父が「同じような大きさの車でも、自動車税は違うらしい」と話していました。見た目が近くても税額に差があるなら、車選びでも気にしたほうがよいのでしょうか?
しかし、見た目や大きさが近い車でも、自動車税に差が出ることがあります。理由は、自動車税が車の見た目ではなく、主に排気量などをもとに決まるためです。たとえば、同じようなサイズの車でも、排気量が1.5リットル以下か、1.5リットルを超えるかで税額が変わる場合があります。
車は買って終わりではありません。毎年の税金、保険料、車検代、燃料代などを払いながら使い続けます。この記事では、自動車税の差がなぜ生まれるのか、車選びでどこまで気にすべきかをわかりやすく解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
自動車税は車の大きさではなく主に排気量で決まる
自動車税は、毎年4月1日時点で車を所有している人にかかる税金です。普通車の場合、税額は車の種類や用途、総排気量などによって決まります。総排気量とは、エンジンの大きさを示す数字で、一般的には「1.0リットル」「1.5リットル」「2.0リットル」などと表されます。
ここで注意したいのは、車体の大きさと排気量は必ずしも一致しないことです。見た目がコンパクトでも排気量が大きい車もあれば、車体が大きめでも排気量を抑えた車もあります。そのため、父親が話していたように「同じような大きさなのに税額が違う」ということは十分に起こります。
たとえば、1.5リットル以下の車と、1.5リットルを少し超える車では、税額の区分が変わることがあります。わずかな差に見えても、毎年支払う税金に影響します。車を比べるときは、見た目だけでなく、カタログや見積書に書かれている排気量も確認しましょう。
同じような車でも普通車と軽自動車では税金が大きく違う
自動車税を考えるうえで、普通車と軽自動車の違いも重要です。普通車には自動車税がかかり、軽自動車には軽自動車税がかかります。どちらも車を持っている人が毎年払う税金ですが、税金を納める先や金額の考え方が異なります。
軽自動車は、一般的に普通車より税額が低く設定されています。そのため、維持費を抑えたい人にとっては有力な選択肢になります。たとえば、買い物や通勤、近所の移動が中心であれば、軽自動車でも十分という人は多いでしょう。
一方で、軽自動車は車内の広さや走行性能、積める荷物の量などで普通車と差が出る場合があります。高速道路をよく使う人や、家族で長距離移動をする人は、税金の安さだけで選ぶと不便に感じるかもしれません。
つまり、軽自動車は税金面では魅力がありますが、使い方に合うかどうかも大切です。税金が安いからといってすぐに決めるのではなく、乗る人数、走る距離、荷物の量を考えて選びましょう。
古い車や環境性能によって税額が変わることもある
自動車税は、排気量だけで決まるわけではありません。車の年式や環境性能によって、税額が変わることもあります。
たとえば、一定の年数が経った古いガソリン車などは、税額が高くなる場合があります。これは、環境への負担が大きい車に対して税負担を重くする仕組みです。長く同じ車に乗ることは大切ですが、古くなると税金や修理代が増える可能性があります。
反対に、電気自動車など環境性能の高い車は、税金が軽くなる制度の対象になることがあります。ただし、軽減の内容や対象となる車は制度によって変わるため、購入時点で販売店や自治体の情報を確認することが必要です。
中古車を選ぶときも注意しましょう。車体価格が安くても、年式が古くて税金が高くなっていたり、修理費がかかりやすかったりすると、長い目で見て負担が大きくなることがあります。購入価格だけでなく、税金や維持費を含めた総額で考えることが大切です。
まとめ
見た目が近い車でも、自動車税に差が出ることはあります。主な理由は、税額が車の大きさではなく、排気量や車の種類、年式、環境性能などによって決まるためです。
車選びで自動車税を気にすべきかといえば、答えは「気にしたほうがよい」です。ただし、税金だけで車を決めるのはおすすめできません。税額が少し安くても、家族で使いにくい、荷物が積みにくい、走行性能に不満があるという状態では、毎日の満足度が下がってしまいます。
大切なのは、購入費用と維持費を合わせて考えることです。候補の車がいくつかあるなら、車体価格、燃費、自動車税、保険料、車検費用を並べて比べてみましょう。年間では小さな差に見えても、5年、10年と乗ると負担の差は大きくなります。
自動車税は毎年払う身近な費用です。排気量や税額区分を確認しておけば、購入後に「思ったより税金が高かった」と後悔しにくくなります。車を選ぶときは、見た目や価格だけでなく、長く乗るための維持費まで含めて判断しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー