初めて「ふるさと納税」をしました。シミュレーションはしていますが「上限額」を超えてしまったらどうなるのでしょうか?

配信日: 2025.04.02

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初めて「ふるさと納税」をしました。シミュレーションはしていますが「上限額」を超えてしまったらどうなるのでしょうか?
「しっかりシミュレーションしてからふるさと納税で寄付をしたけれど、上限額を超えてしまったらどうしよう」と不安に思う人もいるでしょう。ふるさと納税の上限額を超えた場合は自己負担額が増えるため、注意が必要です。
 
本記事では、ふるさと納税の上限額について解説します。計算方法や上限額を超えない方法を知りたいと考えている人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ふるさと納税の上限を超えたらどうなる

ふるさと納税とは、自分で選んだ自治体に寄付することで、所得税や住民税から控除を受けられる制度です。地域の活性化に貢献できるとともに、節税の効果があります。
 
ふるさと納税で寄付をする場合は、控除限度上限額内におさめなくてはなりません。上限を超えると自己負担となり、せっかくの節税効果が実感しにくくなるでしょう。
 

ふるさと納税上限額の確認方法

ふるさと納税をする場合は、自身の控除額がいくらになるか確認してみましょう。おおまかな年収だけで見てしまうと、上限を超えてしまう可能性があります。複数の方法で上限額がいくらになるかを確認し、自己負担額が増えないようにしてください。
 
本項では、ふるさと納税上限額の確認方法について解説します。なお、上限額を超えなくても自己負担額2000円は必ず発生する点に注意しましょう。
 

控除額の目安

控除額の目安は、総務省が公開している目安表を確認するとよいでしょう。年収のみならず、家族構成についてもさまざまなケースが表示されているため、簡単に目安がわかります。
 

源泉徴収票

勤務先から受け取る源泉徴収票をもとに、より正確な年収を確認しましょう。細かい年収額を用いてシミュレーションすることで、正しい数値により近い上限額を割り出せます。
 
源泉徴収票を受け取れるのは毎年12月頃であるため、ふるさと納税のサイト等が混みあったり決済が間に合わなくなったりする恐れもあります。早めに利用しましょう。
 

ふるさと納税上限額を超えたら確定申告をしよう

ふるさと納税ではワンストップ特例制度を利用する人も多いでしょう。しかし、ふるさと納税の上限額を超えてしまった場合は、確定申告をすることで自己負担額を少なくできるかもしれません。確定申告のほうが控除される範囲が広く、住民税のみならず所得税からも控除されるからです。
 

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ふるさと納税の上限額を超えないためのポイント

きちんとシミュレーションしていても、ふるさと納税で上限額を超えてしまうことがあります。上限額を超えないようにするためには、以下のポイントに注目しましょう。

●複数のシミュレーターを使う
●今年の年収で計算する
●各種控除を計算に含む
●決済を年内中にすませる

サイトごとに、シミュレーターが算出する上限額が違うケースもあります。より正確な数値に近い数値を算出するには、詳細シミュレーションを利用したり複数のシミュレーターを使ったりしましょう。いくつかの結果をもとに、より正しい上限額を把握できます。
 
シミュレーターを利用する際に、去年の年収で計算してしまうと、正しい上限額は算出できません。また、各種控除を計算に含めるとふるさと納税の上限額が下がってしまうこともあるため、事前に計算しておきましょう。
 
ふるさと納税は、12月31日までに寄付をすることで当年の控除となるものの、ギリギリに寄付をした場合は決済が間に合わずに、翌年扱いになることもあります。翌年分としてカウントされてしまうと、知らないうちに上限額を超えてしまうことになるでしょう。
 

上限額を超えないようにしよう

ふるさと納税の上限額は、年収のみならず家族構成によって変わります。簡単なシミュレーターのみを利用してしまうと、正確な数値が算出されないかもしれません。
 
ふるさと納税をする際は、詳細なシミュレーターを複数利用したり、源泉徴収票を見て正しい年収で計算したりして、より正確な数値を算出してください。もし上限額を超えた場合は、確定申告によって自己負担額をおさえられるかもしれないため、利用してみるとよいでしょう。
 

出典

総務省 よくわかる!ふるさと納税
総務省 ふるさと納税のしくみ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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