健康のために車から自転車への「乗り替え」を考えています。自転車なら「税金」はかからないですよね?

配信日: 2024.01.12

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健康のために車から自転車への「乗り替え」を考えています。自転車なら「税金」はかからないですよね?
車は生活の質を高めてくれる反面、自動車税やガソリン代・メンテナンス代などさまざまな費用がかかります。そのため車の使用頻度が低い場合「自転車の方がお得では?」と考える方もいるでしょう。
 
今回は車を手放し、自転車を購入する方向けに、どれぐらいの自動車税を削減できるか、また自転車の購入に必要な注意点を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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自動車税はどれくらいかかる?

ここでは自動車税を排気量ごとに見ていきましょう。令和元年10月1日以降に初回登録を行った自家用車の自動車税種別割、平成27年4月1日以降に最初の新規検査を受けた自動車(自家用車)の軽自動車税種別割は表1の通りです。
 
【表1】

排気量 自家用車の税金
(令和元年10月1日以降の初回登録車)
電気自動車 2万5000円
1リットル以下 2万5000円
1リットル超~1.5リットル以下 3万500円
1.5リットル超~2リットル以下 3万6000円
2リットル超~2.5リットル以下 4万3500円
2.5リットル超~3リットル以下 5万円
3リットル超~3.5リットル以下 5万7000円
3.5リットル超~4リットル以下 6万5500円
4リットル超~4.5リットル以下 7万5500円
4.5リットル超~6リットル以下 8万7000円
6リットル超 11万円
軽自動車(四輪常用/自家用) 1万800円

※東京都主税局「自動車税種別割」、東京都豊島区「軽自動車税(種別割)の税額など」を元に筆者が作成(2024年1月時点)
 
自動車税は毎年4月1日時点に登録がある車に対して課される税金で、1年間に1回支払いを行います。排気量が少ない車でも決して安い金額とは言えないため、出費が重なる4月はできるだけ費用を抑えたいと考えるでしょう。もしも車に乗る頻度が少ないのであれば、自動車から自転車に乗り換えると税金を減らせます。
 
また、ガソリン代や車検費用も車を手放すと削減可能です。例えば、1ヶ月にガソリン代が1万円かかっていた場合、自転車に乗り換えるだけでガソリン代をなくせます。また、公道を走るために欠かせない車検は2年に1回10万円程度の費用がかかるため、車を手放すと大きなコスト削減につながるでしょう。
 

車から自転車に乗り換えるメリット・デメリット

こちらでは車に乗っている人が自転車に乗り換えるメリットとデメリットを紹介します。
 

自転車に乗り換えるメリット

自転車に乗り換えると運動不足の解消につながります。自転車をこぐと全身を使うので、有酸素運動が可能です。デスクワークで運動する習慣がない人はもちろん、ダイエットにもおすすめです。またロードバイクを購入すると休日にツーリングも楽しめるでしょう。隣の県まで足を伸ばして、グルメや四季折々の景色を楽しむこともできます。
 
なお国土交通省では「サイクル健康」というページを設け、自転車に乗るメリットを記載しています。国土交通省のホームページによると、自転車をこぐ動作である「ペダリング」は心肺機能の強化やダイエット、生活習慣病の予防、ひいては健康寿命の引き延ばしに期待できるといわれています。利便性だけでなく自分の健康を維持するためにも自転車に乗り換えることがおすすめです。
 

自転車に乗り換えるデメリット

自転車に乗り換えるデメリットは車と違い、複数人が乗れない点です。家族がいる場合、車がなければ一緒に出掛けることが難しくなるでしょう。また、お子さんがいる家庭では病院や学校、保育園などの送迎が不便になります。さらに、家具家電など大きな買い物もオンラインの購入が必要になります。
 

自転車は税金がかからないけれど防犯登録が必要

自転車は自動車税のように税金はかかりません。しかし、富山県警察「自転車の防犯登録」によると、購入時に防犯登録が必要のようです。防犯登録は法律で義務付けられており、自転車防犯登録所(自転車店・量販店など)で行えます。防犯登録は身分証明書を持参しなければならないので基本は使用者本人が手続きしますが、使用者が未成年者の場合は保護者が手続きを行うことが可能です。
 
購入方法が譲渡や対面でない場合は、自転車と併せて下記の書類を近くの自転車店に持ち込むといいでしょう。

●オンラインやリサイクルショップで購入した自転車:販売証明書や保証書、領収書など
●景品で受け取った自転車:保証書や販売証明書
●知人から譲渡された自転車:前の所有者が持っていた防犯登録カードや譲渡証明できる書類

 

車から自転車の乗り換えはメリット・デメリットを確認して行おう

車から自転車に乗り換えると税金の負担がなくなるため支出を抑えられます。しかし、家族やグループでの移動が難しかったり、利便性が低下したりとデメリットもあります。そのため、自分のライフスタイルに合わせて乗り換えを検討しましょう。
 
なお、車の維持費が気になる場合はレンタカーやリースという選択肢もあります。自分の車を使う頻度に合わせてお得な方法を探してください。
 

出典

東京都主税局 自動車税種別割
東京都豊島区 軽自動車税(種別割)の税額など
富山県警察 自転車の防犯登録
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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