います。確定申告を忘れてしまうと、せっかくふるさと納税をしても、所得税と住民税の控除が行われません。
なお、確定申告が不要な給与所得者などの場合は、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用すれば、確定申告を行う必要がありません。ただし、この制度が利用できるのは、ふるさと納税先の自治体数が5団体以内である場合のみです。6団体以上になってしまうと、確定申告の必要が出てくるので注意しましょう。
また、この制度を利用した場合、所得税の控除が行われないことにも注意しましょう。所得税分も含めて、ふるさと納税を行った翌年の6月以降に支払う住民税が減額される形となります。
デメリットの回避方法とは?
まず、控除額の上限を超えて寄附することを防ぐには、総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」に掲載されている「寄附金控除額の計算シミュレーション」のExcelシートを利用するようにしましょう。Excelシートに給与収入と家族構成を入力すれば、寄附額の上限を把握することができます。
次に、確定申告の手間をなくすためには、寄附先を5団体以内に抑えることです。ただし、何回寄附しても同じ自治体であれば1団体としてカウントされます。寄附が5回を超える場合は、同じ団体に寄附するようにしましょう。
デメリットを回避してお得に「ふるさと納税」を利用しよう
ふるさと納税のデメリットは、「控除額の上限を超えて寄附した場合、超えた分の所得税や住民税の控除が行われないこと」「確定申告の手間がかかること」です。
控除額の上限を超えないようにするためには、総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」の「寄附金控除額の計算シミュレーション」のExcelシートを利用する方法があります。
確定申告の手間をなくすためには、寄附先を5団体以内に抑えることをおすすめします。ふるさと納税のデメリットを回避して、お得に利用するようにしましょう。
出典
総務省 ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ 税金の控除について
総務省 ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ ふるさと納税の概要
総務省 ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税トピックス 制度改正について(2015年4月1日)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
【PR】お得にふるさと納税するなら
【PR】ふるなび
おすすめポイント
・サービス利用でもらえる「ふるなびコイン」が魅力的!
「1コイン=約1円相当」でAmazonギフト券やPayPay残高等に交換で可能
・旅行体験型返礼品など、返礼品の種類が豊富!ふるなび独自の返礼品も!
・申し込みから決済までワンストップでできるので手続きも簡単