自動車税の通知が届き、夫が「今年もこんなに払うの?」と驚いていました。毎年のこととはいえ、車をあまり使わなくても同じようにかかるのは納得しにくいです。自動車税はどう決まっているのでしょうか?
自動車税は、走った距離や使った回数で決まる税金ではありません。基本的には、毎年4月1日時点で車を所有している人に課されます。
つまり、車をたくさん使うかどうかではなく、「車を持っていること」に対してかかる税金です。この記事では、自動車税がどう決まるのか、なぜ車をあまり使わなくてもかかるのか、家計で意識したいポイントを分かりやすく解説します。
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自動車税は車を使った量ではなく所有していることにかかる
自動車税は、車を所有している人に毎年課される地方税です。普通車の場合は都道府県の税金で、軽自動車の場合は市区町村の税金です。2026年4月1日以降は、自動車税種別割は「自動車税」、軽自動車税種別割は「軽自動車税」という名称に変わっています。
ここで大切なのは、税金が「どれだけ車に乗ったか」ではなく、「4月1日時点で車を持っているか」で決まる点です。たとえば、年間で数百キロしか走らない車でも、毎日通勤に使う車でも、同じ種類・同じ条件の車であれば基本の税額は同じです。
納得しにくく感じるかもしれませんが、自動車税には、車を持つことに対する税金という性格があります。また、道路や地域の行政サービスを支える財源としての役割もあります。そのため、車をあまり使っていない家庭でも、登録された車を持っていれば納税通知書が届きます。
「使っていないから払わなくてよい」という仕組みではないため、長期間乗らない車がある場合は、そのまま保有し続けるか、売却や廃車を検討するかを早めに考えることが大切です。
普通車の税額は主に排気量で決まる
普通車の自動車税は、主に排気量によって税額が変わります。排気量とは、エンジンの大きさを示す目安です。一般的には、排気量が大きい車ほど税額も高くなります。たとえば、コンパクトカーよりも大きなセダンやミニバンのほうが、税額が高くなることがあります。
また、初めて新規登録された時期によっても税額が変わる場合があります。令和元年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用乗用車は、それ以前の車より税率が引き下げられています。そのため、同じ排気量に見える車でも、登録時期によって年間の税額が異なることがあります。
さらに、年式が古い車では税額が高くなるケースもあります。一定年数を過ぎたガソリン車やディーゼル車は、環境への負荷を考え、税額が重くなる仕組みがあります。古い車を大切に乗ること自体は悪いことではありませんが、税金、燃費、修理費、車検費用を合わせると、思った以上に維持費がかかる場合があります。
車を買い替えるときは、車両価格だけで判断せず、毎年の自動車税も確認しましょう。排気量が少し違うだけで、長く乗るほど負担の差が積み重なります。
軽自動車は普通車と仕組みが少し違う
軽自動車にも税金はかかりますが、普通車の自動車税とは課税する自治体が異なります。普通車は都道府県に納める税金ですが、軽自動車は市区町村に納める軽自動車税です。
軽自動車は、普通車に比べて税額が抑えられていることが多いため、維持費を重視する家庭では選ばれやすい車です。買い物や通勤、子どもの送迎など、近距離の利用が中心であれば、軽自動車のほうが家計に合う場合もあります。
ただし、軽自動車も4月1日時点の所有者に課税される点は同じです。年度の途中で手放しても、普通車のように月割りで還付されないケースが一般的です。そのため、軽自動車を売却したり廃車にしたりする予定がある場合は、3月中に手続きを終えられるかどうかが大切になります。
「もうほとんど乗っていないけれど、念のため置いている」という軽自動車がある家庭は注意しましょう。乗らなくても、登録が残っていれば翌年度の税金が発生します。保険料や駐車場代も含めると、使っていない車の維持費は家計の負担になりやすいです。
まとめ
自動車税は、車をどれだけ使ったかではなく、毎年4月1日時点で車を所有しているかどうかで課されます。そのため、あまり乗っていない車でも、登録がある限り税金はかかります。普通車では主に排気量や初回登録時期、車の年式などが税額に関係します。軽自動車は市区町村に納める税金で、普通車とは扱いが異なる点にも注意が必要です。
家計への負担を抑えるには、車を買う前に年間の税額を確認することが大切です。車両価格が安くても、排気量が大きかったり年式が古かったりすると、税金や修理費が高くなることがあります。中古車を選ぶ場合も、購入価格だけでなく、毎年かかる維持費まで見て判断しましょう。
また、使う機会が少ない車は、本当に保有し続ける必要があるかを家族で話し合うことも大切です。売却、廃車、カーシェア、レンタカーなどを比べると、今の暮らしに合った選択肢が見つかるかもしれません。
自動車税の通知は負担に感じやすいものですが、車との付き合い方を見直すきっかけにもなります。毎年の税金を理解しておけば、家計に合った車選びがしやすくなるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
