“独身税”が年間「7000円」ほどになるという話をしていたら、友人から「負担額で年収がバレる」と言われました。金額だけで、本当に収入まで分かってしまうのでしょうか?
この記事では、子ども・子育て支援金制度の仕組みや実際に収入をどこまで推測できるのかを分かりやすく解説します。
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独身税の正体は「子ども・子育て支援金制度」! 年収によって拠出額が変わる仕組みとは
インターネットやSNSで話題にのぼる「独身税」という言葉ですが、現在の日本に独身者のみを対象とした税金は存在しません。今回のケースで友人が指摘した「金額で年収がバレる」という話の出どころは、子ども・子育て支援金制度を指していると考えられます。
この制度は、公的医療保険の枠組みを利用して徴収されるものです。対象は独身・既婚を問わず、原則として医療保険に加入しているすべての世代となります。独身税という名称ではありませんが、子育て世帯への給付に充てられるため、子どものいない世帯や独身層からはそのように揶揄されることがあるようです。
支援金の大きな特徴としては、被用者保険に加入している会社員などの場合、年収(標準報酬総額)に応じて金額が決まるという点です。つまり、年収が高い人ほど負担額が大きくなる仕組みであるため、支払っている金額が分かれば、その金額をもとに年収の水準をある程度推測することは可能と考えられます。
拠出額から年収がバレる?
では、具体的にいくら徴収されるのでしょうか。こども家庭庁によると、制度開始直後の2026年度における加入者1人あたりの全制度平均負担額は、月額250円程度とされています。その後、2027年度には350円、2028年度には450円と段階的に引き上げられる計画です。
ただし、これはあくまで全制度における平均月額です。被用者保険(協会けんぽや組合健保など)の場合、年収に応じた試算例は次の通り公表されています(2026年度)。
年収200万円の場合:月額192円
年収400万円の場合:月額384円
年収600万円の場合:月額575円
このように、拠出額は年収水準に応じて変動する仕組みとなっており、収入によって負担額には差が生じます。今回のケースで、友人が「負担額で年収がバレる」と言ったのは、この年収に比例して負担額が増えるという構造を指していると考えられます。
おおまかな年収帯が推測されるリスクはあるが正確な特定は難しい理由
理論上、支援金の額からおおまかな年収帯を推測することは可能と考えられますが、実際には正確な年収までを特定するのは困難です。
支援金額は、実際の給与額そのものではなく、一定の幅で区切られた標準報酬月額に基づいて計算されます。例えば、月収が数万円違っても同じ等級に分類されることがあるため、支援金の額が同じでも、実際の年収には数十万円単位の幅が生じます。
したがって、子ども・子育て支援金の金額を聞いた友人がピンポイントで年収を当てることは不可能でしょう。あくまでだいたいこれくらいの年収帯だろうという、ざっくりとした推測に留まります。
まとめ
子ども・子育て支援金の金額から、年収のおおよその範囲を推測される可能性はあります。ただし、正確な年収まで特定される可能性は低いでしょう。
とはいえ、おおよその年収を知られることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。年収の目安を知られたくない場合には、負担額などを安易に共有しないこともひとつの方法といえます。
出典
こども家庭庁 政策 加速化プランによる子育て支援の拡充と子ども・子育て支援金 子ども・子育て支援金制度のQ&A
こども家庭庁 子ども・子育て支援金に関する試算(医療保険加入者一人当たり平均月額)
こども家庭庁 年収別 被用者保険(協会けんぽ・健保組合・共済組合)-年収別の支援金額の試算(令和8年度)-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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