軽自動車を買うなら「4月2日」以降がお得!? 理由は「軽自動車税」らしいけど、実際どういう仕組みなの? 課税される基準を解説

配信日: 2025.04.02

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軽自動車を買うなら「4月2日」以降がお得!? 理由は「軽自動車税」らしいけど、実際どういう仕組みなの? 課税される基準を解説
軽自動車は比較的安価に購入でき、買い物やレジャー・通勤などさまざまなシーンで活躍しています。軽自動車の購入を考えている場合、時期やタイミングを見たほうがお得に購入できるかもしれません。
 
その理由の1つには「軽自動車税」が関係しています。
 
本記事では、軽自動車税の仕組みや、軽自動車税にこだわりすぎないほうがいい理由について解説するので、購入を検討している人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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軽自動車税は4月1日を基準として課税される

軽自動車税は、「原動機付自転車」「軽自動車」「小型特殊自動車および2輪の小型自動車」の所有者が対象です。納税義務者は、4月1日現在で、軽自動車を保有している人になります。
 
そのため、4月1日までに軽自動車を購入するとその年度分の軽自動車税がかかりますが、4月2日以降に購入した場合は翌年の4月1日まで軽自動車税は払う必要がありません。少しでも費用を抑えたいと考えているなら4月2日以降の購入がおすすめです。
 
反対に、軽自動車の処分を考えているなら、4月1日までに処分したほうがいいでしょう。
 
仮に4月1日に軽自動車を保有していて4月2日に処分をしても、基準日である4月1日は所有権があるので軽自動車税は課税されます。
 
なお、軽自動車の税額は、乗用なのか貨物なのかや、最初の新規検査をした時期で変わります。図表1に自家用の場合の金額をまとめてみました。
 
図表1

平成27年3月31日までに最初の新規検査 平成27年4月1日以後に最初の新規検査 最初の新規検査から13年を経過
乗用 7200円 1万800円 1万2900円
貨物 4000円 5000円 6000円

津市 軽自動車税とは を基に作成
 
最初の新規検査した年によって税額がかわり、13年経過していると1万2900円と高くなります。
 
納付方法は、住んでいる市町村から納税通知書が送られてくるため、納付期限を確認して決められている期日までに決められている金額を支払いましょう。また、毎年課税されるので、忘れないようにしましょう。
 

軽自動車税だけにこだわらないほうがいい?

これから軽自動車の購入を検討している人は、場合によっては軽自動車税だけにこだわらないほうがいいかもしれません。
 
軽自動車税は最大で1万2900円がかかりますが、平成27年4月1日以降に最初の新規検査がされた軽自動車は1万800円です。そのため、比較的新しく発表された軽自動車や新車の軽自動車税はこれに該当します。
 
ディーラーや中古車店によっては、これからの時期に新生活応援セールを開催したり、交渉次第で値引きしたりするケースは珍しくありません。また、車両価格の値引きがされなくても、オプションを無料にしてもらえる可能性も考えられます。それによって、軽自動車税の1万800円を上回る額の値引きがされる可能性があります。
 
具体的にどのようなセールが開催されているかは、ディーラーや中古車店によって違います。セールの対象車種はさまざまで、新車なのか中古車なのかで状況は変わってきます。いろいろな選択肢は比較しつつ、ディーラーや中古車店に一度相談してみるのがおすすめです。
 

まとめ

軽自動車の購入を検討しているときに4月2日以降がいいとされている理由は、4月1日の軽自動車所有者に軽自動車税が課税されるためです。そのため、軽自動車税の支払いを避けたいと考えている場合、購入時期をずらしたほうがいいといえます。
 
一方、軽自動車税だけにこだわるのではなく、セールや値引きなども視野に入れて考えることも大切なポイントです。
 
ディーラーや中古車店によってセールや値引きの内容は変わるため、一度相談してみましょう。
 

出典

大阪市 軽自動車税
津市 軽自動車税とは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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