更新日: 2024.03.17 その他税金

子どもが独立したタイミングで車を「7人乗り」から「5人乗り」へ。「税金」はどれくらい安くなりますか?

子どもが独立したタイミングで車を「7人乗り」から「5人乗り」へ。「税金」はどれくらい安くなりますか?
子どもが小さい時はチャイルドシートをつけたりベビーカーを乗せたり、学生になればクラブ活動の送迎をしたり、育児のさまざまなシーンにおいて車は重宝します。
 
しかし、子どもが独立してしまうと、夫婦だけでは大きな車を持て余してしまいがちです。その場合はコンパクトカーや軽自動車などに乗り換えたいと考える方もいるでしょう。
 
今回は子育てが一段落した方向けに、7人乗りの車から5人乗りの車に乗り換えた場合、自動車にかかる税金がどれくらい抑えられるか紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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5人乗り・7人乗りの代表的な車種は?

まず、5人乗りと7人乗りの車の中から、街でもとくによく見かける代表的な車種を紹介します。
 

5人乗りの車種

5人乗りの車には下記のような車種があります。
 

・トヨタ・ヤリス
・トヨタ・プリウス
・トヨタ・アクア
・スズキ・スイフト
・スズキ・ソリオ
・ホンダ・フィット
・日産・ノート

 
近年は、燃費性能と広い室内空間、取り回しのよさなど、メリットが豊富なコンパクトカーの人気が高い傾向にあります。また、ダイナミックな印象のSUVも年代問わずニーズが高いといえるでしょう。
 

7人乗りの車種

7人乗りの車には下記のような車種があります。
 

・トヨタ・アルファード
・トヨタ・ノア
・トヨタ・ヴォクシー
・トヨタ・ヴェルファイア
・ホンダ・フリード
・ホンダ・ステップワゴン
・三菱・デリカ
・日産・セレナ
・日産・エクストレイル

 
ミニバンは家族が増えても乗り続けられる車のため、ファミリー層に高い人気を誇ります。また、ひと口にミニバンといってもリーズナブルなものからラグジュアリーなものまで幅広いラインアップがあるのが特徴です。
 

5人乗りと7人乗りの車の税金を比較してみた

自動車を保有する場合、自動車税と自動車重量税が課されます。自動車税は毎年、自動車重量税は多くが車検のタイミングで納付します。今回はこの2つの税金について、5人乗りはトヨタ・ヤリス、7人乗りはトヨタ・アルファードで比較しましょう。
 

自動車重量税の場合

自動車重量税は自動車の重量に応じて課される税で、車検の際に納付します。新車なら3年後に1度、その後は2年ごとの車検時に支払いが発生し、車種や重量によって税金額が変わります。なお、自動車重量税は国税です。
 
国土交通省「自動車重量税額について」によると、2年ごとの車検時にかかる自動車重量税額は、ヤリスは車両総重量が1.5トン以下、エコカー減税なしの場合で2万4600円、アルファードは車両総重量が2.5トン以下、エコカー減税なしの場合で約4万1000円です。
 
ただし上記の金額は車のグレードによっても異なります。詳しくは購入時に確認することをおすすめします。
 

自動車税の場合

次に、自動車税です。こちらも車種や排気量によって税額が変わります。自動車税は都道府県税です。国土交通省「自動車税」によると、ヤリスは総排気量が1.5リットル以下の場合、3万4500円、アルファードは総排気量が2.5リットル以下の場合、4万5000円です。
 
自動車重量税と同じく、同じ車種の中でグレードによって重量や排気量が違う場合があるため、多少金額は変わります。
 
上記から、重量税も自動車税も車種によってかなり差があることが分かりました。
 

車のサイズが小さくなるときに注意したいポイント

車をコンパクトサイズにしようと考えたとき、いくつか注意したいことがあります。ここでは車のサイズが変わる際に知っておきたいポイントを2つ紹介します。
 

居住空間や使用感に違和感がある

車のサイズが変化すると車内の空間が狭くなり、窮屈に感じることもあります。また、スペースの都によりギアなどの位置が変わることで、運転の際に戸惑う可能性もあるでしょう。
 
居住空間は、同じ中型車でもコンパクトカータイプとセダンタイプなどのコンセプトによって大きな違いがあるため、買い替えを検討される場合は、ある程度の車に目星をつけ、カーショップで必ず試乗することをおすすめします。
 
試乗できない車種の場合でも、車内には実際に座れる場合が多いので、展示車には必ず乗ってみてください。
 

荷室の広さやシートアレンジ

大型車から中型車に乗り換えた場合、圧倒的に荷室の広さは変わります。これまで当たり前のように載せていた量が、中型車になると載せられなくなったり、人が座るスペースを圧迫したりする可能性があります。
 
なお、5人乗りの車でもシートアレンジが自由にできる車種を選択すると比較的スムーズな乗り換えができるでしょう。
 

乗り換えはランニングコストを意識しよう

子どもの独立をきっかけに車の買い替えを検討する場合、車の用途によって上記にあげたような注意点を意識して、自分のライフスタイルや目的に合った車を購入しましょう。また、車にかかる費用に関しては重量や排気量によって課される税金が大きく変わるため、ランニングコストを意識して買い替えを検討しましょう。
 

出典

国土交通省
 自動車重量税について フローチャート・税額表

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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